自家焙煎珈琲 カフェ・ヴェルディ

マスターの珈琲放談

  1. 下鴨店TOP
  2. マスターの珈琲放談
  3. 酸っぱいの、苦いの

酸っぱいの、苦いの

2021年9月1日 

2021年9月号掲載

先日、初めてヴェルディで珈琲豆をお求め下さるお客様が何を購入しようか迷っていらっしゃったので、お好みの風味などを伺ったところ、深煎りでなおかつ爽やかな香りのものが良いとおっしゃったので、「ケニアはいかがですか?」と提案したところ「ケニアって酸っぱい珈琲でしょ?私、酸っぱいの苦手なので」と言われた。

日々営業をしていると「酸っぱい珈琲は嫌」とおっしゃるお客様が多いのですが、恐らくこちらのお客様は、どこかのお店で極浅煎りのケニアをお召し上がりになったのだと思います。

珈琲の味を評するとき、産地・銘柄で語られることが多いのは事実。

確かに繊細な風味特性などは、産地や品種によってある程度決まってきますが、もっと大枠で見た時の【酸味】【苦み】のバランスは、焙煎度合いによって変わります。

ヴェルディに通ってくださっているお客様なら「何を今更」と言われそうですが、珈琲の味は焙煎により加熱することによって、最初のうちはお茶のような味が、だんだん渋みを伴った酸っぱみになり、やがて酸っぱみがフルーティーな酸味へと変わります。

そういう意味で、私たちは【酸っぱみ】と【酸味】は明確に分けています。

その後、酸味は薄れて行って苦みがだんだん強くなっていきます。

つまり、ケニアも極浅く焙煎すると、酸っぱい珈琲になってしまいますが、しっかりと火を通してやることで、苦みの珈琲にすることもできます。(図参照)

同じ産地の豆でも、焙煎次第で酸っぱくもなれば苦くもなる。それが珈琲の焙煎というものです。

もし、焙煎による味の変化について、もっと詳しく知りたいという方は、ぜひヴェルディの YouTube https://www.youtube.com/@caffeVerdi-でご確認ください。

このページの先頭へ