今日は、朝からスカッと晴れて、雲一つない青空。
午前6時、日課のウォーキング時、歩きはじめは少し肌寒さを感じたが、10分も歩かないうちに、今朝は汗ばんでくる。
半年前は、まだ真っ暗な中を歩いていたのに、今朝は日の光がまぶしかった。
さて、毎週金曜日は、配達回りの日なので、午前中に事務的な作業を終えて、お昼からは豆を積んで出発。
3~4年前までは、シーズンの良い時期以外は、そんなにストレスを感じることなく、祇園の花見小路や岡崎近辺を走れたのだが、この1~2年は、いつ行っても祇園や岡崎は人で溢れていて、なかなか車が進まない。
特に、祇園界隈は、外国からの観光客比率が非常に高く、耳に入ってくるのは、ほとんどが外国語。
銀座あたりを歩いていると、中国語比率が9割を超えるのではないかと思うが、京都は比較的欧米人も多い様子。
そんなことを考えながら、先日久しぶりに鉄鍋餃子が食べたくなって、河原町三条の『杏っ子』さんへ行ってみた。
まずは、炙りとり皮ぽん酢。定番の味。
そして、やはり鉄鍋餃子。
久し振りに頂いたが、羽も香ばしく、熱々の餃子を頬張ると、ジューシーで旨い。
続いて、変わり餃子もいくつか注文。
奥から、海老丸ごと一尾入 プリプリぎょうざ、葱と大葉の和風ぎょうざ、生柚子の香りたっぷりゆずぎょうざ。
右側は、以前はなかった、冷製水餃子。ナンプラーの風味も楽しい。
〆は、あっさり上海焼きそば、肉味噌たっぷりカレー焼き飯。こちらも、予定調和の美味しさで、ゆっくりとさせて頂いた。
注)これを全て一人で食べたわけではありません。
こちらの杏っ子さんへ、最後に来たのは恐らく2年ほど前だったかと思う。
その後も、何度かチャレンジしたが、いつも満席で、当日の電話では、ほぼ席をキープできない状態だったので、この1年ほどは、なかなか足が向かなかったのだが、今回はダメもとで電話をしてみたら、肩透かしをくらったかのような感じでOKの返事。
店へ行ってみると、以前なら常連の人たちが、カウンターを陣取り、テーブル席も初めてとは思えない客でいっぱいだった。
ところが、今回は私たちの他日本人はおらず、欧米からの観光客が、一杯飲んで、餃子を少しつまんで帰って行くといった感じになっている。
この1年ほどで、もしかしたらお店の客層が大幅に変わってしまったのか?という疑問が頭をよぎる。
でも、ネット上のお店評価サイトなどを見ていると、そこに書き込む人のほとんどは、たった一度の訪問で、さもその店はこうだと言わんばかりに評価していることが少なくない。
一度きりのお客様にとっては、確かにその一瞬がその店の全てかもしれないが、しかし、お客様が見られるのは、あくまでもそのお店の断面に過ぎない。
例えば、ホールのパウンドケーキを切ったとき、ダイエット中だから、と、薄く切って食べてみると、ドライフルーツも少なく、ナッツ類も全く入っていないなんてことだってあり得るのだが、別の場所を厚く切ってみると、ドライフルーツがゴロゴロ入っており、ナッツもいい感じでちりばめられている、なんてことになることも珍しくない。
そうすると、薄く切った人の評価は「ほとんどフルーツも入っておらず、ナッツに至っては、ひとかけらも見ることができなかった」なんて書くかもしれない。
しかし、厚切りをした人は「たっぷりドライフルーツと香ばしいナッツがちりばめられた、風味豊かなケーキ」と書き込むかもしれない。
全く違う評価ではあるが、それはどちらも同じパウンドケーキを実際に食べての評価なのである。
まぁ、そんなわけで、この夜私が見た杏っ子さんは、どの断面だったかは分からないため、一概に「外人観光客の店になってしまった。」とは言えないのだが、一番忙しいはずの午後8時~10時の間に、私たち以外、日本人がいなかったというのは、何となく気になってしまう。
でも、逆を言えば、今まではなかなか入れなかったお店に、けっこう気軽に行けるかもしれないので、ある意味今がチャンスかも?
これまでは、どうせ無理と電話すらしなかったが、これからは、当日予約もチャレンジしてみようかな。
ちょっと期待を持ってしまうひと時であった。
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店名:鉄鍋ぎょうざ酒房 杏っ子(あんずっこ)
住所:京都市中京区恵比須町442-1 ル・シゼームビル2階
(三条の一本北、河原町と木屋町の間、南側)
電話:075-211-3801
営業:18:00~23:00(LO)23:30閉店
日祝18:00~22:30(LO)23:00閉店
月曜定休
Web :http://www.anzukko.com