自家焙煎珈琲 カフェ・ヴェルディ

カフェ・ヴェルディの気まぐれ日記

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たわごと

喫茶店と珈琲店

2026年4月26日 

昨日は、「どうしちゃったんだろう?」と思うほど、平日の方がお客様多いのではないか(いや、実際平均値でみると平日の方がお客様の数は多かった)と言うほど前半戦はお客様の少ない土曜日。

午後から盛り返したものの、スタッフ1名欠員の中、焙煎室では鈴木が一人で奮闘し、ホールの方は私とカミさんとアルバイト1人で回るレベル。

にもかかわらず、売り上げ的には平日の倍近くあるから不思議なもの。

珈琲豆をお求めくださるお客様が多かったので、なんとか数字的には良い結果で終われた。

閉店後、カフェの開業を目指しているアルバイトのOさんに「今日、豆が売れてなかったら、この程度しか売り上げなかったよ」と言ったら「お店の営業って難しいものですね」と、彼女的にもいろいろと考えるところがあった様子。

一夜明けて今日は、朝からまずまずお客様もお越し下さり、午後からはランチもタマゴのホットサンドが売り切れになるほどご注文頂き、その後も途切れることなくお客様がご来店になった。

今日は昨日よりもう一人多くアルバイトが入っていたので、無事に店は回ったのだが、閉店後に今日の営業成績を見たら昨日より1割以上売り上げは低い。

店内飲食のお客様は多かったものの、コーヒー豆の売り上げが昨日の半分程度だったので、昨日よりスタッフは一人多いものの、体感的には今日の方が圧倒的に忙しいのに、売り上げ的には昨日の方が上という、感覚と数字のギャップにアルバイトスタッフたちは「マジか?!」となっていた。

開業を目指すアルバイトのOさんは、「豆が売れなかったら、店内飲食がこれだけ忙しくても、この程度の売上なんだ・・・」という感想を持った様子。

もう一人の学生アルバイト君は「だから近頃はコーヒー1杯1,000円とかもザラにあるんですね」と。

確かに、コーヒー1杯1,000円とれたら、店内飲食だけでもそこそこの売り上げにはなるかもしれない。

が、繁華街でもない限り、1杯1,000円のコーヒーだとお客様の数は1日100人を切ってしまうかもしれない。

結局、売り上げ的には変わらないような・・・・

そして、今から始めるお店の場合、そこに来るお客様は、その店はコーヒー1杯1,000円だと分かって来るのだが、ヴェルディの場合もう20年間通い続けて下さっているお客様も少なくないし、ほぼ毎日ご来店くださるお客様も少なからずいらっしゃる。

毎日でなくても、週に2回以上ご来店下さるお客様となったら、けっこうな数の方がいらっしゃるわけで、そんなお客様に「明日からコーヒー1杯1,000円にします」なんて、心情的にもお店を支えて下さっている恩義の面でも決して言えないわけだから、ある意味高額な価格設定という点で言えば、これから始めるお店の独壇場。

ただ、それじゃぁ、1杯1,000円のコーヒーを出す店が、この先20年以上続けられるのか?と言えば、そういうビジネススタイルではないのかもしれない。

まぁ、そんなわけで、カフェと言うか、喫茶店と言うか、コーヒー豆の販売をあまりしていないお店と、コーヒー豆の売り上げが店内飲食よりも高いという営業形態の珈琲店は、見た目似ているようで実は全く違うことをやっているということを開業希望で入ってきたスタッフは身をもって知ることになる。

なんか、この土日は、そのあたりがかなり明確に分かる2日間だった。

さぁ、もうすぐゴールデンウィーク!

どうなることか分からないが、とりあえず頑張っていこう。

音友

2026年4月24日 

今週は、なぜだかモーニングが大忙しの一週間。

昨日は雨だったので、ちょっと暇になるかと思っていたら、存外に多くのお客様にお越し頂けた。

明けて今朝も、開店とほぼ同時に満席になって、ほぼモーニング終了時間まで19席の店内に入れ代わり立ち代わりで18名が入っている状態が続いた。

そんなピークタイムも私と朝のパートさん2人で回すわけだが、「これでスタッフが増える午後にはお客様がおいでにならなかったりして・・・」と言っていたら、まぁ、当たらずとも・・・という感じで、結局モーニングが一番のピークだった。

なかなかうまくいかないもの。

さて、話は変わって4月17日発売の「音楽の友5月号」の読者プレゼントに、ヴェルディの月間限定ブレンド(店主趣味のブレンド)が採用して頂けました!

コロナ前までは、ヴェルディのマガジンラックに毎月音楽の友が入っていたので、私も毎月読んでいたが、コロナと同時にマガジンラックの雑誌もやめてしまったため、私も久しぶりに読んだ音楽の友。

今月号の特集は「現役指揮者50名が選ぶ最も影響を受けた指揮者たち」というもので、私も実際に演奏を聴いた指揮者もいれば、全くその人の演奏を聴いたことのない人まで、多くの指揮者が取り上げられていたので、いろいろと参考になって楽しかった。

コンサート評などを見ていると、そう言えば私も芸大でサロンライヴをやっていた頃に出演して下さった方のコンサートや、バレエの公演に足を運んだくらいで、このところオーケストラのコンサートに行っていないなぁ・・・

と、思いながら、何となく京響のコンサートガイドを見ていたら、なんと今年の10月の定演はブルックナーの6番!

これは聴きたいぞ!と思いながら先に進んだら、シベリウスのプログラムがあったり、火の鳥があったり、ラフマニノフのPcon3番の独奏が彼の全集を持っているルガンスキーなうえ、カップリングがこれまた滅多に演奏されないショスタコの15番、今年度後期の定演は、12月の第九以外聴きたいものばかり。

思わず後期の友の会に入ろうかな?と悩み中。

で、再び音楽の友に目を移して最も影響を受けた指揮者たちの中で、私が実際にコンサートで聴いた人たちの評を読みつつ、やはりバレンボイムってアンソニー・ホプキンスに似ているなぁ、と思った次第でした。

年寄りの冷や水

2026年4月19日 

今日はコーヒー豆はたくさんお求めいただけたものの、なんだか乗り切れない日曜日。

昨日同様、一気にお客様がおいでになって、一気に引いて、しばらく凪の状態から、また一気にほぼ満席になると言った感じで、お客様の数も100名ちょっとだったので、やはり日曜としては少し残念な一日だった。

が、もし、今日が大忙しだったら、正直ヤバかったかも・・・

と言うのも、昨日の午後は、倉庫でコーヒー生豆の整理をしていた。

最近は30キロ/1袋のものが多い中、ここ数日で納品された豆は60キロ/1袋のものがいくつかあり、それらを持ち上げて移動させているとき、腰に電流が走り、身体をひねったり、前屈がほとんどできなくなってしまった。

昨夜、カミさんに腰を少しもんでもらったり、鍼灸院で教わった腰のストレッチをしてみたりしたのだが、今朝は昨日よりも症状が悪化。

朝、出勤前、着替えすら怪しい状況の私を見て、カミさんが「くつ下、履かせたろか?」と言うほど。

しかし、店に出たらそんなこと言っていられないので、なんとか騙し騙し一日の仕事を終えた。

そんなわけで、明日は北白川で焙煎と事務作業を終えて、髙島屋へ配達したら、鍼灸院へ行こうかと思っている。

私が30代の頃は、コーヒーの麻袋と言えば、60キロが普通だったところ、最近は30キロのものが多くなってきた。

30代の頃だったら、60キロ袋を軽々ととは言わないが、腰をイカすことなく持ち上げられていたのに、さすがにもう「年寄りの冷や水」と言われても仕方ない。

でも、前に学生のアルバイトに豆の整理を手伝ってもらおうとしたときも「コレ、無理です」と逃げられたので、誰にも手伝ってもらえないから、結局私がする以外に倉庫の豆の整理ができない。

20代の人に体力をつけさせる方が楽か、私がもっと筋肉をつけて腰を言わせないようにする方が楽か?

後者のような気がするので、来週からちょっとトレーニングしようかなぁ・・・

聞かざる、言わざる

2026年4月14日 

珈琲専門店を営業していると、時折コーヒーについての蘊蓄を語りたいお客様がいらっしゃいます。

私と蘊蓄を語りたいのであれば、それはそれで良いのですが、中には私に「コーヒーのことを教えてあげよう」というスタンスでご来店になる方もいらっしゃったり。

私も、実際にコーヒーの全てを知っているわけではないので、コーヒーの産地に長くいらっしゃって、コーヒーの仕事に携わっていた方から現地の情報などをお話しいただければ、学ぶところも多く、情報の更新ができて有難いことですし、もっといろいろと教えて頂きたいと思うのです。

反面、他の店であまり正確ではない情報を聞きかじったことや、そうとう昔の常識を話してこられることもあり、そんなときはお客様のおっしゃることを頭から否定することもできないし、だからと言って肯定してしまうと「ヴェルディのマスターもこう言っていた」と他で言われたら困ってしまうし・・・

しかし、私と一対一で話している分には、なんとかお客様を否定することなく、上手く回避して正確な情報をお伝えするよう考えられるのですが、一番困るのは、一緒にご来店になった方に、コーヒーについての誤った蘊蓄をお話になっていて、その会話を私に振ってこられることなのです。

目の前でお話されているので、耳には入ってくるのですが、明らかに間違っていることを得意げにご友人に話されていて、それを私に「そうだよね、マスター」と言ってこられたら、私としては本当に困ってしまうのです。

2年ほど前のことなので、もう時効と言うことで例を挙げるなら、「コーヒーの生産量の1位はコロンビアで、その次はどこか知ってる?」と友人に訊かれたお客様、そのご友人は「ブルーマウンテンじゃないの?」とのおこたえだったので、これは私は絶対に会話に参加してはいけないやつだと思って、さっと焙煎室へ逃げようとした瞬間、「いや、2位はインドネシアなんだよ、ね、マスター」と振ってこられてしまったのです。

ちなみに、1位はブラジルで、2位はロブスタを合わせればベトナム、アラビカだけならコロンビアというのが正解。

2位についてだけ言えば、昔は確かにインドネシアがロブスタのシェアトップだったので、「以前はインドネシアがロブスタ種のシェアトップだったので、生産量も多かったのですが、実は、最近インドネシアはベトナムに抜かれちゃったんですよ」と言ったら、あまり傷を深くせずに済むものの、1位がコロンビアと言うのは、どうにも迂回して返答することができず・・・

結局ウソは言えないので「すみません、1位はブラジルで、2位はベトナムなんです。最近インドネシアもベトナムに抜かされちゃったんですよ」と言ったら、「そうそう、ブラジルを忘れとったわ」と笑ってくださったので事なきを得たのですが、コロンビアはベトナムよりも生産量が低いということは、あえて触れずにおきました。

そんな経験から、目の前でお連れ様とコーヒー談義をされていて、かつ情報が正確ではなさそうな時は、しれっとカウンターから離れるか、慌ただしいときは、せかせかと抽出しているフリをして、会話が耳に入っていないように見せかけるようにしています。

そんなわけで、もしカウンターでお連れ様とコーヒーについてお話されているとき、私がサッと焙煎室などへ行ってしまったら、今自分が話している内容が、実は間違っているかもしれない(本当に用事があってカウンターからいなくなることもあるので、必ずとは言えませんが)、と思って頂ければ幸いです。

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