なんだか日に日に歩いている時間が暗くなっていく。

もうじき全く明るさがない東の空になるのだろう。
そんな朝の鴨川、だいたい毎日すれ違う人は同じなので、名前も素性も知らない方にも「おはようございます」の挨拶は交わすのだが、年配の方々はお互いの名前や素性を知っていて、名前で呼び合ったり、立ち止まって近況報告をしあっている姿をよく目にする。
そんな中、恐らく70代後半と思しきおじいちゃんが、毎朝私が歩くより若干スピード遅めのペースでジョギングをされているのだが、この人はすれ違う人全ての名前を知っているのではないかと思うほど、皆を名前で呼んで「〇〇さん、おはようさん」と元気に笑顔を振りまいている。
が、私に対しては名前は呼ばず「おはよう!」と声をかけてくださっていたのだが、先日すれ違いざまに「つづきさん、おはよう」と言われたように聞こえた。
ちょっと「えっ?」と思ったのだが、恐らく聞き間違いだろうと思っていたら、今朝はハッキリと「つづきさん、おはよう」と言われるではないか!?
もしかしたら、以前町内会長をしていたので、寄り合いに出ていた他の町内会長の人が、このおじさんに教えたのだろうか?とか考えを巡らせていたら、「雑誌みたで、あの、500とかいうやつ」と。
なるほど、ハンケイ500をご覧になって、私の顔と名前を一致させたわけね。
と、ちょっと喉に刺さった魚の骨がとれた気分になった。
まぁ、でもそうして考えると、私などは全然有名人の類ではないものの、雑誌やフリーペーパーなどに顔が出ていることも少なくないのだから、一歩外に出たら私の名前も素性も知っている人がいないとは限らない。
暗くなってきたら、朝のウォーキング時に寝ぐせを直さなくてもいいから楽だ、なんて思っていたが、いつどんなときでも緊張感を持って行動しなくては、と、ちょっと反省した朝のひとときであった。


