自家焙煎珈琲 カフェ・ヴェルディ

カフェ・ヴェルディの気まぐれ日記

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音楽レビュー

そんなもん

2026年3月6日 

今日は、いつも平日の朝に入ってくれている主婦のアルバイトさんからの電話から始まった。

私がぼちぼち出勤しようかと思っていたら携帯電話が鳴って「息子が熱を出したので今日は休ませてください」と。

まぁ、今週はけっこうモーニングも穏やかだったし、とりあえず一人でなんとかなるかと思いつつ、カミさんに「なるべく早く出勤して」と言い残して店へ。

今週も、昨日までのペースなら、一人で十分回せたのだが・・・・

まぁ、そんな日に限って朝から一人ではちょっとキツイ感じでお客様がご来店になるもの。

さらに、オーダーの内容によっては、一人だとかなり厳しいものもあるのだが、こういう日に限って、今週の中で一番モーニングのお客様が多く、さらに一人だとけっこう無理な組み合わせのオーダーが通ってしまう。

まぁ、そんなもんだよなぁ・・・

と、思いながら、それでも最速で提供したように思う。

で、9時ごろにカミさんも出勤してきて、なんとか形になったが、開業後間もなくからお越しくださっている常連のお客様が、帰り際にレジを打ったカミさんに「今日は久し振りにマスターのワンオペが見れて楽しかった」といったことをおっしゃっていたらしい。

まぁ、20年前は10時頃まで私一人で回していたわけで、そのころをご存じのお客様は、もう少ない中、懐かしんで頂けて良かったかも?

そんなこんなで、今週の中では最も慌ただしくランチまで走り、午後2時になってアルバイトの学生2人が入店してきたとたん、お客様が少なくなってしまう・・・

お客様商売って、なかなか思うようには行かないものだが、まぁ、そんなもんだよなぁ・・・

と言うことで、今日は金曜日だったので配達回りをしていたのだが、戻ってきたら事務所のデスクの上にCDが1枚。

「○○様からマスターへお預かり」とメモが貼ってあった。

私の好きなサン・サーンスの曲だったので、聴こうかと思ったが、今日は朝から慌ただしい中、ブルックナー交響曲第6番の第一楽章で冒頭から繰り返されるリズムが頭の中でリフレインされていたので、と言うか、このところなんだか毎日この曲が頭の中で鳴っているので、ブルックナーの6番。

ブルックナー交響曲第6番

ヨッフム指揮 ロイヤルコンセルトヘボウ管弦楽団

1980年11月2日、アムステルダムでのライヴ

こちらは、4番~8番の5曲のライヴ盤。

一晩で全部聴くのは無理なので、今夜は6番のみ。

ブルックナーの6番って、大作の5番と人気のある7番に挟まれて、地味な存在ながら、個人的にブルックナーの後期交響曲の中では、9番のアダージオに次いで好きな曲。

第一楽章のカッコ良さ、ヨッフムの演奏はセクシーな雰囲気さえ秘めている。個人的には6番の第一楽章って、すごく好きで、これだけで一つの交響詩として聴いても良いのではないかと。

アダージオは、文句なく美しさを追求したメロディ、恥ずかしくなるほど優美なる和音。

ある意味、ブルックナーのアダージオとしては、おとなしすぎる感もあるが、何の心配もなく、美麗なメロディーに包まれていられる至福のひと時。

キリリと引き締まり、緊迫感のある第3楽章、しかし中間部では節度ある紳士的な演奏の中、しっかりと線が通ったタクトで静かに旋律が流れ、再び第一主題の迫力が蘇る緊迫感と流麗なメロディーが交錯するスケルツォ。

フィナーレは、躍動的な第一主題から始まり、アダージオを思わせる流麗な旋律から再びリズミカルな展開、中間部をはさみ、第一楽章の主題が高らかに回帰する、いろいろな要素がからんだ後期交響曲の展開を予見させる非常にブルックナー的終楽章。

ヨッフムは、ブルックナーの交響曲を複数のオーケストラでたくさん残しており、LP時代に聴いたのは、ほとんどがドレスデンのものだったが、手兵のコンセルトヘボウ ライヴ盤は、目を閉じて聴いていると、非常に穏やかに魂を揺さぶられる気がする。

こんな日も・・・

2026年3月3日 

今日はひな祭り。

だからと言って、娘も大きくなった今、特に何かするわけではないので、そう言えば子供が小さかった頃は、ちらし寿司を作ったり、なんだかんだあったなぁ・・・と、思い出すのであった。

そんな今日は、朝から雨。

この前雨が降った日は、お客様も少なくなるかと高を括っていたのに、朝から大忙しで準備不足に泣いたが、今日はお客様の足も湿りがち。

ここ1か月ほどで、最も閑散とした店内の一日だった。

お客様商売というものは、いろんなことに影響されるから、まぁ、こんな日もあるさ、と言うことで、明日から頑張ろう。

と言うことで、今夜は先日お客様からお借りしたこちら。

ショスタコーヴィッチ 交響曲第10番

カラヤン指揮 ベルリンフィルハーモニー管弦楽団

1969年5月29日 モスクワでのライヴ

カップリングにバッハのブランデンブルク協奏曲が入っている。

が、バッハは私の超専門外なので、ここではスルー。

カラヤンと言う人、他の方はどう思うか分からないが、私はライヴでこそ輝く指揮者だったと思っている。

幸いなことに、ブラームスの交響曲を全て生演奏のカラヤンで聴けたのだが、その感動を忘れぬうちに購入したLP(当時、まだCDは存在していなかった)を聴いて高校生ながら「あれ?」と思った。

カラヤンの内なる小宇宙の中をゆっくりと航海するBPOの心地よい音に酔っていると、ここぞでカラヤン銀河の壁を破り、音が大解放されてBPOという帆船が、宇宙船のごとく高揚していく様は、ライヴでしか味わえないマエストロの芸術のように思えた。

そこで、このショスタコ。

カラヤンはショスタコの交響曲10番しか録音していない。

15曲もある交響曲の中でたった1曲、10番だけなのである。

ドイツとソ連という、いろいろと複雑な事情、特に心情的なものもあったのかと思わないでもないが・・・

個人的にショスタコの交響曲の中では、6番、8番、9番、11番が好きなので、この10番はその狭間にある曲。

しかし、この演奏を聴くと、カラヤンと言う人がショスタコに求めたのは、その内包性だとか、社会性ではなく、むしろスターリンの影響や戦争(戦勝)肯定の意味合いがある曲を除外した上で「どの曲なら美しさを表現できるか」という観点だけだったのかもしれないと思える演奏であった。

第一楽章は、シベリウスの交響曲的な演奏のように聞こえるが、3楽章以降はDSCH音型が全開の中、小澤征爾がリヒャルトを振っているのではないかと思うような演奏に聴こえた。

ただ、カラヤンはシベリウスを演奏するときも、北欧の雰囲気と言うよりも重厚な音で録音する傾向があったので、ドイツ的シベリウスとドイツ的ショスタコといったところか。

面白いし一般の人にはウケがいいけど、私個人的に好きかと訊かれると決して好きではない演奏。

珈琲に例えると、アナエロビックのような感じかもしれない。

真偽のほどは・・・

2026年3月1日 

早いもので、今日から3月。

この2月、下鴨店と京都髙島屋S.C.店は、2月とは思えない成績で終われたのだが、そんな中でもなぜか下鴨店の週末モーニングは不振続きだった。

そう思っていたら、常連のお客様から「2月末で白川今出川のワールドコーヒー本店が閉店するから、みんなそっちへ行ってるんとちゃう?前通ったけどすごい並んでたわ」と。

たしかに、2月週末の朝は、常連のお客様しかご来店にならなかった。

そうなのかな?
と思っていたら、今日は朝から大忙しで、開店前に7斤あったトースト用のパンが、10時頃には売り切れになってしまった。

昨日でワールドコーヒーさんは営業終了されているので、お客様が戻ってきた?

どうなんでしょうねぇ・・・

そんな今日から期間限定のフィナンシェが登場!

さて、今日はお客様から「カラヤン イン モスクワ」というCDを貸していただいた。

2枚組で、1枚目はベートーヴェンの運命と田園。

2枚目にショスタコーヴィッチの交響曲第10番が入っているのだが、これがなかなか・・・だそうで、今夜はこれを聴こうかと思っていたのだが、今日はなかなか慌ただしく、ショスタコな気分ではなかったので・・・・

パガニーニ ヴァイオリン協奏曲第1番、第2番

トマ指揮 トマ室内合奏団 ヴァイオリン:カントロフ

何となく、一日慌ただしく過ごした後は、こういう単純明快な曲がいいですねぇ

ライヴということもあり、ちょっと粗さは耳につくものの、逆にライヴでしか味わえない演奏というのもあるわけで、けっこう楽しめる一枚だった。

珈琲店めぐり part 3

2026年2月10日 

日曜日の日記を昨日書いたので、ちょっとペースが1日遅れてしまっているが、今日は昨日の月曜日のこと。

朝、北白川へ行って事務作業と焙煎を終え、髙島屋へコーヒー豆を届けた後、再び COFFEE HOLIC に参加しているお店巡り。

まずは ブルームコーヒー さん。

例によってこちらのハウスブレンドと、お昼を食べていなかったので、トーストも注文。

カウンターに座ろうと思ったが、奥のテーブルへ行くように言われる。

テーブルには、無断での撮影や、携帯電話での会話を禁止することを書いたPOPが。

なので、写真を撮って良いか伺ったら、テーブルの上だけなら良いと許可を得たのでテーブル上だけを撮影。

何気にヴェルディ下鴨店もそうだが、月曜定休のお店が多く、行ける店が限られる。

そこで月曜日も開いている SARUT COFFEE さんへ。

こちらでもブレンドを頂いた。

店内には私の他にご夫婦と思しきお二人組が一組。

どうやら、COFFEE HOLIC に参加されている自家焙煎店の方のようで、ご店主と親しげにそんな感じの会話をされていた。

そんなわけで、先週・今週と合計7店、参加店舗の半分を回ったので、ぼちぼち珈琲店めぐりはやめて、休みの日はしっかりと普段手が回っていない仕事をする時間に充てなければ。

ということで、珈琲店めぐりは今回がひとまず最終回。

必要なタスクが終わっていないのに、2週続けて仕事をさぼってしまった感は否めないが、久しぶりに他のお店を回れてちょっと良かったかも。

で、この日記を書きながら聴いているのはこちら。

ベートーヴェン 交響曲第7番

クレンペラー指揮 フィルハーモニア管弦楽団

ベト7は、クライバーが愛聴盤だが、1955年に録音されたクレンペラー盤は、バッカス交響曲らしからぬ?重厚で英雄的演奏。

しかし、一音一音がしっかりと刻まれるこの演奏、ちょっと違う曲に聴こえてしまうような雰囲気もあるが、これはクレンペラーでないとできない演奏なのだろうと思う。

あまり細かいことを考えたくないとき、よくベートーヴェンの7番を聴くのだが、クレンペラーの演奏は、けっこうこの曲のことを考え込んでしまう1枚。

私が生まれる10年も前に録音されたはずなのに、音質もすこぶる良くて、愛聴盤にはならないものの、たまに引っ張り出して聴きたくなる名盤だと思う。

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