自家焙煎珈琲 カフェ・ヴェルディ

カフェ・ヴェルディの気まぐれ日記

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久し振りにレイトショー

2016年2月8日 

なんだか、このところバタバタしていて、定休日も必ず打ち合わせを入れていたのだが、今日は久しぶりに、時間に縛られない一日だった。

で、私にとっては土日も仕事なのだが、その土日に送ったメールの返信は、月曜日に入ってくる。

そんなわけで、午前中は仕事関係のメールをかえしたり、洗濯をしたり。

 

カミさんは、午後から店で事務作業をすると言っていたので、仕事に行く前に一緒にサッとランチをとることにした。

昨夜久しぶりにシャムさんへ行ったら、やはり美味しかったので、連続シャムでもいいかと思ったが、時間節約のため、店からも近いイーサンへ。

ランチセットを2種類オーダーしてみた。

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カオ カー ムー=豚肉と卵の甘露煮ご飯添え、と、ケンオン=牛肉とホルモンのスパイシーカレースープ。

シャムさんが、日本的洗練の極みのタイカレーだとすれば、イーサンは、「多これが本場の庶民派食堂の味なんだろうな」という感じ。

味も満足、コスパもよくて、近くにあってくれて有難う!って感じのお店ですねぇ。

で、帰宅したら、またメールがいくつか来ていたので、返事を書いたり、今後の打ち合わせの予定を調整したり。

今週も、何かと慌ただしくなりそうな気配である。

そんな一日の中、せっかくの定休日なので、ちょっと休みらしいこともしたいと思って、久しぶりにレイトショーなど見に行ってしまった。

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今まで、ありそうでなかったのだが、初めてスクリーン借り切りで見てしまった。

ある意味、贅沢なひと時であった。

店名:タイレストラン イーサン(E~SAN)
住所:京都市上京区今出川通烏丸西入る今出川町325
電話:075-441-6199
営業:11:00~14:00 17:00~22:00 無休
Web :http://www.esan.jp

無炭水化物デー

2016年2月7日 

今朝、出勤しようと思って、自宅から車で出てみたら、パッと目に入ったのが、このポスター。

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そうだ、今日は、京都市長選挙の日だった!

と、言うことを思い出し、もう一度自宅へ戻って、選挙管理委員会から届いていたハガキをもって、近所の小学校へ。

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市民の権利行使と義務は果たした。

で、今日は選挙サンデーと言うこともあり、投票所へ行った帰りに珈琲を飲みに来て下さるお客様が多いのではないかと期待していたら、ここのところ寒くて少し低調だった日曜のモーニングが、今日は比較的賑わって、良い感じであった。

が、お昼前後はスカーっとした感じ・・・

なかなかうまくいかないものである。

さて、実は昨日、店長の土田イチオシのラーメン店へ行ってみた。

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彼女が、「もう、是非行って下さい」と言うものだから、お昼に行ってみたのだが、味の方は、まぁ、「おいしい」から「い」を一つ抜いたような感じだった。

実は、彼女も行ったことがなかったそうなのだが、ちょっと気になっていたので、私に毒見をさせたらしい。

そうなると、不用意にカロリーを摂取したのが悔やまれてくる。

店に戻って、店長に「お金はいいから、摂取したカロリー返してくれ」と言ったが、「それは一番難しい」と一言で片付けられてしまった。

今朝、体重計に乗ってみたら、昨日より400グラム増えている・・・

なので、今日は炭水化物を摂取せずに一日過ごすことにしてみた。

朝はヨーグルト、昼はサラダ。

しかし、夜はなんとなくお腹より気分を満たしたい。

そんなときは、やはりコレ!

インドカリーは、体重が54キロを切るまでお預けということにしたので、インドじゃなくてタイなのだ。

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季節限定の牡蠣入りグリーンカレー、もちろんライスは無し、と、豚肉和えサラダ

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牡蠣入りのカレーは、レッド、グリーン、イスラム(要はマッサマン)から選べるのだが、今回はグリーンで。

カレーの味そのものは、もう品質保証付きの病み付き味だが、ここに牡蠣の出汁が入って、大粒の牡蠣がゴロンと入ると、これは他のカレーでも試したくなる。

こんどは、レッドで食べに来よう。

店名:タイカレーレストラン シャム
住所:京都市中京区西ノ京西鹿垣町6 林ビル1F
円町交差点と千本丸太町の間の北側(円町寄り)
電話:075-822-1119
営業:11:30~14:00(LO) 18:00~21:30(LO)

Web :http://www.siam-thaicurry.com

日帰り東京

2016年2月5日 

実は昨日、日帰りで東京へ出張してきた。

今日、一つ重要な打ち合わせが入っていたのだが、そのときの検討事項として、どうしても昨日中にお目にかかっておきたい方がいらっしゃったので、ご無理を言って会って頂いたような感じ。

 

お相手の方から、「ホテルでランチをしながら話しましょう」と言って頂いたので、お言葉に甘え、池袋のメトロポリタンにある中華『桂林』で、ビジネスランチ。

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前菜とご飯・スープ、デザートに、数種類あるメインの中から2種類をチョイスするランチタイムのサービスメニュー。

前菜代わりの天心は、エビ蒸し餃子と、小皿。メインの一皿目は、帆立貝柱のXO醤炒め。

プリプリのエビ蒸し餃子は、とても食べやすい味付け。

XO醤は干し貝柱の風味とコクが豊かで、ホタテの火通しも良く、食感が素晴らしい。

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メイン二皿目は、タマゴとトマトの炒りつけ。デザートは杏仁豆腐。

どちらも王道の味付けで、美味しい料理に舌も滑らかになり、良いお話を頂けた。

初めてお目にかかる方だったのに、なぜか共通の知人が多くてびっくり。

よく「京都は狭い」と言うが、日本はこんなに狭かったのか?と、驚かさせられた。

ランチのあとは、お茶をしに自由学園明日館へ。

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ここへ来るのは、恐らく20数年ぶり。日本に残る貴重なライト建築。

今回の東京出張の成果は、またそのうち、機が熟したら、皆様にもご報告・ご案内したいと思います。

期待してお待ちください。

池袋を後に、次に向かったのは後楽園!

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遊園地でジェットコースター♪!

ではなくて、東京ドームで開催されている「テーブルウエアフェスティバル」へ。

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近々販売開始予定の、Verdi オリジナル商品を作って頂くことになった会社のブースが協賛出店されているので、そちらを見に行きがてら、食器を見て歩いた。

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ものすごい出店数で、全部見るのは無理!

だったが、ちゃっかり自宅用のカトラリーを購入してきた。

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ペッパーいたよ~

後楽園を後にしたら、もうけっこうな時間だったので、八重洲地下街で、サッと食事をとって京都へ戻ることにした。

だが、私は現在スーパーダイエット中。

一日に炭水化物は一食しか摂らないことにしているのだが、昼にご飯を食べてしまったので、夜はヘルシーに、おかずだけ食べられるお店へ。

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大根サラダとサーロインステーキ300グラム。

いきなりステーキ、京都には来ないのかなぁ・・・

そんなわけで、昨日はちょっとカロリー摂取過多だったので、今日は頑張って引き締めてみた。

あぁ、あと6キロ!頑張らねば。

幕が上がるとき

2016年2月4日 

毎日多くのお客様と接していても、ほとんどの場合は、ご注文を受け、商品を提供し、お会計をするときなどに、必要な会話をするだけ。

常連のお客様の中には、カウンター越しの会話を通して、どこにお住まいで、何をされていて、どんなことがお好きで、どういった店へよく出入りされている、なんてことまで伺っている方もいらっしゃるが、まぁ、そういう方々は、全体の中で見ると、極少数派と言っても過言ではない。

 

そんな親しく話しかけて下さる常連のお客様以外は、見た目で分かること、つまり、男性か女性か、おいくつくらいの方か、程度しか分からないのが普通。

中には、珈琲のことをいろいろと聞いて下さるお客様もいらっしゃるので、そういうときは、なるべくその方のご希望に沿う珈琲をお勧めできるよう、いろいろとお伺いし、おこたえしていく。

 

そうして20数種類の中から選ばれた一杯が、お口にあったかどうか、お帰りの際などに伺ってみて、「美味しかった」と言って頂けることが、私たちの大きな喜びではある。

しかし、やはりお客様と店員という関係上、目の前にいらっしゃても、薄いレースのような幕がスタッフとお客様の間に下りているような感じで接しているのが実情と言えよう。

 

さて、もう数年前から、週に1~2回モーニングでご来店下さるお客様に、先日いつも通り珈琲をお出ししたときのこと、私にとっては、ここしばらくで最も衝撃的な経験をした。

そのお客様は、ジムに通っていそうな、マッチョなタイプの男性と、ちょっと話しかけにくそうなクール&ビューティーな雰囲気の女性。

いつも、男性はアイスコーヒーとジャムトーストをお召し上がりで、女性はホットのカフェ・オ・レと、バタートーストをご注文下さる。

これまで何年間か、週に1~2度はお顔を見るものの、店の営業上必要な会話以上のやりとりをすることなく過ごしていたが、失礼ながら「駐車場もあるし、いつも何かのついでにお立ち寄りになっているのだろう」程度の認識で接していた部分は否めない。

 

その日は珍しく、男性のお客様がアイスコーヒーではなく、ソフトブレンドをご注文。

「今日は、寒いから、さすがにアイスじゃなかったんだな」程度にしか思っていなかった。

すると、「おかわりに、もう一杯下さい、これと同じもの、ヴェルディブレンドだっけ?」とおっしゃったので「こちらは、ソフトブレンドで、ヴェルディブレンドとは違いますが、こんどはヴェルディブンレンドになさいますか?」と訊いたら「じゃぁ、ヴェルディブレンドを」というお返事。

すぐさまお淹れして、出した珈琲を一口飲まれた次の瞬間、目じりが下がって「おいしいなぁ」と、本当に気持ちのこもった声でおっしゃった。

 

さらに、続けて、隣にいらっしゃった、お連れの女性にも「これ、ほんま美味しいで、飲んでみる」と。

すると、今までご注文等以外の会話をしたことのなかった女性のお客様が「カフェ・オ・レって、こんな花柄のカップもあったんですね」と。

私が「カフェ・オ・レのカップは、全部で5種類あるのですが、花柄は、欠けたり割れたりで、1客しか残っていなかったので、お客様にお出ししたことがなかったのかもしれません」と言ったら、「実は、毎回、どの色のカップで来るかで、その日の運勢を占っているんですよ。今日は黄色だったから、○○なことがあるんじゃないか、とか・・・」と、満面の笑顔で語りかけて下さった。

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何となく、今まで私とそのお客様の間に下りていた、レースのカーテンが、サーッと音を立てて上って行ったような気がして、クール&ビューティーという印象だったその女性のお客様が、すごく可愛らしく(失礼)輝いて見えてきた。

同時に、こちらのお客様は、実は Verdi の珈琲の味を認めて下さっていたのだと、なんだか今まで失礼なことをしていたように思えてしまった。

 

目の前にいらっしゃるお客様は、よほど会話をしない限り、見た目以上の情報は得られない。

しかし、見た目の情報とは、いかに危うく、実は何も見えていないかもしれない。と、言うことを教えられたような気がする。

今までも、どんなお客様に対しても、決して手抜きなどした覚えはないが、しかし、やはり全てのお客様に、全力で接しないといけない。

しっかりと珈琲をお淹れした結果、実は、私たちの拙い言葉や説明以上に、Verdi の珈琲は、お客様に対して雄弁にその味を説明しているのだ、と、分かるひとときであった。

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