三連休の中日、昨日の朝は穏やかな立ち上がりで、土曜日なのにお客様がおいでにならないなぁ、と思っていたら、9時過ぎから一気にお客様がお越しくださって慌ただしくなったが、今朝は開店前から十数名のお客様が並んでお待ちくださっていて、開店後30秒で満席になってしまった。
徐々にお客様が増えて満席になるのであれば、あまりお待たせすることもなくスムーズにコーヒーやトーストを提供できるのだが、ゼロから一瞬で満席となると、一度に抽出できるコーヒーの数も、一度に焼けるトーストの数も上限があるため、どうしてもお客様にお待ちいただくことになる。
お待たせして申し訳ないとおもいつつも、大半が常連のお客様だったので、そこをご理解頂きお待ちくださって有難いことであった。
そんな今日のモーニングにお越しくださったお客様の3割ほどは、もう10年以上通って下さっている方々。
ヴェルディのお客様の多くが、もう10年以上通って下さっていると思うと、有難いと同時に、常にご期待に沿える品質を提供し続けねばと気が引き締まる思いである。
そんな長く通って下さっているお客様のお一人、と言うか、ご家族が、昨日お越しくださった。
いつもお母さまが、ご長男さんやご長女さんを連れてお越しくださっていたのだが、今日お越しくださったのは、そのお母さまとご長女さまと、そのお子様。
つまり、お母さまからするとお孫さんにあたる。
もう20年近く前、今日お子様を連れておいでになったご長女さんは、まだ3歳くらいだったころに初めてヴェルディでコーヒーをお召し上がりくださった。
「ヴェルディのコーヒーなら大丈夫だろうと飲ませてみました。」とは、お母さまの談。
そして、今日はその長女さんのお嬢様、つまり、お母さまにとってはお孫さんが2歳半にして、初めてヴェルディでコーヒーをお召し上がり!
「ちゃんと飲めました」と笑顔で言って頂き、これで3代ここのコーヒーを飲んでくださっているということになるわけで、私もなんだか感慨深いものがあった。
20年も営業していると、最初にお越しくださった頃は、まだ赤ちゃんだった子供が、今ではすっかり立派な大人になって、お友達や場合によってはご主人や奥様、あるいはお子様を連れてお越し下さることもしばしば。
忙しく走り回る中で、こうして3代にわたってヴェルディをご愛顧下さっているお客様が少なからずいらっしゃることに対し、嬉しいと同時に、しっかりと良いものを提供しなくてはと、改めて思うのであった。