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カフェ・ヴェルディの気まぐれ日記

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EL CAPETILLO農園

2024年2月7日 

いよいよ今日から農園視察。

まずは、グァテマラの中で最も有名な産地「アンティグア」へ。

グァテマラは、中小零細農園の多い国ではあるが、本日訪問する「エル カペティージョ農園」は、活火山である「フィゴ火山」、「アカテナンゴ火山」「アグア火山」に囲まれた280htの広大な土地で年間約3万トンのチェリーを収穫する大農園。

農園名の「カペティージョ」は、1874年に、この地を開拓して農場を始めたカペティージョ氏の名前に由来している。

ブラジルやケニアの大農園とはまた違った、伝統を感じさせるオーナーの住居

こちらの農園では、しっかりと区画を決めて「ブルボン」「カツーラ」「カツアイ」「パカマラ」を栽培。

各々の区画で、チェリーや葉っぱの形状、木の茂り方などを見せてもらった。

私も産地視察を始めたころは、葉っぱの形状や木の茂り方を見ても、「コーヒーの木」としか認識できなかったが、いろいろな国、いろいろな品種を見ていくうちに、だんだん葉っぱや木の形状などを見ると、(主要な品種に限られるけど)その木がどの品種か、概ね分かるようになってきた。

でも、これは非常に重要なことで、農園に行く前は「ブルボン」がメイン品種と訊いていても、実際に見てみると「カツーラ」だったりということも少なくない。

もっとよく勉強して、そのあたりが明確に分かるようになりたいと思う。

同じ大農園でも、ブラジルなどとはかなり違って、きちんと秩序だててシェードツリーが設けられていたり、樹高を低く維持していたり。

もちろん、そういう部分がしっかりしているからこそ、高いクオリティーを維持しつつ、年間3万トンものチェリーを作る所以なのだと思う。

こちらの農園は、ウェットミル、ドライミル両方を持っていて、ウォッシュドだけではなくナチュラルも作っている。

私もパティオに広げられたパーチメントの攪拌をさせてもらった。

現在、ヴェルディのグァテマラは、「ウエウエテナンゴ」地域にある「ミラバリャ農園」のものを使っているが、こちらも契約在庫が700キロを切ってきたので、次のグァテマラをそろそろ選定しなくてはならない。

今回の視察で、しっかりと見て良いものを仕入れたいと思っているが、このカペティージョ農園も有力候補として検討したいと思う。

オーナーのFederico氏と。

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