自家焙煎珈琲 カフェ・ヴェルディ

カフェ・ヴェルディの気まぐれ日記

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2021年06月

梅雨だったんだ

2021年6月4日 

今朝は雨の音で目が覚めた。

なので、朝のウォーキングはお休み。

昼間はけっこう激しく雨が降っていたこともあり、お客様の少ない一日になってしまった。

が、閉店のころには雨も上がり、街中の方に配達のご依頼を頂いたこともあり、朝歩けなかった分、夜はけっこうしっかり歩いてみた。

帰宅して、マンションの踊り場から西の空を見たら、なかなか綺麗ないろだった。

急いで鴨川へ出て西の空を見てみたら

この色に空が染まることって、微妙な湿度のバランスが必要なのでそうそうはない。

橋の上から見る南の空も美しかった。

もうすっかり暗くなったが、河原町御池から市役所を見たら

けっこう暗いけどいい感じだった。

昨年の夕方の写真などを見ると、こういう濃いピンクとブルーが合わさった空って、梅雨時の雨上がりによくあるみたい。

夏日が続いて、もうすっかり夏になった気分だったが、まだまだ梅雨だったんだなぁ・・・と、実感する夜のウォーキングだった。

やせられない

2021年6月3日 

先週あたりは昼間夏日でも朝は涼しいということが多かったのに、今朝は朝から涼しさを感じなかった。

そんな夏が近づいている中、芸大店ではメニューの改廃に追われている。

12日から販売開始予定のプレートには、スフレカップに入ったプリンを付ける予定なのだが、どうもそれが上手く行かず、ここ数日は試作を重ねているところ。

それ以外にも、レモンケーキの品質改良など、すでに販売している商品のブラッシュアップも含めると、なんだかこのところ毎日スイーツの試食をしているような気がする。

で、今日も閉店後にみんなで試食。

みんな同じ量を食べているはずなのに、女性社員は太らない。

でも、私はちょっとお腹周りが気になり始め、落としたいと思いつつもなかなかやせられない。

そんなわけで、お客様の「美味しい」のためにわが身を犠牲にしている私。

ヴェルディ芸大店のフードは、日々進化しております。

ぜひお召し上がりくださいませ。

夏の大本命

2021年6月2日 

何処からともなく蚊取り線香の匂いが漂ってくると、夏が来たことを強く感じます。

なんとも趣深い香りです。

 

少し蒸し暑さを感じるようになってきました。

下鴨本店では、毎年大人気の夏季限定メニューが今年も登場しております。

 

「ヴェルディしぐれ」

あずき処 宝泉堂さんの糸寒天とつぶあんを使用した贅沢なひと品です。

寒天の瑞々しさと、つぶあんの優しい甘み。

そこに上手に調和するほうじ茶アイスと、ほんのり苦味を演出するコーヒーゼリー。

まるで飲み物みたいな喉ごしです。

季節限定の爽やかな味わいをお楽しみください。

 

コーヒーゼリーのご注文も多くなってきました。

ゼリーの苦味とバニラアイスの甘さがお互い引き立て合って、さっぱりしていながら食べごたえがあります。

どちらのメニューも、お好みのコーヒーとセットでご注文いただけます。

涼やかなスイーツで、さっぱりしたひと時をお過ごしください。

 

明日・明後日と雨模様になりそうです。

 

先日歩いた雨の下鴨神社、霞みがかった風景が幻想的でした。

機会があればぜひ、行ってみてください。

 

それでは、明日もご来店お待ちいてしております!

土田裕子

やっと

2021年6月1日 

今日の京都は最高気温が30℃越え!

もうこれは衣替えをしなくては!!

と言うことで、今日は衣替えと言うか、冬物の服をしまって夏物を出してみた。

そんな服の入れ替えをしながら、最近なんだか疲れが取れていないなぁ・・・と。

そういうときは養命酒!

なのかもしれないが、私はお酒を飲まないので、スパイス摂取をしに白梅町まで。

御所を突っ切ってみたが、ほとんど人はいなかった。

堀川あたりの日陰はけっこう気持ちよさそうだった。

40分ほど歩いて、今日は「パキスタン風ニハリ」を注文。

まずはセットのサラダから

通常のニハリはライスで食べることが多い中、パキスタン風ニハリは、ナンもけっこう合うということだったので、ナンとライスのハーフ&ハーフで頂くことにしてみた。

北海道産の骨付きビーフがゴロンと。

途中からレモンを絞って食べるとまた美味しい。

ミントが効いていて、爽やかな中に旨味がギュッと詰まったニハリであった。

緊急事態宣言に伴い、夜は全く行けなくなってしまい、休みの日の昼しかカレーを食べられないが、たまにはこうして食べにいかねばですねぇ。

これで明日からまた頑張ろう。

知らなくてもいい珈琲の話-その18【コーヒーの品種-2】

2021年6月1日 

先週からスタートした【コーヒーの品種】について、今回はティピカ種の説明をしたいと思います。

ティピカ種は、多くの品種の母体となる品種であるため、よく「ティピカ系」とか「ブルボン系」といった表現をされることがあります。

ただ、【ティピカ系】と一言で片づけられるほど簡単なものではなく、現在出回っているアラビカ種のほとんどは、ティピカを源泉としているため、ここでは代表的な品種の中の、ほんの一握りだけを記載するに留まります。

その前に、ティピカの大元である【アラビカ種】の誕生については、「知らなくてもいい珈琲の話-その1」をご覧ください。

さて、【ティピカ種】とは何かと言うと、概ね以下のようになります。

ティピカ種

由来

エチオピア~イエメン

ティピカは15~16世紀ごろにエチオピアからイエメンに渡った在来種が元になっていると言われています。

16世紀にババ・ブーダンがインドのマイソールに持ち出したものの中にもティピカが入っていたと思われ、その後インドからジャワ島へ伝わったのが、そのティピカだと言われています。

ジャワ島のティピカは、その後アムステルダムへ渡ります。

そのティピカが1714年にフランスへ渡り、1723年にド・クリューがマルティニーク島へ持ち込んだものが、中南米を中心とした多くの世界で作られる株となりました。

【オランダ~フランス株】以外にも、【オランダ~ギアナ株】や【ジャワ~東アジア株】などもありますが、もとはと言えばたった一本の苗木から広がったものであるため、遺伝子的にも非常に脆弱なため、病害虫に対する耐性もなく、生産性も低い品種と言えます。

しかし、そのティピカが母体品種となり、現在は多くの品種が作られています。

なお、【ティピカ種】と言っても、長い年月の間に土着品種となって、変化をしていったものも多く、細かく分類すると以下のようなものが挙げられます。

ブルーマウンテン系ティピカ

1730年頃ジャマイカへ渡ったもの(オランダ~フランス株)が土着化

後年ケニア、カメルーン、パプア・ニューギニアへ渡る。

グァテマラ系ティピカ

1700年代後半に、グァテマラへ渡ったもの(オランダ~ギアナ株)

後年ハワイ・コナへ渡る。

パハリート

1700年後半にコロンビアへ渡ったもの(オランダ~ギアナ株)

さび病の影響で、壊滅的被害を受ける。

通常のティピカよりも樹高が低いのが特徴。

【クレオール】

1730年代にハイチへ渡ったもの。(オランダ~フランス株)

【ナシオナル】

1727年、ブラジルへ渡ったものが土着化(オランダ~ギアナ株)

その後、ペルーやパラグアイへ渡る。

【ジャワ】

1690年代、インドからジャワ島北部へ渡ったもの。

ジャワ~東アジア株の元となるもの。

【スマトラ(バーゲンダル)】

ジャワから渡ったもの(ジャワ~東アジア株)

ただ、スマトラ島は零細農家が大多数を占め、いろいろな品種が雑多に植わっていることもあり、現在では生粋のスマトラ種を見つけるのは難しい。

【クリオージョ】

1730年頃ドミニカへ渡ったもの(オランダ~フランス株)

【パダン】

スマトラ島東南部で生育されたもので、スマトラ種とも若干違う。

【オールド・チック】

インドで育ったもの。

木および豆の特徴

木の高さは3~4メートルに成長するため、手摘み栽培の地域では剪定により樹高を抑える必要がある。

発芽から収穫までは4年ほど。

実のサイズは大きい。

さび病、炭疽病、線虫といった、コーヒーの病害虫に対する耐性がなく、管理の難しい品種である。

生産性は低く、実のつきかたは少ない。

風味

風味特性は良いが、所謂「スペシャルティコーヒー」に分類される酸味が強調された味ではなく、バランスよくマイルドで甘みもあり、キレのよい味が特徴。

こうしてみると、ブルーマウンテンやハワイ・コナといった高級豆は、最近もてはやされる、酸味を最大の特徴に挙げる「スペシャルティコーヒー」とは一線を画す、マイルドでクリーミーな味で、純粋なティピカの系譜と言おうか、非常にバランスよくまろやかでまとまった味になっているように思います。

その直結種たちも、また際立った特徴が目立つ味というよりは、とても穏やかでマイルドな風味が印象的なものです。

10年ほど前に販売していた「ハイチ」などは、ブラインドで飲むとブルーマウンテンと間違うほどでした。

そうしてみると、今回販売しているイエメニアもスペシャルティコーヒーのような特徴的な酸味を追求するのではなく、ブルーマウンテンのような穏やかでいてバランスよく、心地よい味わいを楽しめるコーヒーに分類されるのではないかと感じています。

しかし、ティピカがその後多くの個性的な品種の母体となったように、イエメニアもさらなる大きな可能性を持った品種と言えるのではないでしょうか。

そして、今私たちが飲んでいるイエメニアは、「今飲まれているティピカ」ではなく、16世紀にババ・ブーダンが持ち出した頃のティピカのような、本当の「祖」となる味なのかもしれません。

来週から、ティピカから派生した品種について書いてまいります。

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