東京の珈琲店で店長をしている友人が言うには、常連のお客様が季節の変わり目を「一雨ごとに寒くなって、一雨ごとに暖かくなる」と評していたという。
今朝は、まさに昨日の雨で春が一歩近付いた感を抱いた。
毎朝すれ違う方も、先週までは懐中電灯を持って歩いていたのに、今朝はもうそれがなくても顔が分かるほど。
日の出の時間は、日一日と春に向かっている。
でも、中には雨上がりの好天は春の風に乗って花粉が飛散すると嘆いている人も。
本店店長の土田も、そんな一人。
このところ、下鴨へ行っても彼女の笑顔が少し曇り気味、早く春のような明るく清々しい笑顔にもどってほしいのだが、まだまだ花粉シーズンは続きそうである。
さて、そんな今日は私の娘の高校卒業式。
体育館での卒業証書授与式の後、各教室で最後のホームルームがあり、親もそこに参加したのだが、どうやらうちの娘たちのクラスが一番長いホームルームだったようである。
担任の先生から一人一人が卒業証書をもらった後、全員が一言ずつ言葉を述べて行ったのだが、短い人もいれば大演説をする人もいたり、中には学校への思い入れをラップで歌い上げた人も。
多くの卒業生が花粉症でもないだろうが、目を真っ赤にして言葉を詰まらせながら自分の高校時代を振り返っていた。
彼女の高校生活、最後の最後に娘のクラスの友達が、どんな人たちだったのか垣間見られた気がする。
卒業式の後は、下鴨へ戻って珈琲豆の配達。
その後造形へ戻ってみると、DOMO CAFE のオーナーである台湾の廖さんから本が届いていた。
彼女は何冊も本を執筆しているのだが、今回の最新刊の冒頭に寄稿してほしいと言われ、廖さんについての短い文章を書いて台湾へ送った記憶があるのだが、その本ができたということで送って下さったもの。
ちゃんと私の文章も載っていた。
でも、全然読めなかった。
英語だったら辞書を片手になんとか読めるし、ドイツ語も学生時代にかじったので辞書さえあれば何となく。
イタリア語までならオペラの対訳を見ているので、細かい部分までは分からなくてもニュアンスは理解できる。
でも、ハングルだけは全く分からない。
と、思っていたが、漢字が並ぶ中国語ならちょっとは分かるかと思いつつ、実際は全然分からなかった。
これからの時代、もっと語学に通じていないとと思う。
とりあえずは、英語をもう一度勉強しなおして、その次は中国語かな?
できたらいいなぁ・・・