ちょっと間が空いたが、東京食べ歩記の珈琲店編。
今回は、店内に焙煎機を設置している自家焙煎珈琲専門店も、何軒か回ったのだが、そちらについては割愛。
いろいろと、仕事上のお話しもさせて頂いたので、この日記では控えさせて頂くことにした。
そんなわけで、表参道でロブスターロールを食べた後、食後の珈琲を飲もうということになって、青山通りから少し入ったところにある CAFE KITSUNÉ(カフェ・キツネ)へ。
ここは、フランスのファッションブランド Maison Kitsuné が、日本初の路面店オープンと同時に開店したお店。
珈琲そのもののクオリティは、今東京で流行の酸っぱい系エスプレッソだが、店のデザインなどは、なかなか面白いので、一度行ってみる価値があるように思う。
和風なエントランス、入り口手前には、長椅子があり、何となく井戸端会議できそうな雰囲気。
ドリップコーヒーもあるが、エスプレッソ系がオススメとのこと。
ここへ来る前に行ったブルーボトルに比べると、少し深めの焙煎ではあるが、それでもけっこう酸っぱいラテであった。
この内装をセンスあるととるか、わけわからんととるか・・・
なんか、外人さんが自分のイメージする日本の喫茶店を作ってみたらこなったというような、いろんな要素をごちゃっと詰め込んだような内装。
ある意味面白く、ある意味居心地が悪く、なんか不思議な空間であった。
続いて、腹ごなしにてくてく歩いて、代々木公園を抜けて、 Fuglen Tokyo へ。
なんか、いい感じの外観。
北欧を旅したスタッフの話では、オスロのフグレンは、もっと店頭に多くの席があり、ほとんどの人は外で珈琲を飲んでいるとのこと。
ノルウェーでは、最近の東京同様、けっこう酸っぱい系の珈琲が主流だそうだが、こちらのお店は存外にそんなに酸っぱくない珈琲が飲めた。
なんか、バラバラなようで、統一感のある店内。
この店も、なかなか面白くて、一度足を運んでみても悪くないと思う。
飲食を楽しむと言うより、この場にいること楽しむべき店と言えよう。
その後、新宿に出て、エクセルシオールカフェへ。
ここでは、ドリップによるスペシャルティコーヒーの提供を始めたとのことなので、試してみた。
私は、イルガチェフを注文、一緒に行った I さんは、マンデリンを注文。
個人の嗜好というものもあると思うが、サードウェーブと呼ばれる珈琲よりも、私としては、こちらの方が美味しく感じるのだが、世の中はどうなのだろうか。
ただ、やはり質より量を優先せざるを得ないチェーン店では、豆本来の風味を引き出すのは難しく、酸味と苦味のバランスだけで言えば、サードウェーブ系より珈琲らしい味ではあるものの、風味の面では、豆の持つものを十分には引き出せていない感は否めない。
今回の東京めぐりを通して、これからの日本の珈琲業界は、どうなっていくのだろう?と、多くの疑問を持った二日間。自分なりに、分析は進めているので、またそのあたりは追々日記に書いていければと思う。
で、今回の東京で、また体重が1キロ少々増えてしまった。
お金は、増やそうと思っても、なかなか増えないし貯まらないのに、体重は減らしたくても油断したらすぐに増えてしまう・・・
福沢さんと、体重、逆だったらいいのになぁ・・・