今朝は雨こそ降っていなかったが、どんよりとした空であった。
そんな厚い雲も吹き飛ばすような、今日はなかなか聞きごたえのあるサロンライヴ。
テノールの井藤航太さんが、メッツォ ソプラノの高橋未来子さんとピアノの武田麻里江さんを連れての二重唱を中心としたプログラム。
高橋さんのズドンと響いてくる歌声は、やはりメッツォ ソプラノだからこその重厚感。
井藤さんも、本当に毎回どんどん素晴らしくなっていく。
今回は、各々のソロに加え、カヴァレリア・ルスティカーナやアイーダの二重唱で存分にベルカントのだいご味を楽しませていただいた後、プログラムの最後はカルメンの終幕という豪華な内容。
アンコールには、11月に春秋座オペラでピンカートンを演じる井藤さんが、その前哨戦とばかりバタフライからアリアを歌い、アンコール2曲目はサムソンとデリラから。
井藤さんのピンカートンはもちろんのこと、来年1月に上演される藤原歌劇団の椿姫でフローラを演じる高橋さんもあわよくば聴きに行きたいと思ったり。
日本オペラ界の将来は明るい!
で、全く関係ないのだが、なぜか今日は午後から夕方までずっと中置棚に居続けた虫さんを撮ってみた。
ブルーグリーンが奇麗だったのだがこれはいったい何だろう?