今日は、京都マラソン。
交通規制と百貨店の北海道展に弱い Verdi としては、けっこう辛いものがある。
昨日は雨で、営業成績も芳しくなかったのに、日曜のマラソン・・・
ちょっとトホホな週末になってしまった。
来週は頑張ろう!
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さて、珈琲のご注文を伺いに行ったとき、「濃い珈琲はどれですか?」あるいは「薄い珈琲はどれですか?」といったご質問を受けることが多い。
「色が濃い or 薄い」なら、見たままのことなので、即答できるが、浅煎りの珈琲でも濃く淹れることはできるし、深煎りの苦味が強い珈琲でも、薄く淹れたら、弱々しい味になる。
つまり、「濃い or 薄い」は、淹れ方の問題。
「苦い or 酸味が強い」は、豆と焙煎の問題。
濃く淹れると、苦味だけではなく、酸味も強く出るから、深煎りと浅煎りを両方とも濃く淹れたら、むしろ味全体のボリュームとしては、浅煎りの方が、重い味になったりする。
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ただ、そのあたりをお客様にご理解頂くことは、なかなか難しく、どんなにご説明しても、やはり「濃い or 薄い」という表現をされるので、こちらとしては、濃い=深煎り、薄い=浅煎りと解釈するしかないわけである。
本当は、ちょっと違うんだけどなぁ・・・
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さて、昨年の終わりごろ、自宅の近所に、ラーメン店のような、なんだか違うような、けっこう入るのに勇気の必要なお店ができた。
『煮干しそば』と書かれているが、要するにラーメン店だろうと思って、しばらく関心すら持っていなかったが、先日なんとなくふらっと入ってみた。
スープを一口、ふわっと煮干しの風味が口の中に広がる。
麺は、何か練りこんである風の細めストレート。
なぜかクレソンがトッピングされている。
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トンコツなどに比べると、あっさりしていて食べやすいのだが、煮干しの風味が強く、味としては非常に濃く感じる。
そうしてみると、ラーメンでも「あっさり味」と「こってり味」、「濃い味」「薄い味」は、別物なんだということを再認識。
こってりしていても、予想以上に後味がスッキリしているものもあれば、風味自体はアッサリ系なのに、食べ終えた後で、やたら喉が渇くものも。
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私の場合、珈琲なら何でも飲める、と、言うか、視察などをしていたら、どんな珈琲を飲まされるか分かったものではないので、オールラウンドに適応できないと、この商売難しい。
だが、ラーメンとなれば、やはり、あっさりで、なおかつ薄味の方が好きかも。
しかし、煮干しの風味がズトンとくるし、麺も他ではあまり食べられないもの。
この店を好きになる人は少なくないように思う。
油そばもあるそうなので、こんど気が向いたら、そちらにチャレンジしてみようかな。
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店名:煮干しそば 藍
住所:京都市左京区吉田下阿達町29-1
電話:固定電話なし
営業:平日=11:30~15:00、17:30~20:00
土日祝=11:30~18:00
月曜・第1・第3日曜休