自家焙煎珈琲 カフェ・ヴェルディ

カフェ・ヴェルディの気まぐれ日記

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たわごと

ブレンディ

2023年5月14日 

売れる商品の中には「見た目が良ければ」とか「SNSで話題になれば売れる」といったものもあれば、「最初は売れなくても、徐々に定着して爆発的ではないけど着実にシェアを獲得する」といったものもある。

ある意味、見た目やSNSで話題になって売れるものは、瞬発力はあっても定番商品にならないことも多いが、じわじわと売れてくる商品は、着実にファンを増やしていると言うことなので、定番化することが多い。

そんな中の一つに「カスカラ茶」がある。

カスカラは、コーヒーチェリーの果皮を乾燥させたもの。

コーヒー屋なので、せっかっくならコーヒーに関わりのある飲料を出したいと思い、麻袋で仕入れてみた。

が、発売当初は、「あちゃ~、在庫抱えすぎてしまった」と思っていたものの、最近は注文が入らない日がないほど。

そんなカスカラ茶、繰り返しご注文下さるお客様が増えてきた一方で、初めてのお客様にとっては馴染みのない名前なので、商品名を間違えてご注文下さるお客様が少なくない。

そして、間違われるときは、だいたい「カラカラ茶」とおっしゃるのだが、そんなとき私は、あえて訂正せずに「はい、かしこまりました」と言うのだが、店長の山下は「はい、カスカラ茶ですね」と、しっかり訂正している。

そんな姿を見ながら、ふと昔のことを思い出した。

開業当初から、だいたい週に6回ご来店くださっていたお客様、その方はいつも深煎りを中心に、たまに中深煎りをご注文下さるといった感じで、毎朝開店直後においでになって、コーヒーを一杯飲んで、当時はまだ全席禁煙ではなかったので、カウンターで煙草を一本吸って出勤されていった。

そのお客様、なぜかいつもブルンジを注文されるとき「ブレンディ」とおっしゃっていた。

うちはインスタントなんて扱っていないぞ!と思いつつも、「はい」とだけ言って、ブルンジを抽出していたのだが、まぁ、毎日おいでになっている、ある意味気心知れらお客様だったので、ある日ちょっと企ててスーパーでインスタントコーヒーのブレンディを1本購入して抽出カウンターの下に隠し持っていた。

で、そのお客様から「ブレンディ」と言われた瞬間、「はい」と言って、ブレンディを取りだして、カップに入れてお湯を注いで出してみた。

すると、そのお客様は、インスタントコーヒーを飲んだうえで、「おかわり、この店のブレンディ」と。

このお客様の方が一枚上手だった。

それ以降、私はもっと強くなろう、と、心に誓ったのだった。

何に強くなるのかは知らんけど・・・

ブルーマウンテン

2023年5月5日 

コーヒーの生豆は、通常麻袋に入って入荷する。

しかし、最近のスペシャルティコーヒーは、ビニール袋に入って真空パックで届くものも少なくない。

真空とまでは行かなくても、穀物用のナイロン袋に入れられているものの比率が高くなってきている。

また、ヴェルディ開業当初は、麻袋に入った「正袋」の重量は概ね60Kg、中米のグァテマラなどは69Kg、コロンビアは70Kgというのが一般的だったが、最近は30Kg(コロンビアなどは35Kg)が標準になりつつある。

そんな中、唯一ブルーマウンテンは昔から麻袋ではなく、樽に入って納品されるのだが、以前は60Kgか70Kgが主流だったところ、最近は15Kgの樽に入ってくるのが主流になっている。

そのブルーマウンテン、高価な豆なので、毎月何十キロも出る商品ではないが、確実にファンはいるので、少量ずつ丁寧に焙煎している。

で、今日は朝一で3キロのご注文が入ったので、イレギュラーに焙煎することになったのだが、開封済みの在庫がなかったので、新しい樽を開けることに。

でも、麻袋は簡単に開封できるが、樽を開けるのはけっこう面倒。

このアルミのバンド、固定しているネジを外して、下からトンカチで突き上げる。

わっか1本だけ外して開けられたら良いのだが、蓋の木がうまく抜けてくれなかったら、もう一本外さなくてはならないから、これまた面倒。

そして、よくお客様から「この樽かっこいいですね」とか言われるが、麻袋ならたたんで捨てたらかさばらないが、この樽って捨てにくくてたまってくるから場所をとってしまい困ったもの。

年に一度くらい粗大ごみを回収してもらう時に、まとめて廃棄するが、それまではたまる一方。

まぁ、ディスプレーがてら、消耗品入れにつかっているが、こうしてみると、けっこうな量のブルーマウンテンを焙煎しているなぁ・・・

そんなわけで、結論から言うと、ブルーマウンテンも麻袋に入れてほしいと思う、けど、やっぱり樽も捨てがたい。

なんだかなぁ・・・

羽をのばして

2023年4月23日 

今朝、近所の桜の木を見たら、先日まで緑色だったチェリーに、ほんのり朱が差してきた。

数日前は真夏の暑さだったが、今日あたりはちょうど過ごしやすい気温。

春から初夏への移り変わりを感じる昨今。

さて、金曜日からうちのカミさんは、東京に住む次女のところへ。

三女は、土曜日から長女の家へ遊びに行って、一泊して日曜日に帰ってくる。

そんなわけで、昨夜は自宅に私一人。

今、Amazon primeでは、過去の「名探偵コナン」がprime特典として見放題なため、私が帰宅したら三女がテレビの前でコナンを見ているというのが日常になってしまっている。

私が「コナンはいつでも見られるけど、こっちは今、まさにやっているところなんだから」と、野球中継にチャンネルを変えたいと言っても却下されるので、私は仕方なくスマホで観戦することになる。

で、娘曰く「今夜は存分に野球見られるよ」だそうだが、残念ながら土日はデーゲーム。

まぁ、そんなわけで、自宅に帰って野球観戦ではなく、一人晩御飯を白梅町でとることにした。

ゴビチェチナードとココナツライス。

私が一番好きなカレーは、「チェチナード」の地名がついた、このカレー。

カレーを食べて帰路につきながら、ふと空を見たら綺麗なペーパームーンだった。

そんなわけで、昨夜は誰に気遣うこともなく、けっこうのんびり羽をのばして、野球のハイライトなどを見られた。

まぁ、一人暮らしなら、家はもうちょっと狭い方が使いやすいが、たまには一人もいいものである。

悲しい

2023年4月21日 

私の趣味って何だろう?と思ったとき、まぁカレーを食べる(作る)こととか音楽を聴くことだとか、トラさんチームを応援することだとか、いろいろある中で、わりと手軽に日々のこととなったら写真撮影というものがる。

一番よく撮っている被写体は、店の商品になってしまうが、これはまぁ仕事としてメニューだとかPOP用に撮影しているので別として、あとは普段目についた花の写真を撮るのが好きだったりする。

お花好きと言ったら、ちょっとメルヘンチックな人物像が浮かぶかもしれないが、私みたいなヒゲオヤジでもそういうのが好きなのだから、外見で判断してはいけない。

で、最近撮ったものだとこんなのがある。

黄色いチューリップが綺麗に咲いていたので一枚。

シャガって日陰で異彩を放つ妖艶な花。

名前はよく知らないが、かわいくてきれいだったのでパチリと。

クリスマスローズって、名前にクリスマスってついているけど、この時期に咲いているんですねぇ・・・

私の場合、商品撮影がメインなので、主に使っているレンズは100mmマクロ。

レンズ特性からして遠景よりも寄りを撮ることが多いのだが、こうして接写をすると、遠目で見るのとは、また違う見え方がするから面白い。

で、そんな「花」は、お祝いのときに文字通り「花を添える」目的で贈ったり、お見舞いなど人が心身ともに傷ついているときにその気持ちを癒す目的でプレゼントしたり、人の気持ちを明るくするもの。

そんな花好きな人に悪い人はいない、と、思いたいのだが・・・

店頭の植栽を見たら、何となく寂しくなっている。

で、よく見てみたら・・・

穴が開いていて、そこにあったはずの花がなくなっている。

2か所もなくなっていた。

以前にも一度植栽を植え替えた翌日に、一部の花がなくなっていたことがあった。

それからしばらく、こんなことはなかったのだが、こうしてなくなると本当に悲しい。

お金を盗まれた場合、憤りを感じるものだと思うが、植えられている花を盗まれると、憤りと言うより悲しくなってしまう。

人の喜怒哀楽に寄りそう花、どんなに綺麗でも、盗んだものを自宅の庭やプランターに植えて、それを見て心が晴れやかになるものだろうか。

盗んだものを飾って喜べる人の心って、病んでいるようで本当に悲しく思う。

晴れて暖かい金曜日、ちょっと気分はブルーな一日だった。

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