今日は、娘が通うバレエスクール児童課の発表会。
演目は、チャイコフスキーの「眠れる森の美女」全幕上演。
児童課は、基本的に幼稚園~小学生が中心だが、主役および主役級のキャストは主に中学生が受け持ち、実質的に主役級のお役を頂いたら、その後ソロの役は後進に役を譲り、舞台に上がっても援助出演という形になる。
そんな中、こと眠れる森の美女においては、役柄としては主役級でありながら、この役だけは既に主役を演じた後の高校生が担当するというキャスティングがあり、今回うちの娘はそのお役をさせて頂くことになった。
その役柄とは「カラボス」。
ディズニーの眠れる森の美女だと「マレフィセント」と呼ばれている嫌われ者の悪訳である。
まぁ、初めて主役を演じるのが嫌われ者というのは可哀そうなわけで、すでにお姫様を演じた後の高校生高学年に役が回ってくるというものである。
なので、うちの娘が児童課の発表会に出演するのは、実質的にこれが最後だと思われるので、彼女の最後の全幕上演舞台を見に行くことにした。
長女がバレエを始めた時からさかのぼると、もう我が家がこのバレエスクールとかかわりを持って24年。
その間、子供の発表会のみならず、パリオペラ座のエトワールを招いた団公演やら何やら、けっこうバレエを見る機会があった。
うちの娘たちが通っていた(通っている)スクールでは、毎年春と秋に発表会があり、春には児童課がチャイコフスキーの3大バレエ(眠れる森の美女、白鳥の湖、くるみ割り人形)をローテーションで全幕上演、秋は一人一人が踊りたいヴァリエーション(高校生になると、グランパドドゥも)を踊る。
そんなわけで、春の全幕発表会を今までに20回以上見てきたのだが、このところ本当にうちの娘たちは、このバレエスクールに通えてよかったと感じている。
それは、しっかりと全幕上演をそれも繰り返しながら色々な役柄を演じ、最後には主役級の大役をもらえるという経験ができるという点である。
そして、これってコーヒーでも同じだな、と思ったり・・・
と、ここまで書いて、けっこう長くなってきたので、それがどうしてか、ということは明日に書こうかと思う。
とりあえず、恐らく春の発表会に娘が出演するのは、今夜が最後だったと思う。
娘よ、長い間、お疲れさまでした。