自家焙煎珈琲 カフェ・ヴェルディ

カフェ・ヴェルディの気まぐれ日記

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音楽レビュー

珈琲店めぐり part 3

2026年2月10日 

日曜日の日記を昨日書いたので、ちょっとペースが1日遅れてしまっているが、今日は昨日の月曜日のこと。

朝、北白川へ行って事務作業と焙煎を終え、髙島屋へコーヒー豆を届けた後、再び COFFEE HOLIC に参加しているお店巡り。

まずは ブルームコーヒー さん。

例によってこちらのハウスブレンドと、お昼を食べていなかったので、トーストも注文。

カウンターに座ろうと思ったが、奥のテーブルへ行くように言われる。

テーブルには、無断での撮影や、携帯電話での会話を禁止することを書いたPOPが。

なので、写真を撮って良いか伺ったら、テーブルの上だけなら良いと許可を得たのでテーブル上だけを撮影。

何気にヴェルディ下鴨店もそうだが、月曜定休のお店が多く、行ける店が限られる。

そこで月曜日も開いている SARUT COFFEE さんへ。

こちらでもブレンドを頂いた。

店内には私の他にご夫婦と思しきお二人組が一組。

どうやら、COFFEE HOLIC に参加されている自家焙煎店の方のようで、ご店主と親しげにそんな感じの会話をされていた。

そんなわけで、先週・今週と合計7店、参加店舗の半分を回ったので、ぼちぼち珈琲店めぐりはやめて、休みの日はしっかりと普段手が回っていない仕事をする時間に充てなければ。

ということで、珈琲店めぐりは今回がひとまず最終回。

必要なタスクが終わっていないのに、2週続けて仕事をさぼってしまった感は否めないが、久しぶりに他のお店を回れてちょっと良かったかも。

で、この日記を書きながら聴いているのはこちら。

ベートーヴェン 交響曲第7番

クレンペラー指揮 フィルハーモニア管弦楽団

ベト7は、クライバーが愛聴盤だが、1955年に録音されたクレンペラー盤は、バッカス交響曲らしからぬ?重厚で英雄的演奏。

しかし、一音一音がしっかりと刻まれるこの演奏、ちょっと違う曲に聴こえてしまうような雰囲気もあるが、これはクレンペラーでないとできない演奏なのだろうと思う。

あまり細かいことを考えたくないとき、よくベートーヴェンの7番を聴くのだが、クレンペラーの演奏は、けっこうこの曲のことを考え込んでしまう1枚。

私が生まれる10年も前に録音されたはずなのに、音質もすこぶる良くて、愛聴盤にはならないものの、たまに引っ張り出して聴きたくなる名盤だと思う。

珈琲店めぐり part 2

2026年2月3日 

昨夜は翌日がお休みということもあり、4時ごろまでパソコンに向かっていたので、今朝はちょっとゆっくりして、9時半頃から活動開始。

と言っても朝から外出したわけではなく、ちょっとゆっくり音楽鑑賞から。

「アート オブ スヴェトラーノフ」という20枚組のBOX.

指揮者スヴェトラーノフがソビエト国立交響楽団と1070年代後半に残した録音のBOXセットで20枚組。

チャイコフスキーとブラームスは交響曲全集となっており、ショスタコーヴィッチやベートーヴェン、ブルックナー等に加え、レスピーギやサン・サーンスのsym.3番やドヴォルザークの新世界なども入っているバラエティー豊かな内容だが、いかんせん20枚組は聴き終えるのに時間がかかる。

そこで、休みの日なのをいいことに、まだ聴けていなかったレスピーギなんかを聴いてみたり・・・

でも、こうしてスヴェトラーノフでいろいろ聴いてみると、その曲のその演奏がどうか、と言うより、スヴェトラーノフという人がどんな思考回路で、どんな演奏をしたいと思っていたかということが浮き彫りになる。

彼は、なかなか劇的な表現が好きな人で、緻密なように思っていると、いきなり大げさなほどにテンポをいじってきたり、面白い反面、曲によってはうっとうしさすら感じる場面があった。

特に、サン・サーンスなどは、ちょっと胃もたれしそうな演奏だし、ドヴォルザークに至っては、この曲の良さが損なわれるようにも思う。

チャイコフスキーなどは、聴いていて違和感なく耳に入ってくるのに、サン・サーンスの大げさなテンポ取りなどは、シリアスなドラマが展開される映画を見たいと思っていたのに、三谷幸喜監督の作品を見せられてしまったような感じ。

が、それも含めてスヴェトラーノフ。

ブルックナーのアダージォなどは、かなり好きな演奏だった。

要するに、作曲家が作った曲でありながら、そこで奏でられる演奏は、指揮者の人となりの表現になってしまうということ。

ただ、指揮者がどんな解釈をして、どんな表現がしたくても、オケが良くないとそれを具現化はできない。

スヴェトラーノフのブルックナーは、この盤の他に「スウェーデン放送交響楽団」を振ったものを持っているが、正直オケがイマイチで、スヴェトラーノフの良さが半減しているように感じた。

そんなことを思いながら、コーヒーに目を移すと、以前の月刊紙にも書いた通りで、生豆=曲(譜面)、焙煎士=指揮者、焙煎機=オーケストラ。

コーヒー店巡りをすると言うことは、その店で提供してる豆の味を楽しんでいるようで、実は、その店の主(焙煎責任者)の人となりを味わっているものなのだろう。

さて、本日回ったお店。

まずは一番北の方にある 珈琲工房4331 さんへ。

サイフォンで提供される。

こちらのブレンドは、すっきり系だが、サイフォンだけあって、香りも立っていた。

そのまま大宮通を南下して 粉屋珈琲 さんへ。

こちらは、全席喫煙可なので、正直行こうかどうしようか迷ったが、勇気を出して入ってみると、いきなり「あ、続木さん」と・・・

これまでの3軒は、私のことなど一見のおっさん的な対応だったが、粉屋さんでは顔バレしてしまっていた。

サイフォンで提供されるブレンドは、けっこうなスモーキー系で、かつて名店の誉れ高かった、今はなくなった表参道の大坊珈琲店のマイルドバージョン的な風味。

そこから南西へ下がって、 京都珈道 さんへ。

こちらも入って席に着き、浅めと深め2種類あるブレンドの中から、浅めの方のブレンドを注文。

珈琲を出されたとき「ヴェルディさんですよね」と・・・

昨日の2軒と今日の1軒目は、私の顔が知られていなかったので、この調子で全店フツーに一見客としてサッと飲んでサッと帰ろうと思っていたのだが、意外と私の顔を知っている方お2人もいてびっくり。

やめておけばよいのに、いろいろと訊かれたら、けっこうしゃべってしまって後悔。

まぁ、最近の若い人がやっているお店は、ヴェルディなんて存在すら知らないところが多いと思うので、これ以降は私のことを知っている店に出くわさないとは思うが、また時間を見つけてコーヒー店をめぐってみよう。

32年ぶり

2026年1月22日 

今日は朝から多くのお客様にご来店頂き、週末並みの慌ただしさで一日が過ぎて行った。

そんな中、店に入るなり私の顔を見て「あ、続木さん、いた!」と叫ぶ夫婦が・・・

その奥様の顔を見た瞬間、30年も前の記憶が鮮明に蘇り「Hさん!」と言ったら「名前、憶えていてくださったんですね」と。

私が社会人になって最初に就職した会社、ダスキンでミスタードーナツの直営店に配属されたときのアルバイトさん。

学生時代の友人や、京都在住の幼馴染などが不意に来店しても、さして驚かないのだが、30年以上前に働いていたファストフード店のアルバイトさんが何の前触れもなく訪ねてくると、さすがに不意を突かれて驚いてしまったが、彼女たちはアルバイトを辞めた後も、地元在住のバイト仲間同士たまに集まったりして交友してるらしく、皆の近況も聞けて、思い出話に花が咲いた。

そして、「私たちが、こうして夫婦でいるのは続木さんのおかげなんですよ」と。

奥さんの方は、私が赴任したときすでにお店に在籍していたのだが、ご主人の方は、私が面接して採用したようで、「多分、当時の店主(私は新人で赴任したので、副店主という立場だった)が面接していたら、彼は不採用だったと思うので、続木さんが面接して採用してくれたおかげで、私たちは結婚できたんですよ」ということらしい。

今まで30年以上、私も飲食業界で働いてきたので、何十人、いや、何百人面接して採用してきたか分からないので、彼を面接したことも忘れていたのだが、こうしていると、自分が少なからず他人の人生に影響を与えているということなわけで、生きているだけのつもりでいて、それでもいろいろ責任を感じるなぁ・・・と思うのであった。

ともかく「続木さんのせいで・・・」ではなく「おかげで・・・」と言ってもらえると言うことは、二人は幸せな夫婦生活を送っているようで一安心。

そんな今夜は、何となくこれを聴きながら。

マーラー 大地の歌

ワルター指揮 ウィーンフィルハーモニー管弦楽団

K.フェリアー(コントラルト)  J.パツァーク(Tn)

1952年5月ウィーンにて録音

昔、サントリーのテレビコマーシャルで大地の歌が使われていて、風神雷神の絵が動き出すといった動画だったように思うが、東洋的な音色と風神雷神の絵とウイスキーという組み合わせが、何とも言えないセンスの良さを感じるCMだった。

そんな印象からか、大地の歌は何となく若いころの思い出とともに懐かしさを覚える一曲。

大地の歌のCDは、5枚ほど持っているが、音質だけで言うと、もっと優美なものはあるものの、なんだかんだ言いながら一番よく聴くのは、このワルター盤。

手兵のコロンビアSOではなく、VPOを振ったワルターのテンポどりは完璧で、オケの演奏も流石VPOと言える素晴らしさ。

ソリストの二人、個性の強いコントラルトのフェリアーと、無個性が個性と言えるようなテナーのパツァーク。

この二人が、見事な歌唱を聞かせてくれて、70年以上経った今でも、この曲の代表的な一枚に君臨し続けているのも自明のことか。

懐かしい人に会った後、何となく懐かしさを感じられる大地の歌、しみじみと聴き入る夜だった。

キューバ終売

2026年1月14日 

月曜の夜、閉店作業をしながら、けっこう鼻と喉がヤバいなぁ、と思っていたら、火曜は朝目覚めた時点でけっこうな頭痛と咳、喉、鼻の症状が悪化して、本当は下鴨でデスクワークをしたいと思っていたものの、店も振替で休みだったので、一日自宅で休もうかと思った矢先、髙島屋から電話がかかってきて、ヴェルディブレンドが底をつきそうなので、至急持ってきてほしいという依頼。

多分、お前は休まず仕事をしろということだろうと思って、豆を髙島屋へ配送した後、結局夜まで下鴨でデスクワーク。

すると、やはりと言うか、熱はないものの朝から久し振りにかなりヤバイ状態で、開店準備をしながら、手際の悪さと動きの鈍さを痛感。

結局15時に髙島屋へ豆の配送へ行ったら、そのまま帰宅することにした。

と、言っても、しなくてはならないことが山積している。

店にいると裏でデスクワークをしていてもなんだかんだで店頭に出なくてはならなくなるため、自宅で邪魔されることなくデスクワーク。

明日は体調が回復していたらいいなぁ・・・

さて、表題の通り、開業時から販売していた「キューバ」が終売となりました。

ヴェルディで扱っているクリスタルマウンテンは、もう日本中どこの商社や問屋にもない状態で、恐らく今後少なくとも数年は輸入される見込みがないため、完全終売となりました。

キューバファンの方、申し訳ありませんが、どうぞご了承くださいませ。

来週からは、浅煎りの代替品として「タイ」のプレミアム品が登場します。

こちらは、タイのコンテストにギリギリで入賞を逃したもので、コンテスト入賞していたら、相当高額になっていたところ、惜しくも当落ギリギリで落選したものなので、そこそこの価格で販売できます。

紙一重の差でコスパ最高の一品。味は良好!どうぞお楽しみに。

そんなわけで、今日のデスクワークのおともはこちら

ラフマニノフ 10の前奏曲、楽興の時

ニコライ・ルガンスキー(pf)

何となくラフマニノフが聴きたかったときのこと、でも、一曲一曲誰の演奏にするか迷うのも面倒だったので、いろいろまとめて入手できるものを探していた。

すると、交響曲全集+ピアノ協奏曲全集+管弦楽集+ピアノ作品集+チェロソナタという8枚組の輸入盤を発見し何と3,000円もしなかったので購入。

で、一回通して聴いて、そのままず~っとラックで眠っていたCDのBOX

久々に取りだして、中からピアノ作品集の1枚を聴きながらパソコンカタカタ。

私が持っているピアノ作品のピアニストって、だいたいた1940年~1990年くらいの間に活躍した人たちなので、ルガンスキーのような若手ピアニストはほとんど知らない。

ただ、ある意味テクニックだけをとると、20世紀の中盤に活躍したピアニストたちと比べても非常にスゴイものがあるように感じる。

でも、例えばリパッティのような情緒的に語り掛けてくる艶やかさとか、ライヴ録音におけるギーゼキングのミスタッチを恐れない怒涛の演奏といった、人間味あふれる魅力という点では、いまひとつ面白みに欠ける気もする。

結局、「今」活躍している人たちの演奏を聴いたら、つい昔の巨匠で聴きなおしたくなってしまうところがなんなんだか・・・

でも、仕事のBGMには非常に耳障り良い演奏だし、この曲がどんなものかを知るには良いCDだと思う。

やはりラフマニノフ、好きかも。

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