今日も朝から暑くなりそうな予感の鴨川沿い
このところ、アイスコーヒーのご注文が一気に増えてきたため、テイクアウト用のアイスドリンクのフタが切れてしまって、今日納品があるまでフタなしでお渡ししなくてはならなくなってしまった。
こういう季節の変わり目は、今まで動かなかった商品が、突然多く出るようになったりで、ついうっかり発注を逃してしまうこともしばしば。
気温が3℃違うと、ホットとアイスのご注文が逆転してしまうから、この時期は注意せねば。
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さて、パプアニューギニアの旅行も最終地点のマウントハーゲンエリアへ。
まずは、ジワカにあるCICの工場へ。
山賊に出くわしたり、土砂崩れで通行止めがあったり、いろいろとハプニングはあったが、なんとか無事到着できた。
まずは、CIC現地スタッフの方々と御挨拶、そして、ここジワカでの活動内容などを説明して頂く。
工場へ移動、まずはコマーシャルコーヒー(普及価格帯の豆)の加工設備を見る。
マウントハーゲンは、ハイランド地方の中でも大きな産地なので、CICの工場には大量の豆が集められ、分類されて袋詰めされていく。
プレミアム~スペシャルティグレードの豆を袋に詰めていく作業、1袋ずつ手作業で入れられていく。
手際よく、次々と麻袋が並べられていく
コマーシャルコーヒーのエリアとは全く違う、綺麗に整った豆。
横を見ると、麻袋のプリント絵を入れているおじさんが
このおじさんが、一袋ずつ型を使って筆で絵や文字を入れているとのことであった。
Verdi では、パプアニューギニアの豆だけで3種類のものを使っているのだが、まさにこの袋は下鴨の倉庫にあるものと同じ柄。
このおじさんが描いていたんだ!ということで、記念撮影。
パプアの袋を見たら、このおじさんを思い出しそうである。
工場の見学が終わったら、もう夕方になってきたので、CICの農場を見学しに再び車に乗った。
街を抜けて農場へ
なんとかCICの農場にたどり着いたが、もう間もなく日が暮れるので、見学は明日。ということになって、当夜と翌日泊まるホテルへ向かうことになった。
ホテルに着いて、さぁ、チェックイン!と思ったが、何やらトラブルが発生。
ちゃんと予約も入れて、お金も払ってあったそうなのだが、なぜかコンピューターのトラブルで、予約が全て流れてしまっていたそうで、とりあえず一から宿泊の手続きをし直すと言われ、しばらくバーで待つことに。
結局2時間近く待たされて、やっとチェックインとなったのだが、どうやら通常の部屋が足りなかったようで、私はスイートに案内されることに。
キッチンまでついているリビング
ベッドルーム
電灯は、合計6灯ある中、2灯しかつかなかった。
けっこう広いバス&トイレ
ラッキー♪ と、思ったのもつかの間、シャワーをあびようとバスルームに入ったが、お湯はちょろちょろしか出ない上、温度は上がったり下がったり・・・
しかも、一人でスイートって、やはり何となく寂しいし、ちょっと居心地が悪い。
でもまぁ、ここへ来る前に停まったホテルは、部屋に入った瞬間、クロいヤツがカサカサっと逃げて行ったし、雨が降った翌朝に顔を洗おうと蛇口をひねったら、茶色い水が出てくるし、トイレは一回使ったら、その後半日かからないと水がたまらないし・・・といった感じだったので、随分快適になったのかも。
そして、リビングとベッドルームには、各1台「亀山モデル」と書かれた液晶テレビがあったので、テレビでも見ようと思ったら、リモコンがない・・・
フロントへ行って「テレビのリモコンがない」と言ったら「多分、前の客が持って行ってしまったのだろう、悪い奴だ」と言われる。
いや、「前の客はどうか知らないが、リモコンがないからテレビがつかない」と言ったら、どこからかリモコンを持ってきたので、使おうと思ってそのリモコンを見たら「SAMSUNG」と書かれている。
ダメ元でスイッチを入れてみたが、やはり駄目だったので、もうあきらめて夜は読書をして過ごすことにした。
とは言え、これまでの道中、現地の人々が住んでいる家を遠目にではあるが見てきた中で、こうして柔らかいベッドに寝られる、点かない電球があるとはいえ、読書をできるレベルの明かりがある、水道が通っている、水洗式のトイレで用をたせる、これらはどれ一つをとっても、すごいことだと思わざるを得ない。
日本人にとっての常識は、飛行機で5時間ほど離れた島では、ほとんどSF映画の中の世界なのだろう、と実感したひと時であった。
関係ないけど、ゴロカの三姉妹+犬
この子たちの笑顔を見ていたら、文明社会にどっぷりとつかっていることが幸せなのか、文明の利器などなくても、幸せは望めばどこでも手に入るものなのか、でも、文明社会の幸せって、前提条件が多すぎるし、一歩文明のない社会に出たらハードル高すぎだなぁ・・・と。
そう考えたら、恐らく後者だろうと思うのであった。