自家焙煎珈琲 カフェ・ヴェルディ

カフェ・ヴェルディの気まぐれ日記

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2016年04月

30年ぶり

2016年4月29日 

こういよいよゴールデンウイークが始まった。

平日と休日を比べたら、休日の方がお客様の数は増えるのだが、やはりこういう大型連休のときは、なかなかお客様の動向は読めないもの。

今年のゴールデンウイークはどうなることでしょうねぇ・・・

 

さて、祝日だったので、なんとなく曜日感覚はなかったのだが、今日は金曜日なので珈琲豆の配達回り。

3軒目のお取引先へ行ったとき、その店のカウンターに掛けている女性客が、私の方を見て微笑んでいる。

たまに、どこかのお店へ行ったとき、雑誌などで私の顔を知っている方から声をかけられることがあるので、その類かな?と思いつつ、お店の方に豆を渡して店を出ようとしたとき、その女性が私のファーストネームで呼びかけてきた。

 

だいたい外で見知らぬ方から声をかけられるときは「ヴェルディのマスターですよね?」と、声をかけられることが多いのだが、この女性は私をファーストネームで・・・と、思って顔をよく見たら、私が中学~高校のころに親しかった友人ではないか!?

当時は、ちょくちょく一緒に遊びに行っていたが、私は東京の学校行っていたこともあり、あるときから全く会うこともなくなり、30年の歳月が流れていた。

まぁ、お互い京都に住んでいるので、いつどこで会っても不思議ではないのだが、びっくりしたなぁ・・・

先日は、東京にいたころの友人が、雑誌を見たら私が載ってた、と、Verdi に来てくれて、20年ぶりの再会をはたしたり。

今年に入って、超久しぶりに昔の友人に会うことが連続している。

何かあるのかなぁ?

 

 

そんな驚きのあった一日の最後は、長女と次女を連れてヨドバシへ。

家電やカメラ関係のものを買いに来たわけではなく。目的はズバリこれ!

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ホッピングシャワーのパチパチキャンディーが、通常の倍になり、ダブル以上を注文したら、31%割引になるというこの10日間。

行かない訳には行かないでしょ!?ってわけで、アイスクリームを食べに行ってみた。

一応、ダイエット中なので、サイズはレギュラーではなく、スモールに。

こんなときでも誘惑に負けない私って、偉いなぁ。

いや、アイスクリームを食べてる時点で、すでに誘惑に負けているか。

まぁ、明日からまたダイエット頑張ろう!って、毎日言っているような気がする。

でも、本当に明日から・・・  どうでしょうねぇ

実は・・・

2016年4月28日 

昨日、今日は、久しぶりに朝一からカウンターで抽出に入った。

このところ、私はあまりカウンターに入らないようにしていたのだが、まぁ、たまには。

すると、昨日は開店直後から次々お客様がお越し下さり、9時ごろには満席に。

今日も、雨なので閑散とした店内になるかと思っていたら、存外に多くのお客様がお越し下さり、慌ただしくモーニングの時間が過ぎて行った。

やはり、私がカウンターの中にいると、お客様が大勢おいで下さるんだなぁ、と、勝手に喜んでみた。

 

しかし、まぁ、なかなかそんな勢いは続かないもので、昨日も今日も、10時を回って他の社員が出勤してきて、抽出をバトンタッチした途端、なぜか空席が目立ってしまう。

やはり、私がカウンターに立たないと・・・って、たまたまですね。

 

実は、今だから言えるというわけでもないが、私が抽出を控えていたのには、二つ理由があって、一つは社員を育てるためで、これが大義名分ではあるのだが、私にとっての本当の理由は、ここ1年ほど右腕の調子がいたって悪く、閉店後の片付けをしているとき、シュガーポットをテーブルから持ち上げたら、右手の力がなくなり、落としてしまうということがしばしば。

その後も、抽出のためにポットを持つと、腕に激痛が走ったり、肘の骨を少し触るだけで、けっこうヤバイ痛さを感じたり。

 

明らかに職業病なのだが、同じ調子で抽出を続けていたら、恐らく悪化してしまうだろうと思って、可能な限りポットを持たないようにしていたら、やっと握力も戻り、ポットを持っても痛みを感じなくなってきた。

まぁ、この仕事を続けている限り、避けては通れない部分なので、私のみならず他のスタッフも、あまり一人に抽出が偏らないようにして、皆の腕の負担を少なくできるようにしなくてはだな。

 

さて、今日は雨で少し肌寒い気温だったが、このところ夏日のような暑さの日も少なくない。

そんなときは、つい『塩釜』さんの「冷やし五目」が食べたくなる。

少し余裕のあった午後、サッと塩釜さんで、蕎麦のランチを頂いた。

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限定販売の「生粉打ち」が、まだあったので、麺は生粉(きこ・一般的には十割蕎麦と言う)にしてみた。

この『冷やし五目』は、器が小さくて、非常に食べにくいのがたまにきずだが、久しぶりに美味しく頂いた。

これからの季節、また食べに行きたくなることも多いだろうなぁ・・・

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店名:蕎麦切 塩釜
住所:京都市左京区一乗寺西閉川原町29-13
電話:075-721-2966
営業:11:30~16:00/18:00~21:00(各30分前LO)
月曜・第三火曜定休(祝日の場合翌日振替)

あっさり

2016年4月26日 

今日は、午前中から、打ち合わせなどがあって、ユニフォームではなくスーツで出勤。

そんな日に限って、最高気温28度!

世のビジネスマンの方々は、暑くても寒くても、毎日こうしてスーツを着ているんだなぁ、と、思いながら、少し歩くと汗ばむ中、いろいろと走り回った一日であった。

 

このところ、Verdi へ来ても、私がいない!と、お客様からおしかりをうけることがしばしば。

もうちょっとしたら、いろいろとご報告もできるかと思いますが、それまで今しばらくお待ちくださいませ。

 

さて、今朝お越し下さった若い女性のお客様から「京都の珈琲は、酸味が強いのかと思っていました」という言葉を聞いた。

たしかに、私が開業した当初の京都では、冷めると強烈に酸味を感じる珈琲も多かったが、一方で炭化寸前と思えるような深煎りのものも多かったわけで、ある意味両極端な珈琲が出回っている街だったのかもしれない。

 

しかし、ここにきて、老舗系よりも、新進気鋭系の方が、酸味をアピールしている感は否めない。

そんなことを考えていたら、心許している友人から、一枚の写真が送られてきた。

見るとそれはメニューの一部で『いま時代が求めるのは、苦味の強さよりも、コーヒー豆本来の味だと言います。』と書かれていた。

 

珈琲豆本来の味ってなんだ?と考えてみると、いきなり迷路に陥ってしまう。

焙煎していない、生豆の状態のものは、挽いて湯を浸しても、単に生臭いだけのお湯ができるだけ。

焙煎と言う工程を経て、味を作って行くわけで、どの段階をもってコーヒー豆本来の味と言うべきか、断言できる人などいようはずもない。

同時に、コーヒーを単体で飲むのか、朝食のトーストと飲むのか、甘いケーキと飲むのか、フレンチやイタリアンの食後に飲むのか。

コーヒーを楽しむパートナーによって、好ましい苦味と酸味のバランスは違ってくるのではないかと思う。

ケーキと楽しむのでも、軽いシフォンケーキと一緒に飲むコーヒーと、しっかりとしたチョコレート菓子と一緒に飲むコーヒーは、違うもので然るべき。

 

よく、コーヒーをワインと比較して、ワインの風味評価のように、コーヒーの味覚表現をする人がいる。

でも、ワインのソムリエって、そもそもレストランで、お客が注文した料理とマッチングさせて、食事全体を楽しませることが最大の目的なわけで、今のコーヒー業界の味覚表現って、ちょっと違うような気がするのは私だけだろうか。

まぁ、それが正しかろうが、間違っていようが、時代の流れに立ち向かっても、かなうはずはないのだが、そんな人間が全くいなかったら、世の中進歩もしないし面白くもない。

私としては、コーヒーを『いまの時代が求める』ものとしてではなく、いつの世でも、皆さんが楽しく生活するための潤滑油になれるよう、焙煎し、提供していきたいと思っている。

 

で、今日は打ち合わせなどで外出していたので、その出先でとったランチ。

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前菜は、揚げワンタンに、たんぽぽの葉、アイスプラント、こごみのスープ。

メインは、豚肉の丼を注文。

叡さんの料理は、いつ来てもあっさりとしていて、中華らしからぬ薄味。

ほっこりさせて頂きました。

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店名:中国料理 叡
住所:京都市左京区北白川上終町22-10
TEL : 075-723-6651
営業:11:30~14:30 17:30~21:00

コーヒー店めぐり

2016年4月25日 

今日は、朝から打ち合わせやらなんやらで、結局一日スーツで過ごしてしまった。

で、夕方に帰宅して、何となく休みの日らしいこともしたいと思い、デュカプリオがオスカーとった映画でも見に行こうかと思ったが、そう言えば、娘たちをコナンに連れて行っていなかったってことで、名探偵コナンを見に行くことにした。

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なんだかんだ言って、これも毎年の恒例行事になっているが、次女も高校生になり、いつまで父親と映画を見に行ってくれるものやら。

そう考えると、なんとなく子供の成長が嬉しいような、寂しいような。

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さて、代官山で朝ごはんを食べたら、自由が丘方面に向かった。

まず向かったのは、奥沢駅前にあるカフェ・アランチャートさん。

こちらは、バッハグループのお店で、焙煎機も Verdi と同じシリーズの一番小型のもの(Verdi は10キロ釜で、こちらのお店は、2.5キロ釜)

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ブレンドを頂いたが、まさしくバッハ系の味と言うか、慣れ親しんだ味で、悪い意味ではなく、非常に普通に美味しく頂いた。

ただ、私の他に入ってきたお客様は、みなさんカレーを食べていらっしゃった。

この店は、コーヒーだけではなく、カレーもウリの店らしい。

いいなぁ・・・

続いて、アランチャートさんから徒歩1分ほどのところにある、ONIBUS COFFEE さんへ。

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ここは、Verdi や、アランチャートさんとは正反対と言うか、今の東京の流行のコーヒーそのもの。

焙煎機の冷却槽にあった豆を見てみると、これは私たちの一番浅い焙煎度合いより、さらに3段ほど浅いもの。

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店内でも飲めたのだが、テイクアウトしることにした。

それにしても、最近できた自家焙煎珈琲店と言うか、ロースターカフェと言うか、に行ってみると、端っこが破れたキャップをかぶって、ひげをはやして(ひげは私も人のこと言えないけど)薄汚いシャツとやぶれたジーンズ、鼻か口にピアスという風貌で仕事をしている人をよく見かける。

そういう姿を見て、「この人たちは、食品を扱っているという認識があるのだろうか?」と、思ってしまうのは、私がオッサンだからだろうか。

あるいは、今若者が飲んでいる『コーヒー』というものは、もはや食品ではなく、「ファッション」なのだろうか?

ここ数年の間にオープンしたお店へいくたび、なんだか考えてしまうことである。

続いて向かったのは、新宿南口に新たにオープンしたルミネの新店『 NEWoMan 』というファッションビル。

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こちらには、日本初出店とか、話題の上陸系とかがいろいろ入っているので、行ってみたかったのだが、ビルの名前からして、男性は入り辛いか?と、思ったが、フロアを歩いてみると、スーツ姿の男性がぞろぞろ。

まぁ、新しい商業施設ができたら、視察の人は多いものですねぇ。

で、まずは、1階に入ったブルーボトル。

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先日、ブルーボトルのブライアン氏がVerdi へ来たとき、「新宿は、スゲーことになってるぜ!」と言っていたので、「こんど東京へ行ったら、見に行くぜ!」と言った手前、行かない訳にはいかず。

確かにスゲーことになっていた。

もうブルーボトルは、清澄と青山各々2回行っているので、並んでまで飲むことはせず、スイーツを食べに上のフロアへ向かった。

で、おやつは『 ROSEMARY’S TOKYO 』へ。

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フォッカッチャフレンチトースト・季節のフルーツとパフェ、ショコラ&オランジェを頂いた。

店内は、満席だったが、テラスならすぐに案内できるとのことだったので、テラスへ。

風が心地よくて、この日は絶好のテラス日和であった。

でも、ちょと食べすぎた。

続いては、こちらも日本初上陸と言う『 VERVE COFFEE ROASTERS 』へ。

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店員さんに「パナマのエリダ農園のゲイシャがお勧めです」と言われたので、素直にエリダのゲイシャを注文。

エリダ農園の豆(当時販売していたのはカツーラ種)は、以前の Verdi の看板商品だったので、なんとなく愛着もあったし・・・

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しかし、会計のときにびっくり「1,800円です♪」って、せんはっぴゃくえん?!

うちの店でも、何度かゲイシャは扱ってきたけど、最も高価と言われるエスメラルダのゲイシャでも、カップは一杯600円だったのに、その3倍もするのか?

次、うちで売るときの参考にしよう(ウソです、Verdi では、どんな高価な豆でも、一杯600円以上はつけません!多分)

ブラックで飲むと、強烈な酸っぱさの奥に、ほのかなゲイシャフレーバー。

砂糖を入れたら、それなりにゲイシャフレーバーを楽しめた。

こちらは今予想通り、今の東京で人気と言うか、上陸系コーヒーショップの味そのものであった。

そんなこんなで、東京食べ歩きの〆は、けっこうここで夕食をとることが多い『 いきなりステーキ 』へ。

いつもなら300グラムと言うところ、ちょっとお腹いっぱいだったので、サーロインを200グラムで注文。

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なんと!カットして重さを量ったら200グラムジャスト!!

焼き場のお兄さんに「素晴らしい」と言ったら、「いやー、滅多に出ないんですけどね」と。

私も、今までにジャストを見たのは2回目、なんかいいことありそうな気がしたのだが、ふと目に留まった値段を見たら、サーロインステーキ200グラムが1,600円。

さっき飲んだコーヒーより200円安いではないか!?

珈琲屋の私が言うのもなんだが、あのゲイシャ一杯飲むなら、サーロインステーキ200グラムを選ぶなぁ・・・

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そんなわけで、今回も体重を増やして京都へ戻るのであった。

土日、頑張って節制したが、まだ東京へ行く前と比べて600グラムも体重オーバー。

頑張らねば。

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