自家焙煎珈琲 カフェ・ヴェルディ

カフェ・ヴェルディの気まぐれ日記

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verdi マスターの投稿

秋風吹くまでに

2021年7月29日 

朝日がまぶしい今日この頃

朝の天気予報によると、今日は降水確率50%だったが、昼頃に少し雲行きが怪しくなったものの、怪しいだけで終わってしまった。

梅雨時は、雨が続くとお客様の足が鈍って困ると思っていたが、こう晴れて暑い日が続くと、ちょっと雨でも降ってほしくなる。

人間わがままなものである。

さて、暑いとなかなかスイーツも売れず、アイスコーヒーのご注文ばかりになってしまうが、売れないとぼやいていても仕方ない。

涼しくなったときに、お客様に美味しいお菓子を提供できるよう、このところ連日焼菓子の試作を繰り返している。

アフガニスタン産の生アーモンドを使った小さめサイズのタルト。

二人で食べたらちょうどいいくらいのサイズだが、一人でもぺろっと行けそう。

パウンドケーキ(バナナケーキ)は、パティシエールの松尾が試作を繰り返して完成させた配合に、私も何回か比率を変えてスパイスを投入。

ふわっと香り、ほんのり爽やかな他にはないバナナケーキができた。

今日は、生地重量を最終判断。

こちらはもうほぼ完成。

そして、ブランデーケーキとコーヒー味のパウンドケーキ。

サブレも2種類。

サブレは、ドリップバッグとのセットで気軽な手土産にもご利用頂けるようにできればと思う。

ただ、コーヒー屋なのでコーヒー味のスイーツと思ってしまいがちだが、どちらかと言うと「コーヒーと一緒に食べたくなる」スイーツを作りたいと思っている。

秋風が吹いて涼しくなり、いよいよ需要期という頃には、コーヒーと一緒にお楽しみ頂けるスイーツが数種類揃う予定。

順次販売開始するので、よろしくお願いいたします。

酸味は嫌

2021年7月27日 

今日は一日曇り空

このところ、アイスコーヒーの比率が高いものの、ここ数日の中では比較的ホットをご注文になるお客様が多かった。

とは言え蒸し暑い一日だった。

さて、コーヒー豆をお求めにご来店下さるお客様の中でも、ヴェルディは初めてという方から「おすすめは?」と訊かれたとき、まずはお客様の好みを伺うのだが、そんなときに一番多く言われるのは「酸味は嫌」という一言。

そう言われたら「私たちは酸味と酸っぱみは区別しているので、恐らくお客様の仰る酸味と弊店の酸味は違うものだと思いますよ」と言うのだが、なかなかご理解頂けない。

なので、店頭で説明できない東急ハンズでの1か月限定のポップアップストアでは、パッケージでそのあたりを説明している。つもりだったりする。

恐らく「酸味は嫌」とおっしゃるお客様の多くは、最近流行りの芯まで火が通っていない未熟な焙煎のコーヒーを指しておられると思う。

「流行り」と書いたが、ネットを見ていると、そんな極々浅煎りで焙煎しているお店のコーヒーを高く評価しているレビューをよく目にするから、ある意味流行っているのだとは思うが、こうしてお客様から「酸味は嫌」と言われたら、本当にみんなはそういうコーヒーを美味しいと思って飲んでいるのだろうか?と若干疑問に感じてしまう。

が、まぁ、嗜好品の世界は人それぞれ。

ヴェルディの味が良いと思って下さる方もいらっしゃれば、強烈な酸味と言うか酸っぱいコーヒーが好きという方がいらっしゃっても不思議ではない。

でも、やはりそんな酸っぱいコーヒーは嫌だと言う方も多いのだから、酸味と酸っぱみを別物と捉えているヴェルディの存在意義もあるのだろう。

そんな今日は、芸大店でゲイシャの豆をお求めくださるお客様が多かった。

曰く「この酸味がフルーティーで美味しい」と。

個人的には、酸っぱくない酸味は美味しいと思うのだが、そのあたりを理解して下さるお客様はまだ多くないのが現実。

お客様に、そのあたりをしっかりと理解して頂けるように営業するのは私たちの責務だと思う今日この頃。

そんなわけで、東急ハンズ京都店では「すっぱくない酸味のコーヒー」を販売中です。

週に2回、私が商品の入れ替えに行っているので、けっこう新鮮なものが購入できます。

よろしければ、お運びくださいませ。

知らなくてもいい珈琲の話-その25【相場高騰2021】

2021年7月27日 

本来なら、コーヒーの品種の中からハイブリッド品種について書く予定でしたが、日本ではオリンピック連休が始まった7月22日(木)のNYコーヒー相場が高騰、もともと高値で推移していたのに、この週の3日間で21%も相場が跳ね上がりました。

さらにこの表での高値を記録した23日の翌日金曜日には一時209.5¢/lbをつけ、最終的には利益確保の売り傾向が出て終値は189¢となりました。

※ コーヒーの商品取引:アラビカはニューヨーク商品取引所で扱われ、ポンド単位で取引されます。

一方ロブスタはロンドンの商品取引所で扱われ、キロ単位で取引されます。

ヴェルディが仕入れているコーヒーは、もともと相場とは関係のないオークションであったり、商社と農園の直接取引で仕入れるものなので、NY相場の影響はあまり受けないのですが、さすがに10年に一度とも言われる今回の相場高騰では全く影響を受けないと言うことはなさそうなので、今年のコーヒー相場がどうしてこのようなことになっているかを書きたいと思います。

そもそも高値で推移していた

NYコーヒー相場(アラビカ)は、2016年11月の179.55¢を最高値にその後は落ち着いて平均110¢前後で推移していました。

しかし、コロナの世界的流行以降、徐々に値を上げて特にこの春以降は140¢を超える高値で推移(ここ数日は160~170¢/lb・最高値は200¢超えで推移)、その大きな理由は世界的コンテナ不足とコロンビアの労働者ストに起因していると考えられます。

そのコンテナ不足とはどのようなものでしょうか。

2021年年初から、欧米諸国ではコロナの影響で輸出入および消費の鈍化が進みました。

結果、欧米から輸出に使うコンテナが船積みされず港に残る状態が続きます。

コンテナは、基本的に輸出時に荷物を搭載して出港、輸入元の港で荷物を下した後、空いたコンテナに次の荷物を詰め込んで船積みというサイクルになっています。

従って、どこかの港でコンテナが停滞すると、本来行くべきだった先の港ではコンテナが不足してきます。

そのような理由から、中国やアジアの国々ではコンテナが不足、それが巡り巡ってコーヒーの輸出港においてもコンテナ不足が及んできました。

そうなると、コーヒー豆は麻袋に入った状態で、港の倉庫に山積みとなるため、モノはあっても消費国に届かないため、消費国の倉庫では在庫不足が発生します。

ただ、コロナの影響で需要が減少傾向にあったため、相場は上下を繰り返しながらも一定ラインに留まっていました。

しかし、ワクチンの接種が進んだ国では、飲食店や商業施設の再開に伴い、需要が増加し、この春からは需要に対する供給量が少ないことが相場を押し上げる大きな要因となりました。

そこに来て霜害

コンテナ不足に加え世界最大の産地であるブラジルの中でも最大生産量を誇る地域「Minas Gerais」では、今年は降雨量が少なく本来土壌の水分含有量60%程度が望ましいところ、20%に落ち込んでおり、収穫量に影響が出ていました。

それに加え、南ミナスを中心にこの冬(ブラジルは季節が日本の逆)最大の寒波、と言うよりここ四半世紀で最大の寒波が襲いました。

20日の最低気温は4~5℃で霜が降り、樹齢4年以下の木を中心に霜害で木が枯れたという情報が入っています。

今年は、6月末と7月1日にもパラナ地区で霜が報告されており、その実害は10万袋程度だったと言われていますが、今回はスーデミナス地区で60万袋、モジアナ地区で130万袋、セラード地区で80~90万袋の被害と言う情報もあります。

ただ、商社も自社契約農園の被害は分かっても、全体像をまだつかめていないため、日を追うごとに実像が見えてくるものと思われます。

茶色くなっているのは、霜で枯れたコーヒーの木。

今年の収穫は、終盤に近付いていたたものの、来期の減収は100~300万袋との予想も出ており、枯れた木の植え替えが進み、収穫が開始される4年後までは20万袋程度の減産となるという見方もあるため、今後より一層の高値がつくこともあり得ます。

すでに、大手コーヒーロースターは卸価格の上方修正を各業者へ告知し始めていることから、今後スーパーなどで売られているコーヒーの価格も上昇傾向に転じると予想されます。

一方で、相場とは別のところで価格が決められているスペシャルティコーヒーにおいても、世界的な需給バランスの中には含まれていることから、コーヒー全体が品薄になれば、当然価格は上昇していきます。

すでに、取引商社からは、20/21クロップ(当年物の新豆)は価格が上がるとの連絡が入ってきています。

それを受け、私も現在豆の確保に奔走しており、今日もパプア・ニューギニアのスペシャルティ豆30袋を現行価格で抑えたところです。

明日以降も、売価を大幅に上げなくて済むよう、主力商品の生豆をしっかりと抑えて、お客様にご迷惑がかからないよう努力してまいります。

でも、正直このところのコーヒー豆価格変動を見ていると、本当にお腹痛くなってしまいますねぇ・・・

今日はパス

2021年7月25日 

今日も朝からセミの大合唱。

今朝はわりと雲が多かった。

さて、朝歩いているときはそんなに感じなかったのだが、プリンを作り終えたあたりから、なんだかお腹が痛くなってきて、少し腹筋を使うとググっとくる感じ。

座っているか寝転んでいたら大丈夫なものの、動くとちょっと辛かったので、ランチタイムが終わって、スタッフの休憩回しを終えたところで少し早めに上がらせてもらった。

そんなわけで、今日はちょっと養生することにして今夜の日記はお休み。

「知らなくていい珈琲の話」は、明日余裕があったら書きます。

暑い日が続きますが、皆さん体調には気をつけましょう。

アフガニスタンの生アーモンド

2021年7月23日 

朝の鴨川、セミの鳴き声であふれていた。

そういえば、この前の土曜日、芸大店長の山下が「セミの鳴き声は携帯電はだと聞こえない」と書いていたのを思い出し、山下に「鴨川沿いはすごいセミの鳴き声だから、こんど電話してあげようか?」と訊いたら「ぜひ」とのことだったので「でも、6時前だけど」と言ったところ「勘弁してください」だと。

うちの店長はお寝坊さんですねぇ。

さて今朝一番で、先日注文したアフガニスタン産の生アーモンドが届いた。

芸大店で作っている「木の実の塩タルト」にのせるアーモンドをもっと美味しくしたいと、いろいろ探していたときに見つけたもの。

このアーモンド、今まで見慣れてきたアーモンドとはかなり形状が違う。

こちらは、現在使っているカリフォルニア産素焼きアーモンド

こちらがアフガニスタン産の生アーモンド。

並べてみると、アフガニスタン産の生アーモンドはえらく長細い。

これ、本当に同じもの?と思ったが、考えてみたらコーヒー豆も産地や品種によって形状や大きさが違うから、アーモンドも品種や産地が違ったら、形状が違って当たり前かも。

こちらは珈琲豆。

上から時計回りに

ウガンダ:ロブスタ種

エチオピア:ゲイシャ種

タンザニア:N39、KP423

ニカラグア:ジャバニカ種

恐らくこれを見ている方の大半は、こう書いても「ふ~ん」って感じだと思うが、本店の森本や芸大店の太田なら、たぶんタンザニアの豆を見て「グァテマラ:ブルボン種」と迷ったり、エチオピアは分かっても、ゲイシャか在来種かを間違うしれないが、他のは分かるのではないかと思う。

そんなわけで、アフガニスタン産の生アーモンド、生のまま食べてみると、ほんのりフルーティーで、柔らかい香ばしさと甘みが口の中に広がる。

けっこう止まらない美味しさ。

で、早速パティシエールの松尾がタルトにトッピングして焼いてみた。

とりあえず、今日は試作だったが、なかなか美味しい。

こんど、胡桃を生ピスタチオと入れ替えて焼いてみることにして、再度試作。

近々「木の実の塩タルト」は内容が大幅に変わり、より美味しくなることでしょう。

どうぞご期待くださいませ。

来てほしいような、ほしくないような・・・

2021年7月22日 

今朝もスカッと晴れたが、思いのほか朝は涼しかった。

けど、昼間はめちゃくちゃ暑かった。

そんな今日は、朝からテイクアウトで受ける注文はアイスコーヒーばかり。

ホットは数えるほどしか出なかったのではないかと思う。

店内では、ホットとアイスが半々くらいだが、やはりテイクアウトで外に持って出ることを考えると、アイスになってしまうんだろうなぁ、と。

さて、芸大店の平日は、ある意味テイクアウトのみの営業となっており、店内でもお召し上がりいただけるものの、店頭とショーケースに並ぶものをお求め頂いてセルフサービスでのご提供となっている。

なので、フードメニューがないかわりに、仕入れたパンを並べて販売しているのだが、昨日の朝そのパンを袋に入れているところに外人の女性がご来店。

私に英語で「パンがほしいけど、これは何のパン?」と訊いてこられた。

そこで、一つ一つのパンの説明をしていたのだが、どうも話しているとその方の発音とイントネーションが英語圏の人ではない。

でも、イタリア語やドイツ語を母国語にしている人の英語でもないから、きっとフランス人ではないかな?

と、思いながら接客していたら、私は「レーズンデニッシュ」と説明したはずなのに、Deux Pan Olésan と注文された。

やはりそうか、と思いレジを打ちながら Français ?と訊いたら Oui と笑顔で言われたので、思わず商品を渡しながら Merci beaucoup と言ったら、満面の笑顔で Oh merci と返された後、フランス語でまくしたてられてしまい、全く意味わからなかったので、とりあえず笑顔で「ありがとうございました」と言ったら、その女性も「アリガト」と言って手を振ってお帰りになった。

レンタルではない自転車でおいでになっていたので、もしかしたらご近所に住んでいる方かもしれない。

明日もご来店になって、最初っからフランス語で話しかけてこられたらどうしよう、と、若干恐怖を感じながら、今朝は店を開けたが今日はご来店にならなかった。

ちょっとホッとしたような、また来てほしいような・・・

とりあえず、スラスラっと「私はフランス語をしゃべれません」と言えるよう練習しておこう。

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