自家焙煎珈琲 カフェ・ヴェルディ

カフェ・ヴェルディの気まぐれ日記

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たわごと

聞かざる、言わざる

2026年4月14日 

珈琲専門店を営業していると、時折コーヒーについての蘊蓄を語りたいお客様がいらっしゃいます。

私と蘊蓄を語りたいのであれば、それはそれで良いのですが、中には私に「コーヒーのことを教えてあげよう」というスタンスでご来店になる方もいらっしゃったり。

私も、実際にコーヒーの全てを知っているわけではないので、コーヒーの産地に長くいらっしゃって、コーヒーの仕事に携わっていた方から現地の情報などをお話しいただければ、学ぶところも多く、情報の更新ができて有難いことですし、もっといろいろと教えて頂きたいと思うのです。

反面、他の店であまり正確ではない情報を聞きかじったことや、そうとう昔の常識を話してこられることもあり、そんなときはお客様のおっしゃることを頭から否定することもできないし、だからと言って肯定してしまうと「ヴェルディのマスターもこう言っていた」と他で言われたら困ってしまうし・・・

しかし、私と一対一で話している分には、なんとかお客様を否定することなく、上手く回避して正確な情報をお伝えするよう考えられるのですが、一番困るのは、一緒にご来店になった方に、コーヒーについての誤った蘊蓄をお話になっていて、その会話を私に振ってこられることなのです。

目の前でお話されているので、耳には入ってくるのですが、明らかに間違っていることを得意げにご友人に話されていて、それを私に「そうだよね、マスター」と言ってこられたら、私としては本当に困ってしまうのです。

2年ほど前のことなので、もう時効と言うことで例を挙げるなら、「コーヒーの生産量の1位はコロンビアで、その次はどこか知ってる?」と友人に訊かれたお客様、そのご友人は「ブルーマウンテンじゃないの?」とのおこたえだったので、これは私は絶対に会話に参加してはいけないやつだと思って、さっと焙煎室へ逃げようとした瞬間、「いや、2位はインドネシアなんだよ、ね、マスター」と振ってこられてしまったのです。

ちなみに、1位はブラジルで、2位はロブスタを合わせればベトナム、アラビカだけならコロンビアというのが正解。

2位についてだけ言えば、昔は確かにインドネシアがロブスタのシェアトップだったので、「以前はインドネシアがロブスタ種のシェアトップだったので、生産量も多かったのですが、実は、最近インドネシアはベトナムに抜かれちゃったんですよ」と言ったら、あまり傷を深くせずに済むものの、1位がコロンビアと言うのは、どうにも迂回して返答することができず・・・

結局ウソは言えないので「すみません、1位はブラジルで、2位はベトナムなんです。最近インドネシアもベトナムに抜かされちゃったんですよ」と言ったら、「そうそう、ブラジルを忘れとったわ」と笑ってくださったので事なきを得たのですが、コロンビアはベトナムよりも生産量が低いということは、あえて触れずにおきました。

そんな経験から、目の前でお連れ様とコーヒー談義をされていて、かつ情報が正確ではなさそうな時は、しれっとカウンターから離れるか、慌ただしいときは、せかせかと抽出しているフリをして、会話が耳に入っていないように見せかけるようにしています。

そんなわけで、もしカウンターでお連れ様とコーヒーについてお話されているとき、私がサッと焙煎室などへ行ってしまったら、今自分が話している内容が、実は間違っているかもしれない(本当に用事があってカウンターからいなくなることもあるので、必ずとは言えませんが)、と思って頂ければ幸いです。

シャレだったけど・・・

2026年4月12日 

桜も散って、お客様の足もそろそろ桜の名所から下鴨方面へ向くか?

と、思われたが、今日の下鴨店はなんだか極端な一日で、穏やかに立ち上がって、いきなり大忙しになったかと思ったら、スカッとノーゲストになり、どうしてしまった?と、思っていたら、また一気にお客様がおいでになるという、非常に山と谷が明確な一日だった。

長年営業をしていても、お客様商売というものは難しい。

そんなお客様商売、自分の店だと実際にお客様と接するので、どういう風に営業したらお客様に対するアピールになるのか、どんな商品が求められているのか、直接お客様との会話から得られるものも多いのだが、業務用に豆を提供している先のお店となると、私たちは注文に応じて珈琲豆を配送なり発送することになる。

そんな中、京都駅の八条口でブリュワリーを営業されているジェイアール東海関西開発様から、「コーヒーをもっとアピールしたいので、店頭に出すポスターの案を作ってもらえないか」というご依頼を受けた。

そこで、あのあたりは日本人も多いけど、ブリュワリーということもあって、海外の人にもアピールできるよう英語でポスターを作ったらいいか、と思って、とりあえず なので、シャレでちょっと盛って作ってみた。

すると、数日後に「頂いたポスターが社内の会議で通ったので、あれのデータを欲しい」とメールが・・・

「いや、あれは案なので、ちょっとキャッチコピーを変えますので一両日下さい」と言ったが「いや、あれをそのままで」というお返事。

シャレで作ったのが、本当になってしまった・・・

どうしよう・・・

と、思ったが、まぁ、英語だしいいか、と言うことでデータをお渡ししたとたん、その翌週からコーヒー豆の発注量が、なんと3倍になって、通常は週に1回配送しているところが、連日持って行った豆が売切れてしまったとのことで、週に3回も配送することに。

ポスター1枚で、こんなに売れ行きが変わると!?

シャレのつもりが、焙煎量もシャレにならなくなってきた。

と、思っていたら、こんどは「あのポスター、日本語訳にして作って下さい」との依頼。

さすがに、それだけはご勘弁ということで、明日の月曜日はもうちょっとコピーをソフトにしてポスターを作り直さねば。

と思っているところ。

ちなみに、そのポスターはこちら。

とりあえず、シャレのつもりで in Japan にしていなくて良かった、と、胸をなでおろしつつ

まぁ、言ったもん勝ちということではありますが、これを目指して頑張ります。

氷が・・・

2026年4月5日 

昨日の雨で、桜もけっこう散った日曜日。

このところ、皆さん花見に行っているのか、朝から昼過ぎまでは穏やかな店内で、夕方からピークが来るような週末だったところ、今日は普段の週末に戻ったような感じ。

ただ、店内にいると分からないのだが、お客様から「今日は暑い」という声も。

そんな気温にも影響されてか、今日はともかくアイスコーヒーのご注文が多かった。

さらに、下鴨店では4月から販売開始したハニーレモンアイスコーヒーが大人気だった。

そして、気が付いたら製氷機の氷が残り少なくなっている・・・

夏場は氷が不足することも少なくないので、けっこう気を遣って氷を使うのだが、全くノーマークだったため今日はちょっと焦ってしまった。

で、とりあえず1週間の営業が終わり、明日も北白川へ出勤しなくてはならないのだが、まずは一区切りと言うことで気持ちをリセットするためにスパイス補給。

このところ、一条寺のインド料理店が良いかな、と思って数回足を運んだものの、結局いろいろと食べてみて、この店で良いのはスープと豆のカレーとチャパティだということが分かったので、久しぶりに山科のインネパ屋さんへ。

ダルバートセット。

このインネパ屋さんも、北インド系のカレーとナンは、怒りを覚えるほどひどいものだが、ネパール料理は美味しく頂ける。

まぁ、どこかの国に行って、韓国人が「日韓料理」って看板を上げて店を出していたとして、ロクに和食の修行もしていない韓国人が作る和食(風)と、その料理人の自国料理=韓国料理を食べ比べたら、恐らく和食はロクなものではないものの、韓国料理は美味しく食べられる、といったところだろうか。

なので、このインネパ屋のインド料理は全く評価していないが、ダルバートセットは非常に満足度が高いので、けっこうな頻度で行っている。

今日も一週間のリセットで、美味しく頂きました。

でも。こうしてインド人がやっているインド料理店と、ネパール人がやっているインネパ屋と行ってみて、結局食べて不満を持たないのは、味は違えど豆カレーだけだと言うことが良く分かった。

要は、自分たちが一番よく食べるものは、美味しく作るという法則?

神戸以外では、豆カレーを食べていれば間違いないということだろう。

神戸行きたいなぁ・・・

言いようのない不安

2026年3月27日 

今朝、出勤してメールを見たら、資材関係のお取引先数社から同じようなメールが届いていた。

内容はこんな感じ。


昨今の中東情勢から、原油の供給が危ぶまれており、誠に急ではあるが4月から一部商品の売価改定をさせてもらう。

また、モノによっては、そもそも入荷が滞るため、現在の在庫がなくなったら供給できない恐れがあるため、発注時は必ず在庫確認と、価格の確認をした上で正式注文をしてほしい。


さらに、通販で使う梱包用のビニールテープを仕入れている業者さんからは「OPPテープは、メーカーから4月以降の出荷が不可能という連絡が入ったため、必要なお取引先には、現在の在庫を振り分けるので、必要数を記入して本日中に返送してほしい」といったメールまで届いていた。

とりあえず、最低でも半年は大丈夫なように確保のお願いをしたが、この感じだと来週にも必要な資材は仕入れておかないと、そもそも通販の出荷ができなくなるかも。

夕方になって、今期のエチオピア豆ニュークロップのオファーメールが届いたが、価格を見ると今年の金額から25%上昇している。

原料、資材、人件費、全ての費用がかつてない勢いで高騰している中、近々大きな軌道修正を余儀なくされるかもしれないという、言いようのない不安が常に付きまとう今日この頃。

そんなわけで、4月からドリップバッグとペーパーフィルターの売価改定をさせて頂きます。

お客様にはご負担をおかけすることになり申し訳ございませんが、どうかご理解ご了承賜りますようお願い申し上げます。

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