今日は風が強かったので、気温以上に寒く感じる一日だった。

先週から、鴨川沿いの出町より南の西側は路面補修のため通行禁止になっている。

そこで、今までなら川沿いを歩いていたのだが、川沿いの遊歩道ではなく芝(ほとんど雑草だけど)のある遊歩道の西側を歩くことになる。
そうすると、今までは右手に桜が咲いていたのに、桜の木々の間や、左側に桜を見ながら歩くことになる。

これまで数年間、朝のウォーキング時には見なかった風景を見ながら歩く。

視点が変わると、見え方も変わってくる。

こちらサイドから見る桜もきれいだなぁ、と思ったり。
通行止めのおかげで、今まで見ていなかったアングルで花見をしながら歩けて、なかなか楽しい。
コロナ前は、鴨川沿いにブルーシートが敷き詰められていて、せっかく綺麗な桜がブルーシートのおかげで台無しだったが、コロナのおかげ(と言ったら語弊があるけど)で、ブルーシートの人工的な色を目に入れることなく桜を見られて楽しいウォーキング。
で、自宅に戻ってシャワーをして、朝のニュースを見ていたら、輸入品の値上がりや原油価格の高騰に加え円安ということもあって、この春は値上げの春になるとアナウンサーが言っている。
私も日々実感しており、毎日のように業者さんが「来月からこれでお願いします」と、値上がりした見積書を持ってくる。
2月に珈琲豆の価格を改定したが、原材料はもちろんのこと、洗剤やペーパータオル、包装材料など全てのものが値上がりしているので、再度売価を見直さなくてはならなくなる可能性は高いと思う。
で、そのニュース。
スーパーで買い物する人が、安いものを求めてネットなどで調べて購入しているといったことや、可能な限り切り詰めて節約している、といったことを取り上げ、「購入するものの選択や節約で値上がりの春を凌いでいます」と言っていた。
でも、ちょっと待ってほしい。
「値上がりの春」というけど、じゃぁ夏になったら突然全てのものが値下がりするのか?
今から急激な円高になって輸入品が安くなるというのであればまだしも、世界的に見てもインフレ傾向な中、日本だけが春を過ぎたらデフレになるはずなどありはしないわけで、「春を凌ぐ」という表現はどうなのか?と思ってしまった。
「凌ぐ」というよりは、日本もインフレを受け入れて、他の先進国同様、物価の上昇を是としないと逆に国際競争力を失って、さらなる円安につながり、下手するとハイパーインフレすら見えてくる。
バブル崩壊以降、デフレ傾向で今に至ったが、本来は穏やかなインフレ傾向でないと経済成長はあり得ないわけで、物価の上昇に伴って、特に大企業には人件費も上昇させてもらうことにより、値上がりしても節約ではなく消費できる社会にしなくてはならない。
中小零細企業は社員の給料を上げたくても、それだけ売り上げが伴わないと上げられないので、皆が皆節約されたら物価だけ上がって給料を上げられず、困ってしまうわけである。
大企業と中小企業では、賃上げにもタイムラグが生じるわけなので、ともかく本当に大企業は賃上げをしてインフレでも消費が落ち込まないようにしてもらい、それによって売り上げを上昇させて中小も賃上げができるようにしないと、日本の中小零細企業は壊滅的な状況に陥ってしまうわけである。
特に、コロナの無利息融資を受けて繋いできた中小は、来年あたりから返済が始まるので、もう待ったなし状態。
といったことを本来ニュースでは述べるべきではないかなぁ・・・・
なんか、NHKも民放のバラエティーだか報道だか分からない表面的なワイドショー的観点で物価上昇を捉えているように見えてしまった。
と、思いながら「節約で値上がりの春を凌ぐ」というアナウンサーの言葉を聞いていた朝であった。


