朝と昼の気温差がけっこうある今日この頃。
朝は寒い。
まだクライマックスシリーズがあるとはいえ、まぁ、とりあえず今年もペナントレースは終わった。
今年は熱かったなぁ・・・
同時に、ここ数年の中で一度も甲子園へ行かずに終わったシーズンでもあった。
そんな昨今ではあるが、寒風が吹く中、市中では熱い戦いが終盤戦を迎えている。
店の中にいても、北から与党の候補者名を連呼する車が来たと思ったら、南からは野党の候補者名を連呼する車が来ていたりして、「うるさい!」と叫びたくなるような状況。
車で走っていても、百万遍の交差点や出町柳の駅前、スーパーの前など毎日どこかで街頭演説に出くわす。
ただ、そんな街頭演説、立ち止まって聞くことはほとんどないのだが、通りすがりに耳に入る内容は、お金を配るとか、消費税をなくすとか。
そりゃ、私が社員に向かって「給料を大幅に上げる」と言ったら、みんな喜ぶだろうけど、じゃぁ、その財源はどうするのか?と考えたら、売り上げが爆発的に上がらないと現実的には無理な話。
国の財源も同じことで、国民にお金を配って、しかも消費税を廃止したり税率を引き下げたりしたら、国の収入を減らして支出を増やすことになり、財政はさらにひっ迫するから、将来への負担が益々大きくなる。
小さいながらも会社を経営している者からしたら、借金を増やすのに売り上げを減らす方向性ってあり得ないわけである。
街を歩いていたら「金を刷れ、皆に配れ」というポスターを見かけたが、これ、どうなんだろう?と感じずにはいられない。
でも、もし候補者の誰かが、「お金をじゃんじゃん刷ってばらまきます。そうしたらインフレになります。それでもかまわずじゃんじゃん刷ってばらまけば、ハイパーインフレになります。そうしたら、数年後には1億の借金も実質価値としては1千万程度になり、みなさんの借金はほぼ解消されますし、コロナでより膨れ上がった国の借金も実質的に大幅に減ります。同時に、ハイパーインフレになれば皆さんの給料もガンガン上がります。実質的な価値はむしろ下がるかもしれませんけど~」
なんて言っていたら、思わず「こいつは正直な奴だ」と一票入れてしまうかもしれない。
絶対誰も言わないだろうけど。
しっかりとした成長を伴うインフレは、収入が増えるのみならず、コロナで膨れ上がった、個人、企業、国家の債務も実質的価値としては下がるのだから次の成長への投資も可能になり、マクロからミクロに至るまで国の成長につながる。
しかし、デフレは金額は同じでも実質的な借金は増やすことになるのだから、安けりゃいいという感覚で価格勝負の経済活動を繰り広げるのは国の首を絞めることにつながる。
長期にわたってデフレ基調で来た中、コロナに伴う世界流通の鈍化から、成長を伴わないインフレに突入しようとしているのだから、経済対策をどうするかという争点において、各候補者がどのような視点に立っているのかは、大きな注目点でもある。
なんてことを選挙演説やポスターを見ながら考えてしまった。
さて、芸大店で開催中のコラボカフェ。
今日はラストエグザイル 銀翼のファムで、ディーオ役の声優をされている野田順子さんがご来店下さった。
ディーオの絵の下でお召し上がりになったのは、「ディーオの手作りパンケーキ」
お昼前後は込み合うものの、平日の午後はゆっくりと展示物もご覧いただけるので、よろしければお運びくださいませ。