新年明けましておめでとうございます。
旧年中は、多くのお客様にご愛顧いただき、誠に有難うございました。
今日は、朝から雨が降ったりやんだりの繰り返し、不安定な空模様にもかかわらず、多くのお客様にご来店いただき、また、店内満席で、寒い中お待ちいただいたお客様には、本当に有難うございました。
さて、今年のヴェルディは、どうしていこうかと考えたとき、私の中では「原点回帰」ということを一番に考えて行きたいと思っております。
昨年末には、7年間営業してきた京都芸術大学店を閉店、現在「北白川焙煎所」の開店に向け準備中です。
すでに焙煎ができるところまではきていて、本日も夕方から高島屋店に持って行く豆を焙煎していましたが、まだ表の塗装や店内の仕上げが残っているため、保健所検査を受けられる状態にはなく、飲食店営業の許可を得られていないため、店としての営業はできません。
恐らく1月中旬には営業許可をとれるものと思います。
その芸大店を閉店したのも原点回帰の一つ。
芸大店は、どうしてもランチが一番のピークになってしまい、「珈琲」を中心とした店舗と言うよりは、ご来店下さるお客様の認識としては「珈琲もこだわっているランチのお店」というイメージだったように思います。
一方、ヴェルディが目指すのは、「プロが作る珈琲のお店」であり、例えランチを提供していても、「珈琲店で食べるランチ」でなくてはなりません。
そして、より珈琲を前面に出す場合、料理よりも珈琲に合う焼菓子をメインにすべきだと思うに至りました。
そこで、スパッとランチはやめて、珈琲の焙煎と、珈琲に合う焼菓子の製造に集中できる場所を作ることにしたわけです。
現在、下鴨店では、一部自家製の焼菓子も置いていますが、店内でお召し上がりいただくのは仕入れのケーキになっています。
今年は、北白川焙煎所の整備が整い、営業許可が取れ次第、下鴨店でも提供するスイーツは、全て自家製焼菓子に変えてまいります。
中には、今提供している仕入れの商品をお好みのお客様もいらっしゃるかと思いますが、ヴェルディが珈琲と珈琲に基づいたコンセプトをしっかりと作り上げるための方向性。
どうか、ご理解頂き、自家製焼菓子のファンになって頂ければと思います。
そして、北白川焙煎所にはもう一つの役割があります。
今まで、通信販売は、焼菓子やギフト商品、冷凍配送の商品以外、ほとんどを下鴨店から出荷していました。
しかし、狭いバックヤードでの作業だったので、非常に効率が悪い状態でした。
今回の北白川焙煎所は、あえて客先を最小限に抑え、通販の梱包スペースをしっかりととって、通販発送所の役割も持つことにしています。
新たな施設を得て、今年は本当に珈琲に注力できるヴェルディであるよう進んで行きたいと思います。
明日は、髙島屋S.C.店の初売り。
髙島屋S.C.店では、ヴェルディ初となる福袋もご用意してお待ちしております。
ゆっくりお寛ぎになりたい方は下鴨店、街中へおいでになる方は、髙島屋S.C.店で、ぜひ珈琲をお楽しみくださいませ。
今年もどうぞよろしくお願い申し上げます。