今日から日曜日までは、京都芸術大学の体験授業型選抜。
要するに、授業形式の入試ということで、開店前から多くの受験生が店の前に行列を作っていた。
まぁ、ヴェルディに入るための行列ではなく、試験の受付を待つ行列だったのだが、何となく大勢の人が店の前にいると気持ち的に焦ってしまう。
あまりヴェルディの営業には関係ないかと思っていたが、モーニング、ランチ、コーヒータイムとも存外に多くのお客様がご来店くださって、慌ただしく一日が終わった。
閉店後には、京都駅の伊勢丹にある、雑誌Leafさんが営業されている M Kyoto cafeさんにタルトを納品に行ったついでに、珈琲を頂いてきた。
「今月のコーヒー」は、ハンドドリップで丁寧に淹れてくれる。
抹茶カステラといっしょに頂いた。
仕事の後で、ホッと一息コーヒーとスイーツを頂くということ、簡単そうでいて、私の場合滅多にできない。
先日春秋座で舞踊公演が行われたときのような、多くのお客様がご来店になることを予想して準備万端整えて挑んでいるときと、予想外に多くのお客様がおいでになったときでは、ある意味疲労感が違う。
今日は後者なわけだったが、そんな日に仕事の後でカフェのひとときを持つのは、ちょっとした幸せかもしれない。
そんな慌ただしかった今日は、お客様がお帰りになった後、テーブルの片づけに行った太田が「マスター、こんな手紙が置いてありました。」と一枚の紙を持ってきた。
テーブルにメモが置かれているときって、「もしかしたらクレームか?」と心配になるのだが、内容を読んでみると嬉しいお手紙だった。
仕事の後にカフェで過ごすのも、小さな幸せかもしれないが、こんな嬉しいお手紙を頂くのは、この上ない幸せに感じる。
そして、この手紙を書いてくださったお客様にも、ヴェルディのコーヒーを通して小さな幸せを提供できるということが、私たちにとって仕事をする喜び。
何かと息苦しい世の中、私たちのコーヒーで多くの方々に小さな幸せを提供できれば、少しは世の中良くなるの、かな?
明日も頑張って行こう。