自家焙煎珈琲 カフェ・ヴェルディ

カフェ・ヴェルディの気まぐれ日記

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チキン三昧

2020年10月26日 

日を追うごとに日の出の時間が遅くなっている気がする。

少しずつ川辺の桜も紅葉が進んでいるが、一番きれいな頃って私が歩く時間は暗かったりするんだよなぁ・・・

で、今朝はあまり朝焼けという感じではなかったものの、夕方の西の空はきれいだった。

さて、昨夜はバレエの発表会後にヌーラーニでカリーを頂いたが、実は一昨夜も同じところでインド料理に舌鼓を打っていた。

まぁ、私にとって二日連続でインド料理というのは全く珍しいことではないので普通のことと言えばそこまでだが・・・

そんなわけで、一昨夜のカリー。

先日 この方 と「久しぶりにカレー食べたいね」という話になり、ヌーラーニで食事をしたのだが、その後黒板メニューのチキンカリーを全部食べ比べようということになり、この日、ご友人の Cさんを加えた3名でそれが実現した。

まずは「ゴアン チキン カファレル」

素揚げしたカレーリーフが目立つが、汁気のない炒めチキンカリー。

爽やかでいて、深みのある味わいはこれまで食べたことのない一皿。

ココナツライスを合わせてみた。

続いて「ハイデラバディ チキンカリー」

こちらは前回、【辛さ2】で頂いたが、辛さは3あたりが最も香り引き立つように感じた。

濃厚なのに、思うほど脂っぽくない、複雑な風味のカリー。

チリのチャトニが供され、あわせるとまた美味。

そして、「ケララ チキンカリー」

個人的には、この夜のカリーの中で最も好みだった。

タマリンドをフューチャーしているということだったが、もっと酸味が強いかと思ったのに、とてもフルーティーな酸味と香り。

生のカレーリーフが良い風味を出していて、これは何度でも食べたくなる一皿。

レモンライスとの相性も抜群だった。

そして、黒板にも書かれていなかったが、先日のランチで提供されたと聞く「マイソール チキンカリー」というのも作って頂けるということだったので注文してしまった。

ココナツの風味と生姜の香りが印象的な、あっさりとしたカリーだった。

どれも全く違う味わいのチキンカリー4種類、こうして食べ比べると「インドのチキンカリー」とひとくくりにしてはいけないということが実感として分かる。

私も店でカリーを出しつつお客様と話をしていると、多くの日本人は「インドのチキンカリー」と言えば、バターチキンかチキンティッカマサラくらいしか思い浮かばないということは想像に難くないのだが、それらは両方とも北インドのチキンカリー。

今回頂いたのは全て南インド風なのだが、北と南という大きな違いだけでなく、南インドの中でもゴアとケララとハイデラバードとマイソールでは、こんなに味わいが違う。

まだまだ勉強だなぁ、と強く思うひと時、またしばらく白梅町通いが続きそうである。

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