自家焙煎珈琲 カフェ・ヴェルディ

カフェ・ヴェルディの気まぐれ日記

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verdi マスターの投稿

知らなくてもいい珈琲の話-その22【コーヒーの品種-6】

2021年7月4日 

前回に引き続き、ブルボン種について書いて行きます。

今回も、まずはブルボン種の非常にアバウトな系譜を載せておきます。

【イエローブルボン】

● 由来

イエメンよりレユニオン島(旧ブルボン島)へ伝搬した「ブルボン種=レッドブルボン」とティピカの中でも熟すと黄色くなるもの(アマレロ デ ボッカツ)が自然交配してできたものと言われる。

● 風味

マイルドで飲みやすく、風味特性は良い。

レッドブルボンよりも甘みが強いとも言われるが、品種の問題なのか農園などの管理の問題なのかは不明。

● 木および豆の特徴

ティピカよりも2~3割多く収穫できるが、他の高生産性品種と比べると、収穫量は少な目。

実のサイズは比較的小さめ(レッドブルボンも同様)で、スクリーン16以下がメイン。

熟すまでのスピードは速め。

【ピンクブルボン】

● 由来

他品種との自然交配、または突然変異と言われているが、正確には不明。

熟すとピンクっぽいオレンジがかった赤い色になる。

● 風味

他のブルボン種とは風味の面で大きく違い、浅煎りだとゲイシャに似た特徴を持つが、ゲイシャと比べると実が硬いため、非常に酸味が強く出てしまう。

中煎りの後半まで焙煎を進めたほうが飲みやすいが、ゲイシャっぽさは失われて、独特のコクと甘みを楽しめる。

ゲイシャの場合、ここまで焙煎を進めると完全にキャラクターが損なわれるので、そういう面ではやはりブルボンと言える。

【モカ】

● 由来

レユニオン島由来のブルボン種の突然変異と言われているが、ブルボンとは形状や風味が違うことから、イエメンから渡った中の別品種ではないかという説もある。

現在は、マウイ島で栽培される「マウイモカ」と一部ブラジルでも生産されている。

● 木および豆の特徴

非常に小粒で丸っこい。

ヴェルディでも一度販売をしたが、小さなピーベリーという感じで、ブルボンというイメージは全くない。

樹高は低く、さび病には強いが生産性が非常に低いため、ほとんど栽培されていない。

● 風味

風味は良くて、マイルドでクリアで甘みもある。

標高が低いところでも、高いカップクオリティーを発揮できる豆。

【カツーラ】

● 由来

ブラジルのミナスジェライス州で発見されたブルボンの突然変異種。

1910年に確認されているが、正式にカツーラ(カツゥーラ)種として世に出たのは1935年頃。

● 木および豆の特徴

樹高は低く、非常にコンパクトな木。

元の品種よりも小型化した「矮小種」と言われる。

しかし、生産性は高く、ティピカの2~3倍の収穫量を誇る。

一方で、非常に土中の栄養を要するため栽培にはケアが必要とされ、年間降雨量も2,500~3,000mmは必要とされる。

生産性が高いため、人気の品種ではあるが、さび病に対する耐性が低く、いったん病気が流行り出すと壊滅的な影響を受ける品種でもある。

● 風味

ブルボン直系だけに、風味特性は優れおり、標高が高くなるほど風味も良くなる。

一方で、標高が高くなると、生産性が落ちてくるので、高生産性品種としての優位性が落ち、さび病のリスクと天秤にかけると、難しい選択を余儀なくされる。

● 一言

ブルボン直系の高生産性品種ということもあり、他品種との交配が非常に活発に行われている品種。

カツアイ(カトゥアイ)やカチモールといったハイブリッド品種の元になっている。

カツーラも、熟すと黄色くなる「イエローカツーラ」があり、ブラジルの中でもマッタデミナスとエスピリットサント州の州境あたりの高地でよく栽培されているが、現地では「イエローカツーラ」と言わず、そのあたりの地名から「イエローカパラオ」と呼ばれている。

実際、遺伝子的にはイエローカツーラとイエローカパラオは若干違うらしい(現地の人談)

【ヴィジャサルチ】

● 由来

正確な記録がないので不明だが、1920年~1950年の間あたりに、コスタリカで発見されたブルボンの突然変異種。

コスタリカのアラフェラ州(首都・サンホセにほど近い場所)の北西部にある「サルチ」という町で発見されたことからヴィジャサルチ(ビジャサルチ)と命名された。

● 風味

ブルボンのフルーティーさを持つ良好な風味。

● 一言

高地での栽培に適しているが標高1,200~1,500mmでも良好な風味を出せることから、コスタリカ国内では栽培が広がったものの、病害虫への耐性が低いことから今では下火となっている。

【パーカス】

● 由来

1950年頃、エルサルバドルのサンタ アナにあるアルベルト・パーカスという人の農園で発見されたブルボンの突然変異種。

● 木および豆の特徴

カツーラと同様に、木がコンパクトな所謂「矮小種」の特徴を持っている。

生産性は通常のブルボンより高いものの、カツーラほどではない。

しかし、低地での栽培に適しており、干ばつなどにも強く、栽培される土が多少肥養さを欠いても育つ特徴がある。

同じ矮小種でも、土中の養分が多く、2,500~3,000mmの降雨量を必要とするカツーラとは逆の特性を持っている品種。

● 風味

ブルボンの特徴をしっかりと受け継いでとても良好な風味。

● 一言

エルサルバドルのコーヒー研究所で、優良種(同じ品種の中でも特に優れたものを選別する)の選別が重ねられた結果、現在でもエルサルバドルの栽培品種の25%近くを占めるシェアを持つ。

ただ、小粒であることから、エルサルバドル以外の国では、ティピカの突然変異で大粒の品種「マラゴジッペ」と掛け合わせた「パカマラ種」が多く栽培されている。

来週は、ブルボンのハイブリッド品種について説明します。

下鴨でも

2021年7月2日 

このところ梅雨空が続き、雨が上がっていたと思っても、気が付いたら雨脚が激しくなっていたり。

今朝は降られることなく無事歩き終えた。

それにしても、湿度が高いので不快指数も鰻登り。

ご注文頂くコーヒーもアイスの比率が高くなっているが、リキッドアイスコーヒーと水出しアイスコーヒーバッグも売れ行きが好調になってきた。

そんななか、これまで芸大店だけの人気メニューだった「クレームキャラメル」要するにプリンが、下鴨本店でもお召し上がり頂けることになりました!

下鴨では、芸大よりも小さめサイズでのご提供。

芸大店では昨年から提供を始めたものの、販売当初は「す」が入ってしまうことも多く、ちょくちょく失敗をしては、それを凍らせて「プリンかき氷」にして提供していたこをと思い出す。

一部には、「今年もプリンかき氷を食べたい」という声もあるが、残念ながら玉子を指定養鶏場のものにしてから、ほとんど失敗はなくなったので、失敗しなくなった分、下鴨でも販売できるようになった。

そんなわけで、毎朝店主が開店前に芸大のキッチンで作るプリン、よろしければお召し上がりくださいませ。

芸大店の営業形態&トラジャ!

2021年7月1日 

今朝、目が覚めた午前5時ごろは、開けた窓から激しく雨の音が聞こえていたが、5時30分ごろに雨が上がったので鴨川へ行ってみたものの、途中でけっこう強く降り出したので今出川あたりで Uターン。

川端通沿いの方が、桜の木の葉っぱで雨に濡れないかと思って、鴨川沿いではなく川端通を歩いたものの、あまり変わらなかったような気がする。

そんな今日から、芸大店は営業形態が変更となりました。

テイクアウトと豆のお求めは、平日・土日変わらず今まで通りですが、平日のイートインは、セルフサービスになり、マシンドリップとハンドドリップを選択できるようになりました。

セルフサービス形式なので、レジでご注文頂いて、マシンドリップならその場でお渡し、ハンドドリップの場合は抽出できたらお呼びするので取りに来て頂く形になります。

また、お食事・軽食はメニューからのご注文ではなく、ショーケースに並んでいるフードからお選び頂きます。

緊急事態宣言が解除され、蔓延防止措置に移ったものの、ヴェルディが入る建物から学校への入り口が閉鎖されており、どうしても学内のお客様がコロナ前と比べると3割以下に落ち込んでしまい、残念ながら平日のホールは、俗に言うワンオペ対応を取らざるを得ないためです。

ご迷惑おかけいたしますが、ご理解の上どうぞご了承くださいませ。

なお、土日祝は、学外からお越し下さるお客様の方が多くなるので、今まで通りお食事・軽食はメニューからお選びいただき、レジでお支払いを済ませて頂いたら、テーブルまでスタッフがお持ちします。

コーヒーもハンドドリップで、お客様のテーブルまでお運びいたします。

と、ちょっとネガティブな雰囲気でのスタートとなった7月。

でも先週から販売開始したキリマンジャロが、もう残り僅かになったので、次に限定珈琲として販売する「トラジャ」のテストローストをしてみた。

昨日焙煎して、すぐにカッピングしたときは、若干渋みはあるものの、まずまずな感じだった。

が、一夜明けて今日ドリップして試飲してみたら、一口目はほんのりスパイシーで、飲み進めるとしっかりとしたコクを感じ、後味にはフロストシュガーのような甘みが感じられる。

「マジ、これ、美味しい!」という珈琲。

私は、「好きなコーヒーはなに?」と訊かれても、「好き嫌いでは判断しません」とこたえるのだが、これは、けっこう好きかも。

恐らく来週末か再来週の頭から販売開始いたします。

販売されたらぜひおためしくださいませ。

久々に野呂さん

2021年6月29日 

昨夜はテレビを見ていて気が付いたらソファーで寝てしまっており、時計を見ると午前1時だったので、そのまま自分のベッドにもぐりこんでしまった。

で、今朝は5時に目が覚めたのだが、その時点で雨が上がっていたので鴨川へ向かおうとしたら、急に雨が激しく降りだしたのでウォーキングはお休み。

午前中に下鴨へ行って用事を済ませたら、お昼は久し振りにリストランテ野呂さんへ。

このところ、休みの日もなかなか外に食事に出る時間をつくれなかったが、今日はお仕事でいろいろとお世話になっている方にお誘い頂き、ご一緒することになった。

頂いたのは「本日のランチコース」

まずは、前菜で「旬のお魚食べ比べ」

前菜その2は、「大山鶏のハムとマンゴーのサラダ」

本当は、カワバチーズのところが、チーズが品切れと言うことでマンゴーに。

パスタは、魚介と賀茂茄子の軽いトマトソース和え

魚料理は、「季節のお魚のソテー お魚の旨味たっぷりのスープ仕立て」

肉料理は「フランス産幼鴨胸肉のしっとりロースト茸のクリームソースで」

ドルチェは、ブラッドオレンジのプリン

お昼は初めて伺ったけど、カウンターはもちろん2階も離れも満席で、大人気の野呂さん。

人気なのもよく分かる美味しいひとときでした。

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