自家焙煎珈琲 カフェ・ヴェルディ

カフェ・ヴェルディの気まぐれ日記

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2016年03月

東京食べ歩記 その3

2016年3月14日 

ちょっと間が空いたが、東京食べ歩記の珈琲店編。

今回は、店内に焙煎機を設置している自家焙煎珈琲専門店も、何軒か回ったのだが、そちらについては割愛。

いろいろと、仕事上のお話しもさせて頂いたので、この日記では控えさせて頂くことにした。

そんなわけで、表参道でロブスターロールを食べた後、食後の珈琲を飲もうということになって、青山通りから少し入ったところにある CAFE KITSUNÉ(カフェ・キツネ)へ。

 

ここは、フランスのファッションブランド Maison Kitsuné が、日本初の路面店オープンと同時に開店したお店。

珈琲そのもののクオリティは、今東京で流行の酸っぱい系エスプレッソだが、店のデザインなどは、なかなか面白いので、一度行ってみる価値があるように思う。

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和風なエントランス、入り口手前には、長椅子があり、何となく井戸端会議できそうな雰囲気。

ドリップコーヒーもあるが、エスプレッソ系がオススメとのこと。

ここへ来る前に行ったブルーボトルに比べると、少し深めの焙煎ではあるが、それでもけっこう酸っぱいラテであった。

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この内装をセンスあるととるか、わけわからんととるか・・・

なんか、外人さんが自分のイメージする日本の喫茶店を作ってみたらこなったというような、いろんな要素をごちゃっと詰め込んだような内装。

ある意味面白く、ある意味居心地が悪く、なんか不思議な空間であった。

続いて、腹ごなしにてくてく歩いて、代々木公園を抜けて、 Fuglen Tokyo  へ。

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なんか、いい感じの外観。

北欧を旅したスタッフの話では、オスロのフグレンは、もっと店頭に多くの席があり、ほとんどの人は外で珈琲を飲んでいるとのこと。

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ノルウェーでは、最近の東京同様、けっこう酸っぱい系の珈琲が主流だそうだが、こちらのお店は存外にそんなに酸っぱくない珈琲が飲めた。

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なんか、バラバラなようで、統一感のある店内。

この店も、なかなか面白くて、一度足を運んでみても悪くないと思う。

飲食を楽しむと言うより、この場にいること楽しむべき店と言えよう。

その後、新宿に出て、エクセルシオールカフェへ。

ここでは、ドリップによるスペシャルティコーヒーの提供を始めたとのことなので、試してみた。

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私は、イルガチェフを注文、一緒に行った I さんは、マンデリンを注文。

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個人の嗜好というものもあると思うが、サードウェーブと呼ばれる珈琲よりも、私としては、こちらの方が美味しく感じるのだが、世の中はどうなのだろうか。

ただ、やはり質より量を優先せざるを得ないチェーン店では、豆本来の風味を引き出すのは難しく、酸味と苦味のバランスだけで言えば、サードウェーブ系より珈琲らしい味ではあるものの、風味の面では、豆の持つものを十分には引き出せていない感は否めない。

今回の東京めぐりを通して、これからの日本の珈琲業界は、どうなっていくのだろう?と、多くの疑問を持った二日間。自分なりに、分析は進めているので、またそのあたりは追々日記に書いていければと思う。

で、今回の東京で、また体重が1キロ少々増えてしまった。

お金は、増やそうと思っても、なかなか増えないし貯まらないのに、体重は減らしたくても油断したらすぐに増えてしまう・・・

福沢さんと、体重、逆だったらいいのになぁ・・・

終わった!

2016年3月13日 

今日の日記は、東京食べ歩記 その3を期待されていた方もいらっしゃるかもしれない。

が、今日は次女と三女のバレエ発表会で、昨日の会場設営から、今日の受付関係などまで、この二日間私はバレエ会場に入りっきりで、さきほど片づけを終えて帰宅したところ。

これから、東京の写真を選んで、アップしてテキストを考えるには、ちょっと体力がないので、東京食べ歩記はまた明日。

 

で、今日はバレエの発表会。

次女は、小学生のころからこのお役をやりたくて、大嫌いな勉強を必死でやって、中三で受験をしなくて良い学校へ行き、役を頂いた後は、ここ1か月ほど、ほぼ毎日レッスンから帰ってくるのが10時を過ぎる日々。

本人も、納得していない部分があるようだし、冷静に見て、「あっ」と思うところも数か所あったが、それでも現時点で彼女ができる最高の演技をしたのではないかと思う。

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※ 写真は、今朝のリハーサル時のもの

 昨日から、リハーサルを見て来て、その時点では「本当に大丈夫か?」と思うところもあったが、うちの娘に限らず、皆本番が一番良い出来だったように思う。

とにもかくにも、このところ我が家はバレエを中心に回っていた感があるが、今日でそれもひと段落。

次は、明後日に迫った次女の中学卒業、3月~4月は、何かとイベントが多く、慌ただしいが、頑張って乗り切って行こう。

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みな、よく頑張った。

東京食べ歩記 その2

2016年3月11日 

今日は、清々しい青空だったが、肌にあたる風は冷たく、店内のお客様は少な目。

しかし、豆をお求めくださる方が多く、体感的な忙しさと、営業成績が比例しない金曜日であった。

 

で、昨日に引き続き、今回の東京食べ歩きレポートその2。

今回は、わりと珈琲店へ行ったのだが、その前に腹ごしらえ。

さらに、前から一度行ってみたいと思っていたものの、ちょっと中年オヤジ一人では入りにくいお店へ行こうということで、胃袋隊と言うべきか、ちょっと恥ずかしい店へ行くための同伴者と言うべきか、実は東京の珈琲店のナビゲーターと言うべきか、ともかく助っ人と一緒に回ることになった。

 

で、まずは東京へ来たとき、いつも朝食をとることにしている WORLD BREAKFAST ALLDAY へ。

今月と来月は、トルコの朝ごはん。

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薄い生地を重ねたパイのようなギョズレメ、野菜がたっぷり入ったスクランブルエッグ、トマトとキューリに蜂蜜ヨーグルトのワンプレート。

このギョズレメというもの、なかなか美味しかった。

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マトンのミートボールが入ったヨーグルトのシチューと、トルコのおやきみたいなムジュベルも、けっこうスパイシーで美味。

5~6月は、まだ決定ではないらしいが、ちょっと伺ったところによると、Verdi でも今日から取り扱いを始めた豆の産地の朝食になるらしい。

ちょっと微妙な時期ではあるが、なんとか時間を作って、また5月に来たいものである。

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さて、今回同行してくれるのは、某コーヒーチェーンの店長 I さん。

表参道の交差点で待ち合わせたのだが、先に着いて、交番の前でふと横のビルを見上げ「そう言えば、ここに大坊さんがあったんだなぁ・・・」と、思ったら、ちょっと寂しくなってしまった。

最近、いろいろなお店を回るが、大坊さんのような、店主の個性が強烈に出ている店が、どんどんなくなっている。

かつて四天王呼ばれた個人自家焙煎珈琲店の草創期を支えた方々も、すでに半分はこの世を去り、残すお二人も前線に立つことはない現状、なんだか、個性的な自家焙煎が減って、烏合の衆になりつつある感は否めない。

私も頑張らねばだなぁ。

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モーニング2食目は、ここも前から来たかった crisscross OMOTESANDO へ。

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ここは、やはりオープンエアで食べなきゃなので、晴れて寒くないときがベスト。

前日の雨が嘘のように、ここちよい太陽の光がコートなしでもくつろげる穏やかな陽気を運んでくれる。

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ヴィネガーとヨーグルトを合わせたドリンク、なかなか面白いが、また飲みたいという感じではなかった。

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左:シナモンレーズンナッツフレンチトースト ホイップバター・メープルシロップ付き 右:クリーミーアボカド ライブレッドトースト キノアパフ、ベイビーリーフとカッテージチーズに、オプションのスクランブルエッグ。

このフレンチトースト、前回来たときに別の店で食べた、話題のフレンチトーストの数倍美味しかった。

そして、アボカドと野菜をのせたライブレッドトースト、これは、ちょっとメニューの参考にしたい一品。

なかなか収穫の多いお店であった。

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そして、以前からとりあえず一度行ってみたいと思っていた Q-pot cafe へ。

ここは、オッサン一人で入るには、ちょっと恥ずかしかったので、cool & beauty な、某コーヒーチェーンの店長さんにお供願ったわけだが、彼女も中に入って「これ、私でも恥ずかしい」と。

まぁ、お互い一人では決して来ない店に来れたってことで、良かったことにしておこう。

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入った瞬間、これ、ディズニーランドか何かにあれば、入れる雰囲気かな?と、思ったが、よく見るとけっこう可愛い内装ともいえるが、一応店舗開発の仕事をしていた私の目から見ると、かなりチープな作り。

お金をかけず、ブームが去ったら逃げる作戦か?と思うような、安普請に見えた。

で、注文したのは、この店で一番有名なネックレスプレートと、期間限定のサクラモンブランプレート。

ドリンクは、サクラティーラテ。

運んできたお姉さんが「以上でお揃いでしょうか?それでは、お菓子な時間をお楽しみください」と(笑)

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サクラティーラテ、一口飲んだ瞬間、まさに未知との遭遇。

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とりあえず運ばれてきたケーキの写真を撮っていたら、私の後ろの席から、なんとも言えない鼻にかかった声が聞こえてくる。

「んぁ~、ぅおいすぃ~」ってそれを一口食べるごとに発しているわけである。

私の目の前で眉を寄せてその光景を見ている I さんが「続木さん、あれ、男ですよ」って。

なんだか、ゴスロリのコスプレをしている、さかなくんみたいな男子が、同じくそういう雰囲気の女の子と、Q-pot cafe のおかしな時間を満喫していたようである。

私たちからしたら、このケーキ、「んぁ~、ぅおいすぃ~」ではなくて、「あぁ~っ」の一言だったのだが・・・

まぁ、こういうお客さんがいる限り、この店も当分不滅でしょう。

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お菓子の後は昼食。

これも、以前から行ってみたかった LUKE’S へ。

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Verdi のカウンターくらいの店舗に、スタッフは二人。

お昼過ぎに行ったが、ともかくひたすら並んでいるが、テンポよく流れていくので、そんなに待たずにオーダーできた。

このロブスターがたっぷり入ったロールパンが980円。

高いととるか、こんなものと思うか?でも、この商売は、いろんな面で、なかなかいいところと突いている。

多分、開業半年程度で初期投資を回収して、あと1~2年で億ほど利益を上げて、売り上げが落ちてきたら即撤収というような、最近の上陸系ビジネスの典型例であろう。

かつて、ロングジョンシルバーだとか、エル・ポヨ・ロコといった、ちょっとひねりの入ったファストフードが上陸しては、撤収して行ったのだが、恐らくロブスターロールという業態も、根付くには至らないように思う。

でも、ドミニクあたりよりは、再訪もあり得るので、もう少し息は長いか?

商品そのもののクオリティーやアトモスフィアといった部分では、何も得ることはないのだが、ビジネスモデルとしては非常に面白いと思った。

そんなこんなで、昼食を終えたら、けっこうお腹もいっぱいだったので、この後は、珈琲店めぐりをすることになった。

つづく

東京食べ歩記 その1

2016年3月10日 

今回の東京は、しっかりとした目的があって、自家焙煎珈琲店として、しっかりと見て調べて、ということもあったのだが、そのことにつては日記では割愛。

でも、久しぶりにバッハへ行き、また、バッハ系のお店をまわり、いろいろと考えさせられることが多かった。

 

さて、そんなわけで、初日の主要な用事を終えたら、東京に住む学生時代の後輩と新宿の Brooklyn Parlor へ。

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先に着いた私が席をとって待っていたのだが、席に着くなり『2時間のご利用でお願いします』と。

夕方5時半、続々と客が押し寄せて、席が空くのを待って並んでいる。

凄いなぁ、と、感心してみた。

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コブサラダと、いろいろ野菜のフリッター。

けっこうなボリュームで、他にもいろいろと食べようかと思っていたが、翌日も朝から最低2食は朝食をとるので、このあとハンバーガーだけにしてみた。

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ハンバーガーは、半分に切って出してくれると言うサービスもあるようで、そうしてもらった。

とりあえず、アメリカンなお店。

年齢層は、わりと若めで、私たちはどちらかと言うと、主要顧客層より年代が上か?と言った感じなのだが、価格的には若い年代には高いようにも思う。

それでも、これだけ人気というのが東京の凄さかな?

個人的には、こういう店、好きなのだが、京都にはないなぁ・・・

京都にできても、あまり長く続かないだろうなぁ・・・

ハンバーガーを食べ終えたころには、だいたい2時間ほど経っていたので、食後の珈琲は別の店へ行くことに。

西口と言うか、ガードくぐってすぐの但馬屋という自家焙煎店に入ったのだが、撮影禁止と書かれていたので写真は無し。

かなり深煎りのハイチを飲んでみた。

そんなわけで、初日はアメリカンな食事以外は、自家焙煎珈琲店へ何軒か。

久し振りに会った東京の友と、名残を惜しんで新宿を後にした。

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明日に続く

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