自家焙煎珈琲 カフェ・ヴェルディ

カフェ・ヴェルディの気まぐれ日記

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救世主が誕生するまで

2021年2月24日 

昔々、お店の近所のゴミ収集場所では、ゴミが回収される月曜と木曜の朝になると、カラスの襲撃による惨事が発生しておりました。

朝、自転車で通勤していると、遠くの方からでも店の前の歩道にゴミが散乱する様子が見えるのです。

あぁ、今日は木曜日だ。

その光景で曜日を確認したことも少なくありません。

 

そんな朝は、ご近所の方と一緒に清掃作業です。

夏場はもう、それだけで汗だくです。

いいよいいよ、お店の準備して。と言っていただき、お言葉に甘えることもありました。

 

ヴェルディは月曜定休ですので木曜日しかお手伝いしていませんが、町内の方は週2回のストレスです。

 

ひとつ手前の収集場所は無傷なのに…

ほんの数十メートルの間になんの差があるのか。

 

それは、約束の時間より早く出されてしまう袋があることでした。

お店のゴミは、閉店後に契約業者さんに回収してもらいますが、その時にはもう一般ゴミがポツンと置かれていることも…

 

これはいけません。

カラスのターゲットになります。

そして食事処という認識をされます。

そうなるともう他には目も暮れず、決まった曜日に決まった場所にやって来るのです。

(あと、個人を特定できるものを無防備に捨てるのは本当に危険です。カラスはそこらへん気にしませんが、片付ける人に情報が筒抜けます。)

 

だったらと「夜に出さないで!」という紙が貼られ、その紙と文字がどんどん大きくなりましたが、それでもフライングは無くならず。

 

 

どうしたものかと思っていた時、突如現れたのがこちら。

 

カラスです。

 

ふわふわと風に舞う姿が本当のカラスに見えて、初めて横を通った時は一瞬息が止まりました。

 

誰に対しての何なのか、意図もわからず…

 

一体誰がこんなことを(涙)

と思いましたが、これはつまり、此処はこのカラスの縄張りですよ!!ということらしいのです。

ちなみに私は、上記の説明を聞くまで全然違う作用をイメージしておりまして、物騒なドラマや映画ばかり見て培った偏りのある想像力をもとに、ひとり恐怖を感じていました。

 

 

いやでも、そんな単純に追っ払えるの…?

と思われませんか?

私はとってもそう思いました。

 

しかし、これが、最強で最高の策だったのです。

 

この子がここでふわふわするようになってからずっと、月曜と木曜の朝が綺麗です。

この子は大活躍です。

 

最初はただの黒い物体でしたが、くびれが出来、目がつき、どんどん鳥らしくなりました。

雨の日も風の日もゴミ回収じゃない日も、変わらずここでふわふわしています。

頼もしくて可愛いです。

 

作ってくださった方、本当にありがとうございます。

カーくんと名付けて、人知れず心を通わせています。もし名前が違ったらすみません。

いつも店の前でふわふわしていますので、ご来店の際はぜひチラッとご覧くださいませ。

明日もお待ちいたしております。

土田裕子

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