自家焙煎珈琲 カフェ・ヴェルディ

カフェ・ヴェルディの気まぐれ日記

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珈琲のことなど

春の次は夜

2021年3月9日 

今日は芸大店が定休日なので、私もお休みを頂いて、自宅でデスクワークの一日にしようと思っていた。

なので、朝のウォーキングはサボって、9時くらいから活動開始しようと思っていたら、その9時過ぎに役所から電話がかかってきて、雇用維持助成金の提出資料に不備があるとのことで、下鴨の事務スタッフに必要な資料をコピーしてもらい、それを持って烏丸御池まで。

朝のウォーキングしなかった分、歩いて行くことにした。

いつも朝は薄暗い中歩いているのでよく見ていなかったが、荒神橋の東側の桜はもう咲き始めていた。

それにしても、最近テレビを見ていたら、会社の売上が落ちたため雇止めにあって生活ができないとか、生活費をアルバイトで稼いでいた学生が、アルバイトのシフトを削られて生活できない、なんてことがよく取り上げられている。

たしかに、コロナ不況で会社そのものがなくなってしまったら仕方ないのだが、売り上げが落ちて人を使えなくても、雇用を維持するために「雇用維持助成金」という制度がある。

時短営業に応じた事業者に一律で支払われる6万円とは違い、実際に給料として払った金額に対しての助成なので、会社にとってプラスになるものではないが、会社の都合(この場合コロナの影響)で社員を休ませた場合、いろいろな条件に応じて、日数分の給料を6割~10割助成してくれるというシステム。

通常だと、雇用保険加入者のみなので、学生や週に数日しか入らないアルバイトは対象外なのだが、今回のコロナ絡みの場合は、雇用保険未加入のアルバイトに対しても、助成金申請できるという特例措置がとられている。

もちろん、社会保険料などは対象外なので、休ませた分の人件費全てを助成金で賄えるわけではないが、こういう世の中が不透明な時代だからこそ、社員を大切にしないといけない。

従って、ヴェルディの特に芸大店は学校が入構制限などを行っているため、社員のみならずアルバイトの人も昨年と比べ十分にシフトに入ってもらえないことが多いものの、過去の同月と同じ給料を支払い、助成金を申請して、なんとかアルバイトを含む全社員が、基本給割れしないようにしている。

もし、コロナでシフトを削らなくてはならない事業所が、しっかりと助成金申請して給料を支払えば、収入がなくなるという問題は起きないはずなのに、どうしてテレビではそういう経営者の怠慢を指摘せず、政府に何とかしろという論調なのかが分からない。

政府は、きちんと雇用を維持できるように、雇用維持に特化した助成金を作っているし、スタート当初は申請してから半年近く入金がなくてちょっと大変だったが、ここ数か月は申請したら1か月後には振り込まれるようになってきた。

確かに、今日も不備を指摘されたが、書類作成の手間はかかるものの、それでアルバイトを含む社員の雇用を維持できれば、そんな手間など惜しむものではないはず。

マスコミは権力批判ではなく、きちんとそういったところを伝えてほしいと思ったりする。

朝っぱらから、書類の不備を指摘されて仕事をせざるを得なくなった恨みではないが、つい長々と書いてしまった。

でも、まぁ、テレビを見ながらそんなことを思うわけです。

さて、おかげさまで「早春ブレンド」も残りわずかとなり、通販での販売は終了させて頂いたが、そうなると次の豆をどうするかということになる。

で、明日はこの写真の製法で作られたものを焙煎予定。

1月に販売した「ヴィンテージバレル」は、ブラジルでウイスキー樽に1ヵ月寝かせた比較的マイルドな風味のものだったが、こんどはコロンビアのスペシャルティをラム酒の樽に3か月寝かせて熟成させたもの。

生豆の色も香りも全く前回のものとは違うことと、今回はけっこう豆が硬くて力強そうなので、深煎りに仕上げようと思う。

ただ、今回の生豆の仕入れ価格が、前回のブラジルのヴィンテージバレルの2.5倍するため、けっこう高価になってしまいそう。

雰囲気からしたら、夜にゆっくりと飲みたい味ではないかと思う。

週末あたりから販売予定、どうぞ楽しみにお待ちください。

掲載・新商品・早春ブレンド

2021年3月1日 

今日は暖かい一日だったが、朝はわりと涼しかった。

ずいぶん明るくなりました。

さて、まずはお知らせ。

本日発売の小学館の和楽で、芸大店のクレームキャラメルを取り上げて頂きました。

次は、プリンではなくコーヒーで取り上げて頂ければ幸いでございます。

で、芸大店のスイーツはプリンだけではなく、タルトも自家製にかえてから以前より多くのご注文を頂くようになったので、調子に乗ってこんなのも作ってみることにした。

タルト生地に、甘さ控えめの自家製カスタードをたっぷりぬって、その上にスライスしたイチゴ。

こういうスイーツを出すと「どのコーヒーが合う?」と訊かれることがしばしば。

なので、こういうスイーツにぴったりのブレンドを作ってみた。

公式には本日から販売開始の「早春ブレンド」

商品名のシールは3種類、全部私の撮りおろし。

軽めの飲み口に、甘い風味とフルーティーな香りが印象的なブレンドです。

スペシャルティコーヒーを贅沢に3種類ブレンドしました。

こちらの商品は、店頭はもちろんコーヒー通販ページからもお求めいただけます。

よろしければ、こちら からお求めくださいませ。

次はブレンドで

2021年2月26日 

今朝、起きて外に出たら雨・・・

なので、朝のウォーキングはお休み。

朝歩けなかった分、夜はいつもより多めに歩いてみた。

いつも夜は鴨川の東側を南下するのだが、今日は初めて西側を南下した。

なんか新鮮だった。

さて、先日より販売を開始した「ウガンダ」が、残り僅かになってきた。

そこで、次の豆をどうしようか検討する中、今回は中深煎りだったので、次は中煎りにしようと思ったのだが、ちょうど良いストレートがなかったので、スペシャルティ3種類をブレンドしてみた。

ほんのり甘くて優しい酸味のブレンドは、先日「初恋の味」なんて書いていたが最終的には予定通り「早春ブレンド」で落ち着いた。

そんなわけで、ラベルシールの撮影。

近所ですでに早咲き桜がほぼ満開になっているところがあったので、そこにやってくるメジロを撮ってみた。

今回は、この3種類のラベル。

ウガンダは焙煎後、日を追うごとに味が変化していったので、当初のカッピングプロファイルとちょっと変わっていったで、今回は日を追って飲んでみたが、経時変化はあるものの、香りの質は大きく変わらなかったので大丈夫。

かなりフルーティーなブレンドに仕上がった。

早春ブレンドは、来週から販売開始予定。

販売が決まったら、メルマガでもお知らせいたしますので、ぜひおためしくださいませ。

欠点豆

2021年2月25日 

朝の鴨川は随分明るくなってきたが、今朝はちょっと寒かった。

私のもとには、日々いろいろな豆の情報が入ってくるのだが、そんな中でとても興味深い豆があったのでとってみた。

かなり高価なスペシャルティコーヒーということで、麻袋ではなく穀物などを保管するビニール袋に入り、ダンボールで送られてきた。

しかし、開梱してみてビックリ!なかなか懐かしい豆面。

最近のスペシャルティコーヒーは、現地ハンドピックをしっかりしているものが多いので、ハンドピックをしても欠点豆は1%も出ないくらい奇麗なものが多い。

しかし、今回仕入れた豆は、まるで欠点豆の博物館とでも言うべき凄いものであった。

コレ、私でも10キロハンドピックするのに30分近く要してしまうほど、なかなか手ごわい。

特に際立っていたのは、この3種類。

割れ豆

虫食い豆

発酵豆

昔扱っていた豆で「モカ・マタリ#9」というものがあった。

それはそれは欠点豆が多く、ハンドピックに苦労したが、焙煎したら「こんなに美味しいコーヒーがあるものか!?」と思うほど、麝香のような香りと気品のある酸味で、まさに珈琲の女王と言うに相応しい味だった。

が、豆そのものはめちゃくちゃ汚かった。

今回の豆も、ハンドピックをしっかりしてやったら、なかなか美味しくて良い豆ではあるが、昔の酷い豆をハンドピックしてきた人でないと、これは難敵だろうと思われる。

芸大店の太田なんかは、けっこう苦労してハンドピックしていたが、私個人的には何となく懐かしい想いで豆の選別をしていた。

奇麗な豆が多くなってきた昨今、別にハンドピックの技術は必要なくなってきたのかもしれないが、逆を言うと、ハンドピックさえすれば他にはない美味しいさを持つ豆が出てきたとき、それを焙煎出来るのは、私たちのようなスペシャルティが世間に出てくる前からハンドピックをやっていた者たちだけなのかもしれない。

たまには、こうしてハンドピックに苦労するのも良いかもしれない。

と、思うひと時であった。

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