自家焙煎珈琲 カフェ・ヴェルディ

カフェ・ヴェルディの気まぐれ日記

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珈琲のことなど

コーヒーサイト

2023年3月23日 

WBCの熱闘から一夜明け、まだまだニュースでは野球のネタで満載だが、朝の8時から視聴率40%超えって凄いなぁ・・・

そりゃ、お店暇になるわなぁ・・・

と、何とかお客様が少なかったことを自分に納得させてみた。

さて、現在ヴェルディではオリジナルドリッパーを使っているのだが、実は芸大店の太田がジャパンハンドドリップチャンピオンシップの競技大会で使っているドリッパーは、三洋産業のフラワードリッパーというもの。

まぁ、こういう大会の場合は、スポンサー企業の製品を使わなくてはならないので、ヴェルディオリジナルドリッパーで挑むことは不可能なのだが、彼女なりにいろいろと試した結果、一番美味しく抽出できる器具と言うことでフラワードリッパーを選んだわけである。

そんなこともあって、抽出器具ってどんなのが人気なんだろう?と思い、ネットでいろいろと調べていて行きついたサイトがこちら

ひつじの珈琲タイムさん

コーヒーのおすすめはもちろん、器具だとかコーヒーメーカー、アレンジコーヒーやお菓子まで、いろいろとコンテンツがあって、思わず長居してしまう。

さらに、こういうサイトの場合、誰が何を書いているかも分からないので、ある意味信ぴょう性に乏しいということもあるのだが、多くの人がいろんな観点から記事を書いているので、一つのサイトの中で比較できるところも面白い。

ここで器具を見ながら、ちょっと他のものも試してみようかな?と思ったり。

コーヒーについて、幅広くいろいろと見たいとき、けっこう役に立つサイトだと思ったので紹介してみました。

自分の口

2023年3月20日 

先週末の芸大店、通信教育部の卒展が開催される中、金曜日は大学の卒業式、土曜日は通信教育部の卒業式、そして日曜日は卒展最終日に加え、市川猿之助さんの公演とあって、息つく間もなく3日間が過ぎて行った。

そんな月曜日、祭りの後の静けさと言うか、恐らく非常に穏やかな一日になるのではないかと予想していたら、あれ?あれ?と言う感じで、想定外に多くのお客様がお越しくださった。

4月第一週は、春秋座で「京おどり」が開催されるので、イベント狭間の10日間、イベント期間中は開催できない芸大店のセミナーも予約を再開したとたん、全日程があっという間にご予約で埋まった。

そのセミナー再開初回は、「焙煎セミナー」と「焙煎度合い・精選方法による味の違い飲み比べ」を同時に受けたいというリクエスト。

このお客様は、今月上旬に「ハンドドリップによる抽出」と「抽出器具による味の違い飲み比べ」も受けてくださっていて、今日で基本セミナーコンプリートということになった。

通常、焙煎度合い違いによる飲み比べは、中煎りと深煎り2種類を比較して頂くのだが、今回は焙煎セミナーと同時実施だったので、もうちょっと幅を広げて4種類のみ比べてもらった。

ちなみに、通販では 8段階飲み比べセト も好評販売中。

下写真のような極々浅煎り~深煎りまで8種類を手軽に飲み比べられるようドリップバッグにして販売しておりますので、よろしければお試しください。

で、今回の焙煎セミナーでは、お客様のご希望の豆「グァテマラ」を中深煎りに仕上げることになったのだが、その途中で取りだした豆を飲み比べて頂くことにして、飲み比べて頂いたのはこんな4種類。

挽いた香りは、ピーナツのような香ばしさなので、そんな味と思われたようだが、このあたりは「お茶」のような味がする。

実際飲んで頂いたら「本当にお茶のような味」と納得して頂けた。

これ、何も言わずに出して飲んでもらった後、「コーヒー」と言っても信じないだろうけど、「コーン茶です」と言ったら「あぁ、そうね」となりそう。

次に、1ハゼのピークあたり。

1ハゼ前の豆を取りだして香りをかいでもらったら、コーヒーと言うよりナッツのような香りがするのだが、このあたりからコーヒーの香りになってくる。

飲んでいただいた感想は、「ちょっと生臭い酸っぱさ」

続いて、最近流行りの、俗に言うサードウェーブ系の焙煎度合いである1ハゼ終了~2ハゼ前

これは、一言「すっぱい」。

そして、今回の焙煎セミナーで煎り止めとなった焙煎度合い「中深煎り」

こちらを飲んだお客様は「美味しい」と。

こうして飲み比べて頂くと、どうしてヴェルディが、このグァテマラを中深煎りにしているかご理解いただけたと思うのだが、最後に受けた質問で、こんなことを聞かれた。

最近、評価の高い店や人気のお店でコーヒーを飲むが、自分では美味しいとは思えないのだけど、他の人のレビューなどを見ると「フルーティー」と評価が高い。

自分は「酸っぱい」としか思えないのだが、これは自分の口が悪いのだろうか?

実は、セミナーをやっているとこの質問を受けることが多い。

いや、セミナーだけではなく、初めてコーヒー豆をお求めにご来店下さったお客様から「酸味のコーヒーは苦手なんだけど・・・」から続く質問として、上記のようなことを聞かれることも少なくない。

そこで今回は、せっかく飲み比べをして頂いたので、それを参考に説明したのだが、実は1ハゼ終了あたりの焙煎度合いは、私たちが豆のクオリティーを判断するための「カッピング」と言われる味見をするときに用いられる焙煎度合い。

これ以上深くしてしまうと、苦みも出てくるので、この豆の持つ酸味の質などがどのようなものか分かりにくくなってしまうので、カッピングする場合は、このあたりの焙煎度合いが正解なのだが、それはあくまでポテンシャルの問題。

その焙煎度合いにおける、その豆の味が良いか否かという判断ではないわけである。

なので、私たちとしては、その豆のポテンシャルをどこまで引き出せるか、どこまで美味しくできるかが仕事と言うことになる。

ただ、販売する側(商社や販売会社等)は、カッピングをした段階で、その豆のポテンシャルを表記する。

「オレンジのような」とか「クリーミー」とか「ビターチョコのような」とか、中には「キウイ」とか「メロン」なんて表現もある。

が、それはあくまで上手く焙煎したら、そういった味を引き出せる可能性があるというだけで、それ以上でもそれ以下でもないのだが、焙煎する者が、商社や販売会社が書いた評価をそのままその「この豆の味」と言ってしまい、それをお客様が鵜呑みにして信じてしまい、それを高評価してしまうとややこしいことになる。

日本人の心理がよく分かる事例として、日本人がマスクを外さない理由として、「感染予防」ではなく「皆が外さないから」というものが上位に来るのと同様、他の人が評価していると、ついそれに同意してしまうという側面がある。

商社が言う風味は、あくまで豆の持つポテンシャルであって、それを全ての焙煎者が無条件で引き出せることを保障しているものではない。

で、質問に対する結論としては、私も最近流行りの焙煎度合いについて、「美味しいか否か?」と訊かれたら「私の好みの味ではない」としか返事ができないし、この質問をされたお客様の口が悪くて美味しさを理解できないのであれば、私をはじめヴェルディのスタッフ一同みんな口が悪いことになる。

ということになった。

もちろんコーヒーは嗜好品なので、極浅煎りのコーヒーが持つ酸味を最大限に活かした焙煎度合いが好きな方がいらっしゃることも分かるし、それらの人たちの「口が正常ではない」とは決して言わない。

嗜好品の世界は、好き・嫌いなのだから、どんな味についてもそれを好きだと言う人を否定すべきではない。

でも、自分が飲食するものの「好き・嫌い」、「美味しい・美味しいと思わない」については、個人の主観なのだから間違っているということを考える必要ないと私は思う。

が、提供する側は、可能な限り普遍的に美味しいもの、良いものを作ろうと、日々努力しなくてはならないわけで、こうしてお客様の声を耳にすると、しっかりと焙煎をすることの大切さを再認識するのであった。

ということで、ものすごく長くなってしまった日記にお付き合いいただき有難うございました。

再開

2023年2月23日 

祝日法が変わって、月曜が祝日になることが非常に多くなったからか、週中に祝日があると曜日感覚が変になる、と、娘が言っている。

私の場合、そもそも曜日感覚ってものがないのかもしれないが、何となく明日は月曜日のような気がしているから不思議なもの。

そんな今日は、芸大店の珈琲セミナーで、焙煎と抽出同時受講の方がご来店。

今月の前半は、卒展があったのでセミナーをお休みしていたが、再開したとたん開催可能日はほとんど埋まってしまった。

普段、抽出セミナーは私ではなく太田が担当しているのだが、今日は焙煎セミナーと一緒にということだったので、私としても久しぶりに抽出セミナーをやってみた。

今週末も焙煎セミナーが入っているので、また皆さんに楽しみながら珈琲を学んでいただけるよう頑張ろう。

さて、ヴェルディで販売しているコーヒーの中には、下鴨だけで売っているものと芸大だけで売っているものがある。

下鴨ブレンドや瓜生山ブレンドといった、地名の付いたものがそうなのだが、そんな中「フルッタメルカドン」は、芸大店と通販だけでの取り扱いだった。

そのフルッタメルカドンが、昨年末にいったん品切れして、今年の頭に入ってきたものの、香りの面で非常に物足りなかったので販売再開には至らなかった。

で、やっと新しいロットが入荷して、早速焙煎したところ、しっかりと「らしさ」が出ていたので、ひっそりと販売再開。

こちらは現在、通販の「10種のみ比べ」限定で販売を再開しており、まだ芸大店のメニューには載せていないので、あればラッキーという感じで、ご来店の折にスタッフに聞いて頂ければと思う。

この時期、何かと慌ただしいので、来月落ち着いたら本格的に販売を再開。

どうぞご期待くださいませ。

始まりがあれば終わりもある

2023年2月19日 

今日は京都マラソンのため、市内は大規模な交通規制。

業務用のごみ収集業者さんも、今日はゴミの収集ができないという連絡が来ていた。

朝、納品に来たパンの配送の人も、今日は本当にタイムレースだと。

交通規制は8時30分ごろからかかりはじめるので、配送を仕事にしている人たちにとっては本当に大変な日だったと思う。

そんな今日は、1年ちょっと芸大で作っている「木の実の塩タルト」を使って下さっていた、伊勢丹4階にあるM Kyoto cafe by Leaf 営業最後の日。

毎週、京都駅までタルトを配送していたので、もう今日でそれもなくなると思ったら、ちょっと寂しい。

そんなわけで、最後に店長の池田さんが淹れるコーヒーを頂きに伺った。

緊張すると言いながら、しっかりとコーヒーを淹れてくださった。

すっきりと美味しくはいっていました。

何事も始まりがあれば終わりもある。

寂しい思いはあるが、一つの終わりは、また新たなことの始まりでもある。

池田店長はじめ、スタッフの皆さんが新しい場で活躍されることを祈っています。

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