自家焙煎珈琲 カフェ・ヴェルディ

カフェ・ヴェルディの気まぐれ日記

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キューバとグァテマラ

2024年4月18日 

桜が満開のときは、木屋町通りを南下して髙島屋へ配達に行く折、「いつから木屋町は歩行者天国になったんだ!?」というくらい、歩道から人が溢れていたが、すっかり葉桜になった今日は、ほとんど人が歩いていない状態。(昼間です)

桜が見ごろのときは、皆さん地下へもぐることもないからお客様が少ないのだろうと思っていたが、桜が散ると同時に地上を歩く人の数も減って、ちょっと残念。

みんな地下に降りて、髙島屋でヴェルディのコーヒーをお楽しみただければと思うものの、なかなかうまくは行かないものですねぇ・・・

さて、現在ヴェルディで扱っている豆の中で、「キューバ」と「グァテマラ」がちょっと変わりました。

何が変わったかと言うと・・・

まずはキューバから。

今までキューバは「TL」(ツルキーノラヴァド)というグレードのものを使っていましたが、現在は「CM」(クリスタルマウンテン)になりました。

ヴェルディ開業当初は、クリスタルマウンテンでスタートしたものの、キューバの豆が非常に不安定で、クリスタルマウンテンが商社でも欠品することが多く、またそんな状況のため価格も高騰していて、下手をするとブルーマウンテンに迫る勢いの高値になっていました。

そこで、味としては若干劣るものの、比較的入手しやすく、価格もバカみたいに高くしなくて良い「TL」にしたのですが、いよいよその「TL」すら入手困難になってしまいました。

(⇩キューバのグレードなどについては、通販サイトの説明文をご覧下さい⇩)

以前キューバを扱っていた商社何社かに問い合わせたのですが、少なくとも現状日本にはほとんど在庫がなく、今年度は入荷の目処もたっていないとのこと。

どうしようか困っていたら、「クリスタルマウンテンならあるよ」という声がかかり、無事1年分の豆をキープすることができました。

そんなわけで、クリスタルマウンテンが品薄で入手できるかどうか不安定だったためTLに変えたのに、こんどはTLがなくなってしまってクリスタルマウンテンに戻ったという感じです。

さらに、あまりにも価格が高騰してしまい、買い手が見つからないものが回ってきたので、TLより1割高い程度の価格で購入ができたため、いつもご愛顧いただいているお客様に還元すべく、値段は据え置きでグレードだけ上げるということになりました。

クリアでマイルド。

カリブ海の真珠とも言われる、キューバのクリスタルマウンテン、現在の在庫(1年分はあります)がなくなったら、販売終了か、最低でも今の倍の価格でないと販売できないものです。

ぜひお試しください。

そして、もう一品は「グァテマラ」です。

こちらは、今年の2月に店主が訪問した「カペティージョ農園」のブルボンに替わりました。

アンティグア産の豆の高騰と、品質が価格に見合わなかったため、昨年から西部のウエウエテナンゴを使ってきました。

しかし、ヴェルディでは開業当初からグァテマラと言えばアンティグア産のものを使ってきたこともあり、今回訪問して高いクオリティーを持つカペティージョ農園のブルボンを仕入れることにいたしました。

奇を衒ったものではなく、強いキャラクターを出すものでもない、本当に王道のグァテマラです。

数年前にグァテマラでコーヒーの木の病気が流行り、病害虫に強い品種がシェアを高める中、伝統的なブルボン種をしっかりと維持しているカペティージョ農園のグァテマラ。

こちらもぜひお楽しみくださいませ。

マンゴージャム、はじまりました。

2024年4月17日 

昨晩はまるで春の終わりを告げるような雷雨となりまして、この先のお天気は概ね夏日の予報です。

 

下鴨神社はますます鮮やかに、

 

 

だけども近くには遅咲きの桜がまだ咲いていたりと、賑やかな季節です。

 

桜餅はよくできたお菓子だと、葉桜を見ながら毎年感心します。

 

 

さて!今年もマンゴージャムが登場しました!

 

もうすっかり季節の定番メニューとなり、楽しみにお待ちくださるお客様も多く、大変嬉しく思っております。

私個人的にも大好きな一品で、お砂糖を控えめに作り上げたマンゴージャムの爽やかな甘さとバタートーストのハーモーニーを、ぜひとも皆様にお楽しみいただければと思います。

 

 

ご来店、ご注文、お待ちいたしております。

滋賀へ

2024年4月16日 

今日は、午前中から一人で滋賀県へ。

カフェ タックさんへお邪魔した。

タックさんでは今日、年に一度のエスプレッソデーということで、エスプレッソはもちろん、ラテやカプチーノなどのエスプレッソドリンクも160円で提供すると言うサービスデー。

160円でエスプレッソを飲みたいから行ったわけではなく、そのエスプレッソ用の豆に、今回初めてロブスタを使ってみたとのことだったので、それを味見してみたくて行ってみた。

今日のスペシャルの一つビスコッティも頂いてしまった。

ある意味、ロブスタを少し混ぜるとブレンドの再現性が非常に高くなるのだが、このインド産ロブスタは、非常にまろやかで、ロブ臭もほとんどなく、よく言えばロブスタらしくない、悪く言えばロブスタっぽくないものだった。

小粒ながら、なかなかきれいな豆。

煎りムラもなく、きれいに焼き上げられていた。

今回は、なんと30%もロブを配合しているとのことだった。

通常、ブレンドに使うときは、よほど安価なブレンドでない限り10%程度というのが一般的なのに、30%も配合していて大丈夫かとも思ったが、存外に飲みやすく、むしろボディ感としてはアラビカ100%と言っても良いくらい。

それほどクセのないロブスタだった。

今回は、中深煎りにしたとのことだったが、このインドロブを深煎りにしたらどんな感じか、また深煎りで仕上げるようなことがあったら飲みに行ってみよう。

タックさんは、マダムが元ヴェルディスタッフだったこともあり、お互いにいろいろと情報交換をできる間柄。

これからも、いろんな刺激をしあって、成長して行ければと思う。

固定観念

2024年4月16日 

今日、出勤して通販のご注文リストを見たら、先日の日記でもご紹介していたコーヒー豆ガチャのご注文が2件入っていた。

それも、2件とも20連という一番数量の多いもの。

この「ガチャ」をスタートするにあたり、ECサイトで同様のガチャを販売していて成功しているところを多数参考にしたものの、コーヒー豆のガチャをやっているところが見つからなかったので、お酒やお肉などのサイトを参考にした。

開始当初は、一番リーズナブルな5連が良く出て、10連がたまに出るかな?15や20は、あまり購入されないだろうと思っていたのだが、ここまで入ったご注文は、15連か20連のみ。

ヴェルディの通販を繰り返しご利用くださっている方は、ほとんどがいつもと同じ豆を400~500グラムという少量多頻度購入して下さるお客様が多いし、初めての方にとっては、10連以上は価格的に敷居が高いのではないかと思っていたのに、予想とは逆の展開になっている。

また、ヴェルディの常連さんだったら、何が入っているか分からないというよりは、自分の好きなものをご購入下さるだろうと思っていたので、ちょっと意外だった。

逆を言えば、ここにきて初めてスタートした「ガチャ」の販売。

こういう何が入っているか分からないというのがウリの企画や、大量の豆と言う面に置いての需要もあるのだと言うことが分かった。

何となく、これまでは慣例とか分析しているつもりで、実は固定観念で物事を見ていた可能性もあるなぁ。

と反省。

通販のアイテムはもちろん、リアルの店でも、固定観念で物事を見るのではなく、柔らかい頭でいろいろと試すことも大切だな、と思った。

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