今日は天気も良く過ごしやすい日でした。
芸大では卒展が始まり、春秋座でも公演があり朝から沢山のお客様がヴェルディ に御来店くださいました。ありがとうございます!
さて、本日はお散歩日記、後編です。
哲学の道から冷泉通りを通り、鹿ヶ谷通りを南へまっすぐ進みます。
紅葉がキレイな永観堂

そして、その先には南禅寺

奥へ進むと

南禅寺水路閣。ローマの水道橋のようなアーチ形をした、西洋建築。赤レンガと花崗岩でつくられたレトロ感のある建物。季節ごとに違って見えるここの景色いつ見てもとても美しいです。

映えポイントですね。

そして「南禅寺水路閣」から、東山の山麓にある蹴上と呼ばれる場所まで琵琶湖疎水沿いに散策を楽しめるこの道。光が差し込み流れる水がキラキラしていて、たまに鳥のさえずりが聞こえる。ゆっくり深呼吸しながら歩くとめちゃくちゃリフレッシュできます。

この道を抜けると、何やら図面を手にした若き技術者の銅像が建っています。凛々しい表情で京都の街を見下ろす彼こそが、不屈の精神で琵琶湖疏水を開通させた田辺朔郎(たなべ・さくろう)
田辺朔郎は、21歳という若さでありながら、南禅寺水路閣の設計・デザインを手がけ、琵琶湖疎水を利用し、水力発電所を蹴上に建てました。この水力発電によって、蒸気の力ではなく、日本で最初の電車が走ったのが京都。これをきっかけに、京都は急速な近代的な都市へと変わっていったそうです。

そしてインクライン、滋賀県から京都へ、琵琶湖疏水を運行していた船を運航させるために敷かれた傾斜鉄道の跡地。現在は、その線路だけが残り、ノスタルジックな風景を醸し出している撮影スポットでもあります。桜が咲くとここもとてもキレイです!

インクラインを背に辺りを見渡すと、気になる階段!!登ってみると。。

日向大神宮に辿り着きました。京都山科に位置する日向大神宮は、京都の中でも最も歴史ある神社の一つです。山の中に建立されているため、これまで知る人ぞ知る隠れた名所となっていました。社殿が伊勢神宮と同じ神明造で建てられていること、伊勢神宮と同様に外宮と内宮に別れていることから、近年、京のお伊勢さんとも言われているそうです。
お伊勢さんは伊勢神宮のことであり、内宮は2,000年もの歴史がある「天照大御神」を祀った有名な神社です。
日向大神宮の境内には「伊勢神宮遥拝所」というスポットがあり、ここからはかつて伊勢神宮が見えていました。このため、日向大神宮から伊勢神宮を見ると参拝した時と同じご利益があると噂になり、伊勢神宮まで行けない人は日向大神宮を訪れたそうです。
今回は行っていませんが、「天の岩戸」という巨大な岩に人の背丈ぐらいの穴が開いており、奥行き5メートルほどの通路があるそうで。
中ほどには天手力男命(あめのたじからおのみこと)を祀った「戸隠神社(とがくしじんじゃ)」があり、天手力男命は神話では岩戸に隠れている天照大御神を引き出し、世界に明るさを戻したと伝わる筋力・腕力を象徴する神様です。この岩戸を手前から奥にくぐり抜けることで、心身の穢れが落ち、開運・厄除けの御利益があるらしいです。 めっちゃ気になるので今度行ってみようと思います。


帰りにニワトリさんがいました。
今回ご紹介したコースは約6キロくらい?歩くとそこそこ時間はかかりますが、景色や建物を眺めながらだと飽きずに歩けます。
京都は歩いて散策が一番楽しい。と私は思っています。京都生まれ京都育ちですが、まだまだ知らない所がいっぱい。新しい発見もあります。
ヴェルディの周りにも沢山いい場所、風景があるのでこれからもご紹介できたらなーと思っております。
お散歩日記、またよかったらお付き合いくださいませ。
明日も皆様のお越しをお待ちしております。


