おかげさまで、昨日で限定販売のマラウイは、通販・北白川・高島屋で豆および店内とも販売を終了。
下鴨については、残り2~3杯分だけ豆が残っている状態なので、マラウイをお召し上がりになりたい方は、早めに下鴨店へお越しください。
そして、次の限定コーヒー「ブラジル・イバイリ」を本日北白川で焙煎。
このコーヒーは、本当に小粒で火通りが良すぎるため、テストローストのときは、通常だと中煎り程度で止まるはずが、2ハゼまでしっかり行ってしまい中深煎りになってしまったので、本番では中煎りで止めようと思い、火力を少し弱めてみた。
が、想像以上に火通りが良く、少し行き過ぎたかと思ったが、ハゼの部分で言うと、1ハゼが終わってすぐくらいなので、中深までは行っていないはずなのに、けっこう色は濃いめ。
すぐさま焙煎後に試飲したら、味的には中煎りの少し深めなところで、【まったりとした甘み】がしっかり感じられるものに仕上がった。
このコーヒーは、17世紀にイエメンからインドへ渡った後、ジャワ島へと持ち出された、通称「モカ種」に、現在流通しているアラビカ種のほとんどの母体品種である「ティピカ種」と「ブルボン種」を掛け合わせた、超母体品種と言えるもの。
そんなこともあって、粒は極小で生産性も悪く、正直言って商業的に言えば決して良い品種ではないが、さすが原点の品種と言うべきか、奇を衒った味ではないが、しっかりと王道のコーヒーらしさがあり、しかも通常のティピカやブルボンと比べても甘みが強い。
王道中の王道と言える味わいのコーヒー。
そうなれば、やはり下手に浅く浅く焙煎するのではなく、王道の焙煎をしてこそ良さが引き出されるのではないかと言うことで、深めの中煎りに仕上がっています。
髙島屋と下鴨は明日から、通販は明日9日の夜から販売を開始予定。(現在まだページは公開していません)
今回は20キロしか仕入れられなかったので、けっこう早くなくなるかと思います。
ご希望の方は、お早めにお求めください。