実は昨日からすこぶる体調が悪く、今朝起きて熱をはかったら38.3という数字が目に入ったので、とりあえず見なかったことにして、でもウォーキングはサボって、薬を飲んで出勤。
薬が効いている間はけっこう動けたので、職業病なのか薬が効いていたのか、ピークタイム中はむしろハイテンションで乗り切れたが、お客様が引くと一気に体が動かなくなる。
30代の頃はもうちょっと熱があっても動けていたのに、トシはとりたくないものである。
さて、そんな今日はサロンライヴ。
二度目のご出演となった、宮後優さんがテノールの木下紀章さんとバリトンの廣田雅亮さんとともに、ヴェルディの椿姫をハイライト形式で聞かせてくださった。
ナレーション付きで、場面の説明もしっかりされて、本当にハイライト盤の収録といっても過言ではないようなコンサートであった。
宮後さんがヴィオレッタを若々しく歌い上げる姿を見ていると、アルフレードでなくても惚れてしまいそう。
場をしっかりと再現しながらの演奏なので、聴いている人たちは皆トラヴィアータの世界に引き込まれていたのではないだろうか。
後半の宮後さん、死期の近いヴィオレッタを演じるためメイクまで変えての演奏。
ヴィオレッタが倒れて幕となるこのオペラ、終演後には涙している人もいたほど臨場感のあるひと時であった。
事前に、こんな形になると分かっていたら、私ももう少し小道具など揃えられたのに、そのあたりがちょっと残念。
それにしても、今夜は「ヤラレタ!」という感じのゾクゾクするサロンライヴであった。
で、片づけが終わるまでは、これまたハイテンションにしていられたのだが、店を出て自宅に戻ったら、またちょっとゾクゾクしてきてしまった。
そんなわけで、本当は今夜中に動画をアップしてご覧頂きたかったのだが、今日は早く寝て明日に備えることにします。
季節の変わり目、皆様も体調管理には注意してくださいませ。