2023年3月号掲載
最近、カフェインレスコーヒーのご要望が多くなっていると実感しています。
そんなお客様からのご要望におこたえするかたちで、このたびカフェインレスコーヒーのドリップバッグを作りました。
ご存じの通り、コーヒーにはカフェインが含まれており、この成分には眠気をとる効果があることから、夜遅くまで仕事や勉強をするとき、ロングドライブをするときなど、「コーヒーを飲んで頑張ろう」という方も多いかと思います。
また、疲労回復や集中力を高める効果もあることから、古くは薬として処方されていた歴史もあるほどです。
一方で、利尿効果を高めたり、摂取しすぎると心拍数の上昇や不眠、消化器官への影響なども指摘されています。
また、妊婦さんが過剰に摂取すると、低体重で子供が生まれてくるリスクがあったり、母乳にカフェインが含まれることから授乳中の子供が、なかなか寝付かないなどといったこともあるようです。
私の家内は、子供が生まれてくる前日までヴェルディのカウンターに立ち、コーヒーを淹れつつ、味見もしていたので、普通にカフェインを摂取していたと思われますが、特に問題なく元気な子供が生まれてきたので、個人差はあれど、全く摂取してはいけないとも言えないのではないかと思われます。
とは言え、やはり普通に考えたらリスクは避けたいもの、妊娠中の人や、少し胃腸の調子が悪い人、コーヒーを飲んだら眠れなくなる人はカフェインを避けたいものでしょう。でも、コーヒーの風味は好きだからカフェインの入っていないものが飲みたい!と思われる方が多く、カフェインレスコーヒーに対する需要が高まっているものだと思います。
さて、そんなカフェインレスコーヒーですが、普通コーヒーにはカフェインが入っているのが当たり前なので、「カフェイン入りコーヒー」と言うことはありません。カフェインが入っていないコーヒーが普通ではないから「カフェインレスコーヒー」という呼び方をするわけです。
ノンアルコールビールも然り。
しかし、最近なぜか「スパイスカレー」という名称が出回っています。
私は、この「スパイスカレー」という表現にすごく抵抗があるのです。
なぜなら、カレーにスパイスが入っていないことはあり得ないわけで、「カフェインレスコーヒー」や「ノンアルコールビール」はあっても、「スパイスレスカレー」なんてものは世の中に存在し得ないものなのです。そうしてみると、なぜ「スパイスカレー」と言えてしまうのか、私としては不思議で仕方ないのです。
日本語が堪能なインド人に「スパイスカレーってどう思う?」と訊いたら「そもそもカレー=スパイスと言っても良いくらいだから、スパイスカレーって表現は、頭痛が痛いと言っているのと同じだ」と言われたので、カレーの本場インド人も違和感があるものと思われます。
余談はさておき、スパイスの入っていないカレーなんて、味気なくて食べられたものではありませんが、ヴェルディのカフェインレスコーヒーは「美味しさ」にこだわって仕入れと焙煎をしました。
「美味しいカフェインレス」ぜひお試しください。

左:カフェインレスの生豆
右:通常の生豆


