自家焙煎珈琲 カフェ・ヴェルディ

カフェ・ヴェルディの気まぐれ日記

  1. 下鴨店TOP
  2. カフェ・ヴェルディの気まぐれ日記
  3. ラーメン

ラーメン

濃いと薄い

2016年2月21日 

今日は、京都マラソン。

交通規制と百貨店の北海道展に弱い Verdi としては、けっこう辛いものがある。

昨日は雨で、営業成績も芳しくなかったのに、日曜のマラソン・・・

ちょっとトホホな週末になってしまった。

来週は頑張ろう!

.

さて、珈琲のご注文を伺いに行ったとき、「濃い珈琲はどれですか?」あるいは「薄い珈琲はどれですか?」といったご質問を受けることが多い。

「色が濃い or 薄い」なら、見たままのことなので、即答できるが、浅煎りの珈琲でも濃く淹れることはできるし、深煎りの苦味が強い珈琲でも、薄く淹れたら、弱々しい味になる。

つまり、「濃い or 薄い」は、淹れ方の問題。

「苦い or  酸味が強い」は、豆と焙煎の問題。

濃く淹れると、苦味だけではなく、酸味も強く出るから、深煎りと浅煎りを両方とも濃く淹れたら、むしろ味全体のボリュームとしては、浅煎りの方が、重い味になったりする。

.

ただ、そのあたりをお客様にご理解頂くことは、なかなか難しく、どんなにご説明しても、やはり「濃い or 薄い」という表現をされるので、こちらとしては、濃い=深煎り、薄い=浅煎りと解釈するしかないわけである。

本当は、ちょっと違うんだけどなぁ・・・

.

さて、昨年の終わりごろ、自宅の近所に、ラーメン店のような、なんだか違うような、けっこう入るのに勇気の必要なお店ができた。

P1060900 P1060899

『煮干しそば』と書かれているが、要するにラーメン店だろうと思って、しばらく関心すら持っていなかったが、先日なんとなくふらっと入ってみた。

P1060894 P1060897

スープを一口、ふわっと煮干しの風味が口の中に広がる。

麺は、何か練りこんである風の細めストレート。

なぜかクレソンがトッピングされている。

.

トンコツなどに比べると、あっさりしていて食べやすいのだが、煮干しの風味が強く、味としては非常に濃く感じる。

そうしてみると、ラーメンでも「あっさり味」と「こってり味」、「濃い味」「薄い味」は、別物なんだということを再認識。

こってりしていても、予想以上に後味がスッキリしているものもあれば、風味自体はアッサリ系なのに、食べ終えた後で、やたら喉が渇くものも。

.

私の場合、珈琲なら何でも飲める、と、言うか、視察などをしていたら、どんな珈琲を飲まされるか分かったものではないので、オールラウンドに適応できないと、この商売難しい。

だが、ラーメンとなれば、やはり、あっさりで、なおかつ薄味の方が好きかも。

しかし、煮干しの風味がズトンとくるし、麺も他ではあまり食べられないもの。

この店を好きになる人は少なくないように思う。

油そばもあるそうなので、こんど気が向いたら、そちらにチャレンジしてみようかな。

.

店名:煮干しそば 藍

住所:京都市左京区吉田下阿達町29-1

電話:固定電話なし

営業:平日=11:30~15:00、17:30~20:00

   土日祝=11:30~18:00

月曜・第1・第3日曜休

このページの先頭へ