自家焙煎珈琲 カフェ・ヴェルディ

カフェ・ヴェルディの気まぐれ日記

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たわごと

バリスタと呼ばないで

2021年4月22日 

今日も晴れて気持ち良い朝だったが、若干黄砂が飛んでいるのか、北の山がかすんでいた。

さて、一昨日の日記でもちょこっと書いたが、カッピング会などへ行くと、特に最近コーヒー店を始めた人を中心に、やたらと横文字でなんでも表現される。

そんな横文字表現中で、私が最も違和感を覚えているものに「バリスタ」という言葉がある。

Wikipediaによると、バリスタについては以下のように書かれている。

バリスタ(伊: barista)は、バールのカウンターに立ち、客からの注文を受けてエスプレッソをはじめとするコーヒーを淹れる職業、およびその職業についている人物をいう。

イタリアのバールには喫茶店やカフェとしての特徴がある。バーのバーテンダーがもっぱら酒類を扱うのに対し、バールで働くバリスタはノン・アルコールの飲料、とりわけコーヒーに関する知識と技術をもつ。欧州スペシャルティーコーヒー協会はバリスタのために3段階のレベルからなる技能認定試験を実施しており、筆記、口頭、実演の各試験に合格するほか実務経験も求められる。

なお、エスプレッソだけでなくパニーニ(パニーノの複数形)やアルコール、更にはサービス全般など、“バールに関する全てに精通している者”という意味で、バリスタではなくバールマンと呼ばれたがるバール店員もいる。

要するに、バリスタとはコーヒーを淹れる人のことなわけだが、たしかに日本語の中には、そういう職業だけを指す呼び名がないなぁ、ということに気付いた。

ヴェルディのお客様やスタッフたちから私は「マスター」と呼ばれている。

マスターは当然コーヒーの抽出もするが、それだけではなく自家焙煎店にとって一番大切な仕事である焙煎もするし(自家焙煎でなければ、この部分はないけど)フード全般のレシピも考えるし、仕入れる豆のチョイスやサービス全般も仕事としている。

だが、依頼されて抽出講習などの講師として登壇したとき、司会者から「続木バリスタです」と紹介されて、「え?」と思うこともしばしば。

また、雑誌の取材を受けたときなども、抽出している写真のキャプションに「オーナーの続木バリスタ」と書かれたこともあり、さすがにそれはすぐに「マスターの続木さん」に修正してもらった。

だが、そうしてみると、私をバリスタと紹介する人は、バリスタが敬称だと勘違いしているのかもしれない。

しかし、バリスタは敬称と言うより本来は職業を指す言葉。

日本における食に関する職業の呼称で言えば「給仕」とか「調理師」と同義になる。

もちろん、一つのお店や会社などで、専門の仕事を深く追求して、豊富な知識と確かな技術を得ている人に対しては深い敬意を持つし、それは非常に尊いことだと思う。

しかし、私を「バリスタ」と紹介されたら、「私は抽出の専門家ではないんだけどなぁ」と思ってしまうわけです。

そうしてみると、カッピング会というのは、基本的に焙煎する豆を選ぶための会なので、そこに出席すべきは「バリスタ」ではなく「焙煎士」か店の仕入れ担当者であるはず。

そんな会で「バリスタ」という言葉が出てくること自体不思議だったりするのだが、どうなんだかなぁ・・・

と、最近思っていることを書いてしまいました。

おしまい。

ちょっとしたボヤキ

2021年4月2日 

今朝は暖かかった。

まだ若干空はかすんでいた。

今日は京都芸術大学の入学式。

密を避けるため二部制に分けて、父母の入構は無しということでの開催だったため、学校に入れない父母の方がヴェルディで式が終わるのを待ってくださったりして、朝から閉店までほぼ席が埋まった状態の営業となった。

なんだかコロナが流行りだして以来、久しぶりに終日席が埋まっているという状況、嬉しいようなヤバイような、なんか不思議な感覚であった。

そんなこともあり、今日は開店前から入り口前でお客様がお待ちになっている状態。

このところ8時30分に店を開けても、教職員の方数名がテイクアウトでコーヒーをお求めくださる程度なので、社員やアルバイトをその時間に入れてしまうと、売り上げより時給の方が高くつく。

なので、開店から9時過ぎまでは私一人で店を回しているため、店内飲食でトーストセットが3つ4つ一気に入り、なおかつテイクアウトの注文も入ったりしたら、正直一人では回らない。

しかし、今日は開店と同時にトーストセットが4つとコーヒーだけが3つという注文が入り、そのコーヒーを淹れながらテイクアウトに対応しつつ、トーストの様子を見るという、なかなかハードな状況に陥った。

でも、「これ、絶対私でないと回せないよな」と意味のない優越感にひたりつつ、というか、そうでも思わないとやってられない感じでなんとかやっていたのだが、第二波と言うか、全部を提供する前に次のイートインのご注文が入り、「これはヤバイ」と思い始めた時、早めに出勤してきたアルバイトのKさんが勤務時間前だったが颯爽とカウンターに入り、トーストにバターを塗り始めてくれた。

一瞬、彼女が天使に見えた。

でも、まだ今日は天使に見えていたからよかったのだが、30年ほど前なので、私が20代前半の頃ミスドにいたときなどは、一人でいっぱいいっぱいになって奮闘しているときに出勤してきたアルバイトさんが、美しい天使ではなく、お迎えにくる天の使いに見えてしまうほど窮地に立たされていたこともあったなぁ、と。

そういう意味で、今日は美しい天使に見えたので、まだ大丈夫だった。

まぁ、そんな一日のスタートであった。

さて、本日のお題の「ちょっとしたボヤキ」

私がどこかのお店にコーヒーを飲みに行ったとき。

最近流行りの極浅く焙煎して酸っぱい系のコーヒーを出しているお店の人は、まず私のことなど知らないのだが、きちんと焙煎を考えている人のお店へ行ったら、顔バレしてしまうこともしばしば。

そんなときは、なぜか砂糖とミルクを付けずにコーヒーを持ってこられてしまう。

まぁ、もちろん一口目はブラックで飲むのだが、私としては残り少なくなったところで砂糖を入れてみたり、ミルクを入れてみたりしたいのである。

でも、「コーヒー屋はブラックで飲むのが常識」みたいに思われていて、スプーンすらつけずに出されたら、気弱な性格で知られる私は「すみません、砂糖とミルクください」と言えず、結局最後までブラックで飲まなくてはならなくなってしまう。

本当は、砂糖を入れた方がフルーティーさが増すコーヒーもあるし、逆に砂糖を入れることで雑味が際立ってくることもある。

そのお店の焙煎における本当の実力を知るには、実は砂糖を入れてみることでブラックでは分からない部分を浮き上がらせることもできるわけで、だから私的には最後に少し砂糖を入れたいのである。

で、雑味が際立ってきたら、ミルクを入れて誤魔化して飲みたかったりして・・・

まぁ、そんなわけで、今日はちょっとボヤいてしまいました。

それではみなさん、良い週末を

時代を感じる

2021年3月23日 

昨日手術を終え、48時間は血流を良くするような運動を避ける方が良いということだったため、今日は朝夕ともウォーキングはお休みすることに。

で、今日は芸大店が定休日なので、私も一応お休みだったのだが、午前中に一つ会議があり、その足で芸大店のテイクアウト用包材を買いに西大路五条へ。

午後には豆の仕入れ先のZOOMセミナー、その後病院へ行って術後の検査と消毒、という感じで、なかなか用事満載の一日だった。

病院の検査も終わり、帰宅したものの、普段だったら歩きに出るところ、今日は歩かないことにしていたので時間がある。

そこで、Amazon プライムで映画を見てみることに。

何となく「あなたにおすすめ」というのの一番左にあったコレを見てみた。

なんか、俳優さんたちみんな若いし・・・

でも、こうして昔の映画とかドラマとかを見ていると、今主役をやっているような若い俳優さんが、ちょい役で出ていたり。

最近のドラマだったら、名前がタイトルの次に出てくるような俳優さんが、昔の映画を見ていたら、10人くらい並んで流れてくる名前の一つだったり。

そして、昔はよく見ていた俳優さんが、最近はあまり見かけなくなったり。

まぁ、考えてみたら、年間に封切られる映画やテレビドラマの本数なんて、だいたい上限があるものなので、主役になれる人の数も決まってくるので、若手が出てきたら、過去の主役級は自ずと役を奪われていく。

もちろん、長い期間主役を張り続けている人もいるが、まぁ、キャスティングには時代のトレンドというものもあるので、時代と共に自然と主役になるれ可能性は薄れていくのかもしれない。

でも、主役級よりも「名わき役」的位置づけの俳優さんって、決してタイトルロールのトップか最後に名前が登場するわけではないけど、長期にわたって主役の後、一人か二人の配列の間に名前が登場するように思う。

ある意味、時代の流行にあったキャラクターで主演を務める俳優さんより、名わき役と言われる人の方が、いろいろなシチュエーションで使えて重宝されるのであろう。

飲食業界も同じで、特にコーヒー業界なんかはトレンドがコロコロ変わっていく。

「サードウェーブ」と言われるが、私に言わせれば、今サードウェーブと言われている波は、恐らく100か200か、コーヒーというものにはもっと多くの波があったと思われるが、私がヴェルディを開業したころの京都は、ちょっと「深煎りブーム」だった。

それが、いきなり極超浅煎りが流行り始め、今では紙コップに入った罰ゲームなみに酸っぱい珈琲を飲むのが流行りになっているから面白い。

でも、それもそんなに長くは続かないと思うので、逆に次は何が来るのか楽しみだったりす。

そんな、深煎りが主役だった時代も、極超浅煎りが主役の時代も、それにのっかって自分のコーヒーをトレンドに合わせてしまうと、ブームが終われば残っていくお店は一部に限られてくる。

そうしてみると、ヴェルディはやはり時代に合った主役を演じようと無理な迎合をするのではなく、どんなシチュエーションにも対応できる名わき役であり続けたいと思ったり。

ただ、わき役を演じるのは、【今のトレンドと言えるコーヒーが主役で、そのわき役】というのではなく、【コーヒーを飲むお客様が主役のドラマにおけるわき役】でありたい。

なんて、若い織田裕二を見ながら思った夜であった。

治ればいいなぁ

2021年3月22日 

昨日はけっこう激しく雨が降ったものの、朝のウォーキング時間と夜の閉店後は雨が降っていなかったので、あんな天気だったのに朝夕ともに歩けた。

木屋町の五条から四条の間は桜の並木がライトアップされていて、まだまだ2~3割しか咲いていないものの、歩いていても気分が良い綺麗な道になっていた。

で、今朝は雨上がりで、久しぶりに水位の上っている鴨川。

ここ数日の中では、ちょっと寒かった。

さて、今日は腱鞘炎の手術。

なので、朝の開店準備を終えたら、早めに焙煎機のスイッチを入れて、通販で多くのご注文を頂いている「エチオピア・イルバボールフォレスト・ゲシャヴィレッジ」をサクッと焙煎したら病院へ。

まずは、コロナの検査を受けてからスタートなのだが、無事陰性だったので手術を受けられた。

思えば、昨年からずっと左手が痛くて、仕事にも差しさわりがあったものの、湿布では気休め程度にしかならず、注射を打ったもののイマイチ効き目がなく、最終手段として手術を受けることになった。

術中、執刀医の先生が「これまで手術してきた中でも、かなり腫れている方だ」とおっしゃっていたので、まぁ、手術を受けて良かったのだろう。

術後、店に戻って仕事をしようかと思ったのだが、麻酔が切れてくるとやはり痛みも出てきて、左手が使えない中で店にいても邪魔なだけだなということで、今日はお昼過ぎに上がることにした。

まだまだ動かすと痛い状態だが、これでしっかり治ったらいいなぁ、と思いつつ、まぁ、しばらくは無理をしないで行こう。

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