自家焙煎珈琲 カフェ・ヴェルディ

カフェ・ヴェルディの気まぐれ日記

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近付いてきてしまった・・・

2025年10月15日 

Happy birthday to me ということで、もう58になってしまった。

私の父が亡くなったのは、ちちが59歳のときだった。

そう思うと、もしあと1年しか命がないとしたら、同残りの人生を過ごそうか、なんてことも考えたりして・・・

まぁ、人間いつ死ぬか分からないので、何とも言えないが、所謂還暦まであと2年。

同級生だった友人の中には、役職定年になったので、もうリタイアして悠々自適の生活を送っている、なんて人もいたり。

10年くらい前までは、「この先何をしよう」と言う考えが大きかったが、最近「どんな終わり方をしよう」と考えることも多くなってきた。

そんなわけで、今日はかつ丼チェーンと、生命保険の営業所方から祝ってもらった。

アプリのプッシュ通知を押したら、こんなのが表示された。

さすがに今日は行かないけど、そのうちかつ丼食べに行きます。

そして、保険会社の営業の方は、花をもってお越しくださった。

もちろん、一緒にオススメの保険プランと、その仕様を書いたペーパーも。

60からでも入れて、老後の安心につながるらしいが、四半世紀前だと「お子様の学資に」みたいな営業が多かったのに、20年ほど経つと、こんなもんだよな。

と言うわけで、身体的に今と同じような働き方を続けるのも難しくなりそうだし、恐らく私が直接焙煎を教える相手は、現在下鴨店で頑張っている鈴木になるだろうと思いつつ、彼女がしっかり育って、ヴェルディを巣立っていくときが、もしかしたら私も現場から離れるタイミングかな?

と、思いつつ、そろそろいろんな面で終活をしなくてはならないと思う58歳の誕生日だった、

気分

2025年10月14日 

おかげさまで、この連休は多くのお客様にお越し頂き、慌ただしく過ぎて行った3日間だった。

そんなこともあり、この3日間は全くデスクワークができなかったので、今日はお昼前から下鴨へ行ってパソコンに向かった。

で、お昼は久し振りにご近所の「九州ラーメン 博多っ子」さんへ。

以前、若大将とお話ししていたときに、博多っ子さんの代名詞とも言える「とろうま」ラーメンをさらに進化させた「とろーりとろうま」というのがあるけど、だいたいは早い時間に売り切れてしまう、と伺っていたのだが、私がカウンターに座ったら「今日はとろーりとろうま、ありますよ」と言われたので、それを注文。

いつも、とろうまを注文するときは、細麺で頂くのだが、若大将曰く細麺だとスープがからみすぎるので、普通面を推奨とのことだったので、今回は普通面で。

本当に濃厚で、たしかに細麺だとからみすぎそう。

トンコツ好きの人にはたまらないラーメンだと思うのだが、今の私の気分・体調からすると、ちょっと濃厚すぎて重かった。

朝、昼、夜、多くの人は一日三食とると思う中、まぁ、朝はあまり選択肢がないとして、昼と夜に何を食べるか自由に決められる場合、多くの人はそのときの気分や体調で何を食べるかを考えるのではないかと思う。

博多っ子さん、トンコツラーメンの中では好きなお店なのだが、食べ終えてから、今日は蕎麦な気分だったな、と思ったりして・・・

その後店に戻って7時過ぎまでパソコンに向かい、なんとか今日やりたかった作業を終えて帰宅。

食事も気分や体調で何をとるか選ぶものだが、聴く音楽も、やはりそのときの気分や体調と言うか、コンディションで選んだりする。

サン・サーンス ピアノ協奏曲全集

Pf パスカル・ロジェ 指揮 シャルル・デュトワ フィルハーモニア管弦楽団

最近、なんとなく気分はサン・サーンスのコンチェルト。

サン・サーンスは、交響曲も5つ作っているが、ちょくちょく演奏されるのも、録音されているのも3番ばかり。

一応、他の交響曲も全て持っていので聴いているが、正直な感想としてサン・サーンスはメロディーを作るのも、様々な楽器で和音を構築していくのも上手い人だと思うのだが、交響曲については人気の3番以外は、あまり面白くない。

ただ、第3楽章でオルガンを取り入れた第3番は、派手なメロディーとオルガンの圧倒的な存在感で、他を抜きんでていることは確か。

一方、協奏曲は、ピアノ、ヴァイオリンともなかなか面白くて、特にピアノコンチェルトは構成的に「どうなの?」と思うところもなきにしもあらずだが、今の私の気分だと、すごくフィジカル的にマッチしている気がする。

思うに、サン・サーンスって、何か主役の楽器が一つあった方が面白い曲を作るのではないかと・・・

ベートーヴェンやチャイコ、ラフマニノフ、シューマンたちのピアノコンチェルトだと、5~6枚持っていても普通だと思うが、サン・サーンスとなると、そもそも選択肢も少ないので、私が持っているのは、このロジェ盤とタッキーノ盤でともに全集で揃えているのみ。

タッキーノの演奏も良いのだが、気分的には軽快で明るいロジェとデュトワのコンビ。

疲れた体と気分のとき、サン・サーンスのピアノコンチェルトは、けっこう効くかもしれませんよ。

ほうじ茶ラテ

2025年10月11日 

外を歩くと空気にふと混じる、金木犀の香り。

少しずつ秋の深まりを感じます。

今日はそんな秋の肌寒い季節にぴったりな珈琲ドリンクをご紹介いたします。

只今、ヴェルディ高島屋S.C店で販売中のエスプレッソドリンク、”ほうじ茶ラテ“です。

香ばしく焙じた茶葉の香りと、やさしいミルクのコク。ほっとする香ばしさが、心まであたためます。(京都宇治のオーガニックほうじ茶を使用。)

仕事終わり、頑張った自分へのごほうびにいかがでしょうか?

ほうじ茶好きさん、いかがでしょうか?

こちらは10月末頃までの期間限定ドリンクです。

まだ間に合います!

街中にお越しの際は、是非お試しくださいませ♪

今日から三連休!!皆さまどうぞ有意義な時間をお過ごしくださいませ。

基準

2025年10月9日 

本日の日記、マロンケーキについて書いた後は、たらたらと私の第九レビューがあって、本題は最後の数行になっています。

よろしければ、一番下までスクロールして頂ければと思います。

だらだらレビューも読んでみたいという奇特な方は、最初から最後までどうぞ。

秋限定で販売中のマロンケーキ。

有難いことに、北白川焙煎所から届いたら、ほとんど1~2日で売り切れてしまい、次の製造まで品切れ状態が続くため、一部では「幻のスイーツ」とも言われているが、今日の夕方無事下鴨にも入ってきたので、少なくとも明日は下鴨店でもお求めいただけるはずです。

なるべく切らさないよう、製造依頼をしているものの、「今あるの全部」という買い方をされるお客様が少なくないため、一瞬にして品切れになることもあるので、品切れの際はどうぞご容赦くださいませ。

さて、先日お客様にお貸ししていたギーゼキング(Pf)メンゲルベルク指揮のラフマニノフPコン2番と3番を返そうと思って持ってきたつもりが、別のCDをもってきてしまいました。

と、その方が手に持っていらっしゃったのが、クレンペラー/フィルハーモニアのベートーヴェン第九。

第九のCDは、全てのクレジットを覚えていないくらい持っているものの、クレンペラーは聴いたことがなかった上、セッション録音をする前日のライヴの録音とのことで、ついお借りしてしまい、閉店後に仕事をしながら聴いてみた。

が、仕事をしながら聞き流そうと思ったのに、結局は聴き終えるまで仕事が手につかなかったので、昨日の日記はお休みになってしまった。

で、このクレンペラーの演奏、ともかく淡々と進んでいく。

第一楽章から、ティンパニーがやたらうるさいのだが、第2楽章以外はハイスピードで本当に淡々と演奏されていて、ある意味清々しさすら感じる。

ただ、第二楽章だけが私が持っているCDの中でも一番遅い演奏。

一方で、アダージオがすごく速い。

さすがクレンペラー。

ソリストは、クリスタ・ルードウィヒ、クメント、ホッターと当時の一流どころが揃っていて、それは聴きごたえがあるのだが、第四楽章もけっこうなスピードで飛ばしている。

第九って、けっこうたくさんCDを持ってはいるものの、12月にでもならないと、めったに聴くことがないので、クレンペラーの演奏を聴き終えたら「第九ってこんなにクールな演奏だっけ?」と思って、別のCDに手を出してしまった。

ベームやバーンスタインなどもあるが、やはりコレでしょ。

ってことで、フルトヴェングラー / バイロイト祝祭。

第一楽章の緊張感。

ハイテンポで踊るように進む第二楽章。

じっくりと聴かせる第三楽章。やはりアダージオが天上の美しさでないと、フィナーレを迎えられない。

そして、第四楽章。

今更ながら「vor Go~~~~~tt」の圧倒的フェルマーター。

そして、その後の沈黙・・・

ラストは、オケもついてきていないハイスピードで、うねりを伴いながら vor Gott!(神の実前に)

これが、本当に最高の演奏かどうかは分からないが、唯一無二であることは確か。

そして、おびただしい録音がある中、1951年のライヴレコーディングから2025年の今に至るまで、いったい何回、何十回リマスターされたことか!?

恐らく第九の録音の中で、最も多くの人が耳にした演奏ではないかと思う。

私はこのフルヴェン / バイロイトだけで数枚持っていて、LPに至っては「疑似ステレオ」という変なリマスタリングされたもの。

思うに、フルヴェン / バイロイトを第九の基準にしている人も少なくないだろうし、つい聴き比べるとき、これを引っ張り出してしまう私も、そんな一人なのかもしれない。

そうしてみると、他の演奏を聴いたとき「フルヴェンと比べて・・・」ということになってしまう。

フルヴェンよりアダージオはいいけど、フィナーレはやはり違うな。

とか、フルヴェンよりアレグロのテンポが遅い、とか・・・

第九に限らず、カザルスの弾く、バッハの無伴奏チェロソナタのように、圧倒的な一枚があると、他の演奏は全てその演奏と比べられてしまう。

で、ここからが本題。

コーヒーも、基準の味というのを持っている人が少なくないように思う。

クレンペラーとフルトヴェングラーを聴き比べてみて感じたことは、いろんな人が、我流でコーヒーを提供する昨今、どこかのコーヒーを飲んで「あれ?」と思ったら、ついヴェルディへ来て「コーヒーの味はこれだな」と思って頂けるようなコーヒーを提供したい。

ヴェルディは時代を超えて、多くのお客様にとって、「基本の味」になることを最終目標に頑張りたいなぁ・・・・

目指せ、コーヒー業界のフルトヴェングラー!

ってことで、久しぶりに第九をみっちりしっかり聴いたのであった。

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