今日は、いつも平日の朝に入ってくれている主婦のアルバイトさんからの電話から始まった。
私がぼちぼち出勤しようかと思っていたら携帯電話が鳴って「息子が熱を出したので今日は休ませてください」と。
まぁ、今週はけっこうモーニングも穏やかだったし、とりあえず一人でなんとかなるかと思いつつ、カミさんに「なるべく早く出勤して」と言い残して店へ。
今週も、昨日までのペースなら、一人で十分回せたのだが・・・・
まぁ、そんな日に限って朝から一人ではちょっとキツイ感じでお客様がご来店になるもの。
さらに、オーダーの内容によっては、一人だとかなり厳しいものもあるのだが、こういう日に限って、今週の中で一番モーニングのお客様が多く、さらに一人だとけっこう無理な組み合わせのオーダーが通ってしまう。
まぁ、そんなもんだよなぁ・・・
と、思いながら、それでも最速で提供したように思う。
で、9時ごろにカミさんも出勤してきて、なんとか形になったが、開業後間もなくからお越しくださっている常連のお客様が、帰り際にレジを打ったカミさんに「今日は久し振りにマスターのワンオペが見れて楽しかった」といったことをおっしゃっていたらしい。
まぁ、20年前は10時頃まで私一人で回していたわけで、そのころをご存じのお客様は、もう少ない中、懐かしんで頂けて良かったかも?
そんなこんなで、今週の中では最も慌ただしくランチまで走り、午後2時になってアルバイトの学生2人が入店してきたとたん、お客様が少なくなってしまう・・・
お客様商売って、なかなか思うようには行かないものだが、まぁ、そんなもんだよなぁ・・・
と言うことで、今日は金曜日だったので配達回りをしていたのだが、戻ってきたら事務所のデスクの上にCDが1枚。
「○○様からマスターへお預かり」とメモが貼ってあった。
私の好きなサン・サーンスの曲だったので、聴こうかと思ったが、今日は朝から慌ただしい中、ブルックナー交響曲第6番の第一楽章で冒頭から繰り返されるリズムが頭の中でリフレインされていたので、と言うか、このところなんだか毎日この曲が頭の中で鳴っているので、ブルックナーの6番。

ブルックナー交響曲第6番
ヨッフム指揮 ロイヤルコンセルトヘボウ管弦楽団
1980年11月2日、アムステルダムでのライヴ
こちらは、4番~8番の5曲のライヴ盤。
一晩で全部聴くのは無理なので、今夜は6番のみ。
ブルックナーの6番って、大作の5番と人気のある7番に挟まれて、地味な存在ながら、個人的にブルックナーの後期交響曲の中では、9番のアダージオに次いで好きな曲。
第一楽章のカッコ良さ、ヨッフムの演奏はセクシーな雰囲気さえ秘めている。個人的には6番の第一楽章って、すごく好きで、これだけで一つの交響詩として聴いても良いのではないかと。
アダージオは、文句なく美しさを追求したメロディ、恥ずかしくなるほど優美なる和音。
ある意味、ブルックナーのアダージオとしては、おとなしすぎる感もあるが、何の心配もなく、美麗なメロディーに包まれていられる至福のひと時。
キリリと引き締まり、緊迫感のある第3楽章、しかし中間部では節度ある紳士的な演奏の中、しっかりと線が通ったタクトで静かに旋律が流れ、再び第一主題の迫力が蘇る緊迫感と流麗なメロディーが交錯するスケルツォ。
フィナーレは、躍動的な第一主題から始まり、アダージオを思わせる流麗な旋律から再びリズミカルな展開、中間部をはさみ、第一楽章の主題が高らかに回帰する、いろいろな要素がからんだ後期交響曲の展開を予見させる非常にブルックナー的終楽章。
ヨッフムは、ブルックナーの交響曲を複数のオーケストラでたくさん残しており、LP時代に聴いたのは、ほとんどがドレスデンのものだったが、手兵のコンセルトヘボウ ライヴ盤は、目を閉じて聴いていると、非常に穏やかに魂を揺さぶられる気がする。








