自家焙煎珈琲 カフェ・ヴェルディ

カフェ・ヴェルディの気まぐれ日記

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店主の休日

身近な恐怖?

2025年6月16日 

昨日、出勤してきて、ふと店頭の植栽を見たら・・・

何となく違和感があったので寄ってみたら・・・

きのこが生えていた!

後ろ側にももう一本。

この湿度と暑さで、きのこも一夜にしてこうして生えるんですねぇ・・・

生命の力って凄い!

さて、本日のタイトル。

皆さんはトイレに入るとき、ノックをするでしょうか?

自宅ならともかく、お店とか、どこか外でトイレの個室に入る場合は、習慣的にノックをするという方も少なくないのではないように思います。

で、私もヴェルディの店でトイレに入るときは、必ずノックをするクセがついているのですが、朝出勤して開店準備を終えて、店をオープンする前にトイレに入るとき、ついクセでノックをするのですが、毎回ノックをするたびに後悔します。

もし、中から返事があったらどうしよう・・・

まぁ、今まで返事があったことはないのですが、開店前なので、お店には私一人しかいないはずなのに、トイレの中から返事が返ってきたら・・・と思うとちょっと恐ろしい。

で、今日は下鴨の定休日だったのですが、午前中に税理士さんと打ち合わせをして、お昼からは北白川で焙煎。

髙島屋へ配達を終えたら、再び下鴨でデスクワークを始めたのですが、当然店内には私一人。

なのに、さっきもトイレに行ったとき、ついノックをしてしまい、後悔しました。

なんとか22時前に仕事を終えられたので、これから帰宅する予定ですが、トイレは帰ってからしようと心に誓って、ぼちぼちパソコンの電源を切ります。

ちなみに、私が毎週必ず見ている YouTube チャンネルはこちら

カミさんには、「そんなの見てるから、そんなこと考えるんだ」と言われそうですが、まぁ、怖いの好きなもので。

でも、怖い目にはあいたくないですね。

神の時間

2025年4月7日 

このところ、日記の更新ができていない日が続いているが、実はドリップバッグ製造月間になっていて、ドリップバッグ用の豆の焙煎などもあって、普段より焙煎量が激増している。

そんなこともあり、どうして仕事を終えて帰宅したら、もう夜の11時を回っているという状態のため、なかなか日記を書く時間がなかった。

今日は、午前中に税理士事務所の方と決算に向けての打ち合わせ、お昼過ぎからは北白川へ行って焙煎をして、その後髙島屋へ配達、戻ったら、一件ZOOMミーティングをして、来月中旬からスタートするヴェルディのアプリについて山下と打ち合わせ。

その後は下鴨へ戻って明日焙煎する豆6品ほどハンドピック。

そこまで終えたら、今日は仕事終了が超早くて、まだ午後8時だったので、なんとか日記に辿り着けた。

そんな今日、北白川で焙煎した中の一つが「イエメン

この生産国だけは、焙煎直後よりも2週間程度経ったあたりが飲み頃になるので、今日のテイスティングで全てを判断はできないが、しっかりとした個性が感じられて、コクとまろやかさのある非常に良質なコーヒーであることは分かる味わいだった。

価格はちょっとお高めですが、世界に広がるアラビカコーヒーの原点をぜひお試しください。

通販のお申し込みは本日から、店舗では明日から販売開始予定です。

さて、京都は現在桜が満開。

髙島屋へ配達に行くにも、市内はものすごい人でいつもよりかなり時間がかかる。

そんなこの週末、下鴨店も多くのお客様にご来店頂いたのだが、入る予定だった新人さんが、体調不良でキャンセルをかけてきたため、土日とも1人少ない状態でお店を回すことになったのだが、そんなときに限ってこの春最大のピークが訪れる。

土曜日は、髙島屋のスタッフに無理やり応援に来てもらってなんとか開店したが、開店直後から息つく間もなくモーニング、ランチと進んでいく。

洗い物まで手が回らず積み上げられていく使用後の食器。

北白川と髙島屋へ豆を出荷する時間が近づいてくるものの、その準備もできない状況の中、午後1時30分あたりからスーっとお客様が引いて、30分ほど穏やかな時間が流れた。

もう、この30分は神が与えて下さった片付けの時間かと思うほど、この30分でたまった食器を洗い、各店へ持って行く豆の準備もできたのだが、それが終わったとたん、また次々とお客様がお越し下さって、本当にあの30分は神の時間だと思った。

明けて日曜。

この日もスタートからひっきりなしにお客様がお越し下さり、今日もかなりヤバいと思っていたら、またまた1時半頃から30分だけ静かな時間が流れる。

閉店後に、「あの時間がなかったら、オーダーが通るたび、その注文に必要な食器を洗うところから始めなくてはだったな」と思うのであった。

その後、営業中にできなかった仕事を終えて、夜遅のご飯をカミさんと食べに行ったら、午後10時を回っているというのに、丼チェーンも次々来店客があり、店員さんも必死の形相で走り回っていた。

この時期、接客業はどこも大変なことだと思う。

同業者の皆さん、桜が散るまで頑張りましょう!

1000円の壁

2025年3月25日 

昨日は、下鴨店が定休日だったので、私も月曜日はお休み。

なので、北白川へ行くことになるのだが、下鴨にいると開店準備から閉店後まで、昼食をとる余裕すらなく、気が付いたら午後9時とか10時なので、商談だとか打ち合わせなどは、どうしても休みの日の月曜日にまとめてすることになる。

ご多分に漏れず、昨日も10時からZOOMでのミーティングがあり、午後一には生豆を扱う業者さんが来店。

その合間に髙島屋用の豆の焙煎をしつつ、生豆業者さんとの話が終わったら、髙島屋へ豆の配達へ行き、戻ったら商品の写真撮影。

をしている間に、この春のアルバイト募集をお願いする会社の担当者が来店。

結局休みの日も息つく間もなく一日が過ぎていくのだが、それでも北白川だと、さっとお昼ご飯を食べる程度の時間は作れるから、まだお休み気分が味わえるかも。

そんなわけで、比較的のんびりと過ごした月曜が終わり、火曜日の下鴨店。

この土日は、なかなか慌ただしかったので、やらねばならない仕込みが山ほどあったのだが、今朝は落ち着いていたので、パートのスタッフにはそれら仕込みをしっかりとやってもらい、私は今日焙煎する豆のハンドピック。

なんだかのんびりしているなぁ・・・と思っていたら、いきなり12名のご来店。

10時半に、12名様分の席が空いていること自体は、けっこうヤバイ状況なのだが、いきなり大ピークが訪れて、一気に活気づく下鴨店。

その後もお客様が途切れることなく、なんだか午後は春爛漫という雰囲気の店内だった。

と、ここまでは前置きで、ここからが本題。

ラーメン屋さんから、よく「1000円の壁」という言葉を聞く。

ラーメン一杯1000円を超えるというのは、ちょっと・・・という発想なのだが、ヴェルディ的にもコーヒー豆100gにおいて1000円の壁というものがある。

原価的には、本当なら1200円くらいで売りたいものの、やはりコーヒー100gに1000円以上出して頂くのは、心が痛む。

なので、ギリギリのところで1000円を超えないよう頑張っているのだが、最近オープンした自家焙煎店などは、平気で1000円以上の値段をつけているし、コーヒー一杯カップで飲むにしても、平気で800円とか1000円とかメニューに書かれている。

実際、ヴェルディでも本当ならそのくらい頂戴しないと、経営は安定しないのだが、やはりコーヒー一杯に800円以上をつけることや、豆100gに1000円以上をつけることは、長年ご愛顧下さっているお客様のことを考えると、どうしても踏み込めない領域。

そんなことを考えていたら、先日の夜に今年の仕入れのことで打ち合わせをしていた生豆商社の社長も、生豆の卸価格をしっかりと会社を経営できる価格にしようとしたら、販売先のロースターさんの顔が頭に浮かび、なかなか価格を決められない。といったことをおっしゃっていた。

本当に10年前と比べたら、ブラジル・サントスNo.2なんかは4~5倍の値段になっているし、エチオピアもほぼ2倍、コロンビアでも1.8倍程度になっている。

10年前と同じ原価率で販売しようと思ったら、100gを1500円~2000円で売らないと、かなり厳しいことになってしまうのだが、その値段でヴェルディが販売している豆って、ブルーマウンテンかお酒風味の豆くらいなもの。

一方で、通販関係の広告会社の方と話をしていたとき、私が本来なら1200円以上の値段を付けたいけど、やはり1000円の壁があって・・・と言ったところ、「そうやって本来あるべき原価率で価格をつけた会社は、本当に2倍近く値上げをして、客数は4割ほど減ったものの、売価が2倍になったので、結果的に売り上げは伸びているので、ヴェルディさんも思い切って1000円の壁を突破したらどうです?」と言われた。

本当に、これはもう究極の選択なのだが、やはり私的には1000円の壁は超えられない。

1000円の壁をぶちやぶって営業を続けるか、もういっそのことコーヒーというものに見切りをつけるか。なんてことも脳裏を横切る。

けっこうお客様からは気軽に「コーヒーの値段上がっていて大変だね」と声をかけられるのだが、実は本当にシャレにならない現在のコーヒー生豆価格。

長く自家焙煎を続けている人ほど、私と同じ悩みを持っているように思いつつ、今日はこの春からヴェルディで働きたいと言っている人と面談をしたのだが、コーヒーについて、深く学びたいので、私の元で働きたいと言ってくれる眼前の若者に向かって「でも、今のコーヒー業界の状況からすると、うちで働くのは、泥船に乗ることになるかもしれないよ」と、冗談抜きで言わずにはいられなかった。

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2025年1月8日 

一昨日は、午前中に鍼灸院へ行って、その後下鴨で一仕事。

北白川へ移動して、焙煎をした後、髙島屋S.C.店への豆を配達し終えたら、やっと私の正月休み。

昨日は、一日絶対休もう!と思っていたのだが、下鴨のスイーツが全くなかったので、北白川へって前日に松尾が焼いていたガトーショコラとプリンを下鴨へ移動。

やめときゃいのに、留守電が点滅していたので再生して聞いてみたら、いろいろと仕事の依頼が入ってしまっていたので、結局そのまましばらく下鴨で作業をすることに・・・

来週は月曜が祝日なので、下鴨店は火曜が振替休業。

14日は絶対一日休んでやろうと心に誓いうのであった。

で、今日は一般にはお正月休み明けということもあって、比較的静かな立ち上がり。

3日から5日まで、けっこう好調だった髙島屋S.C.店も、週が明けたらウソのように引いてしまっている・・・

これはヤバイな、と、思っていたら、下鴨店では午後からけっこう賑わって一安心。

そんなわけで、お正月気分も抜けつつあるところで、間もなく新春ブレンドは販売を終了して、このブレンドに使っていた「メキシコ・アナエロビック」をシングルで販売予定。

ただ、こちらはもう残量が少ないので、恐らく1週間もつかどうか。

そこで、その次はどうなるかと言うと、コーヒー2025年問題対策品種の試験栽培されたものを限定販売!

これについて、詳しくは現在配布中の月刊紙に書いているので、ぜひ店頭で手に取ってご覧くださいませ。

【美味しい】【美味しくない】ではなく、近未来のコーヒーは、こんな味になるかも?という風味を四半世紀先取りでお試し頂ければと思います。

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