自家焙煎珈琲 カフェ・ヴェルディ

カフェ・ヴェルディの気まぐれ日記

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たわごと

美味しかったもの、面白かったもの

2021年4月29日 

最初にお知らせです。

ヴェルディ京都芸術大学店は、緊急事態宣言発令にともない、5月1日~5日まで臨時休業を頂きます。

なお、下鴨本店は営業しております。

どうぞよろしくお願いいたします。

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さて、先日ちょっと大阪へ行ったときに立ち寄った 森のらくださん。

オススメは?ときいたら「ガトーショコラ」ということだったので頂いてみた。

これが、とても美味しくて、もし近くにあったら週に1回は食べに行きたいかも。

話は変わって、先日東山通を走っていたら、胡蝶蘭が並んでいるお店が目についた。

信号待ちでよく見ると、歯ブラシ専門店だった。

そんなに磨きやすいのだろうか?

一度ここで歯ブラシを買ってみよう。

そして、カレーを食べに行ったときに目についたメニューの表示。

コラ!

ソダー

「大根の透けもの」って、「つけもの」が「すけもの」に聞こえたんだろうけど、ちゃんと漢字に変換されているところが面白い。

「achar」の訳なので、「漬物」が正解なのだろう。

日本人って、ともかくきちんと正確に話したり書いたりしなくてはと思いがちだが、インド人って、正確性に欠けても通じればいい程度でガンガンくるから強いよなぁ、と思ってしまう。

私も見習って、正確でなくてもガンガン行くようにしてみよう。

かな?

三回目の

2021年4月23日 

日に日に朝もそこそこ気温が高くなってくる。

基本、暑いのが苦手な私としては、この季節がずっと続いてほしいのだが、そうはいかないですね。

さて、ついに京都も3回目の緊急事態宣言が発令されることになった。

知事は「不要不急の外出は控えるように」と言うわけで、そうなったら昼間のお客様も激減する。

やるもマイナス、やらないもマイナス。なんか、明るい話題ないですかねぇ・・・

と、愚痴っていても仕方ないので、暇な今がチャンス!と、スイーツの新商品を着々と試作中。

来週には、また新商品を投入したいと思っている。

そんなわけで、今日も閉店後は芸大店の社員みんなで新商品の企画会議。

いつもより遅くなったが、夜のウォーキングに出かけたのだが、ちょっと前の桜が満開で、ライトアップされていたときは、けっこうな人出だった木屋町の四条より下の方が、今日はとても散策しやすいほど、人通りが寂しかった。

普段だったら、夜の9時前なんて駐車場は満車のことが多いのに、今日は・・・

この時間は、通常空いている方が少ない場所なのに・・・

苦しいのは、飲食業界だけではない。

みんなで頑張って乗り切っていこう!

バリスタと呼ばないで

2021年4月22日 

今日も晴れて気持ち良い朝だったが、若干黄砂が飛んでいるのか、北の山がかすんでいた。

さて、一昨日の日記でもちょこっと書いたが、カッピング会などへ行くと、特に最近コーヒー店を始めた人を中心に、やたらと横文字でなんでも表現される。

そんな横文字表現中で、私が最も違和感を覚えているものに「バリスタ」という言葉がある。

Wikipediaによると、バリスタについては以下のように書かれている。

バリスタ(伊: barista)は、バールのカウンターに立ち、客からの注文を受けてエスプレッソをはじめとするコーヒーを淹れる職業、およびその職業についている人物をいう。

イタリアのバールには喫茶店やカフェとしての特徴がある。バーのバーテンダーがもっぱら酒類を扱うのに対し、バールで働くバリスタはノン・アルコールの飲料、とりわけコーヒーに関する知識と技術をもつ。欧州スペシャルティーコーヒー協会はバリスタのために3段階のレベルからなる技能認定試験を実施しており、筆記、口頭、実演の各試験に合格するほか実務経験も求められる。

なお、エスプレッソだけでなくパニーニ(パニーノの複数形)やアルコール、更にはサービス全般など、“バールに関する全てに精通している者”という意味で、バリスタではなくバールマンと呼ばれたがるバール店員もいる。

要するに、バリスタとはコーヒーを淹れる人のことなわけだが、たしかに日本語の中には、そういう職業だけを指す呼び名がないなぁ、ということに気付いた。

ヴェルディのお客様やスタッフたちから私は「マスター」と呼ばれている。

マスターは当然コーヒーの抽出もするが、それだけではなく自家焙煎店にとって一番大切な仕事である焙煎もするし(自家焙煎でなければ、この部分はないけど)フード全般のレシピも考えるし、仕入れる豆のチョイスやサービス全般も仕事としている。

だが、依頼されて抽出講習などの講師として登壇したとき、司会者から「続木バリスタです」と紹介されて、「え?」と思うこともしばしば。

また、雑誌の取材を受けたときなども、抽出している写真のキャプションに「オーナーの続木バリスタ」と書かれたこともあり、さすがにそれはすぐに「マスターの続木さん」に修正してもらった。

だが、そうしてみると、私をバリスタと紹介する人は、バリスタが敬称だと勘違いしているのかもしれない。

しかし、バリスタは敬称と言うより本来は職業を指す言葉。

日本における食に関する職業の呼称で言えば「給仕」とか「調理師」と同義になる。

もちろん、一つのお店や会社などで、専門の仕事を深く追求して、豊富な知識と確かな技術を得ている人に対しては深い敬意を持つし、それは非常に尊いことだと思う。

しかし、私を「バリスタ」と紹介されたら、「私は抽出の専門家ではないんだけどなぁ」と思ってしまうわけです。

そうしてみると、カッピング会というのは、基本的に焙煎する豆を選ぶための会なので、そこに出席すべきは「バリスタ」ではなく「焙煎士」か店の仕入れ担当者であるはず。

そんな会で「バリスタ」という言葉が出てくること自体不思議だったりするのだが、どうなんだかなぁ・・・

と、最近思っていることを書いてしまいました。

おしまい。

ちょっとしたボヤキ

2021年4月2日 

今朝は暖かかった。

まだ若干空はかすんでいた。

今日は京都芸術大学の入学式。

密を避けるため二部制に分けて、父母の入構は無しということでの開催だったため、学校に入れない父母の方がヴェルディで式が終わるのを待ってくださったりして、朝から閉店までほぼ席が埋まった状態の営業となった。

なんだかコロナが流行りだして以来、久しぶりに終日席が埋まっているという状況、嬉しいようなヤバイような、なんか不思議な感覚であった。

そんなこともあり、今日は開店前から入り口前でお客様がお待ちになっている状態。

このところ8時30分に店を開けても、教職員の方数名がテイクアウトでコーヒーをお求めくださる程度なので、社員やアルバイトをその時間に入れてしまうと、売り上げより時給の方が高くつく。

なので、開店から9時過ぎまでは私一人で店を回しているため、店内飲食でトーストセットが3つ4つ一気に入り、なおかつテイクアウトの注文も入ったりしたら、正直一人では回らない。

しかし、今日は開店と同時にトーストセットが4つとコーヒーだけが3つという注文が入り、そのコーヒーを淹れながらテイクアウトに対応しつつ、トーストの様子を見るという、なかなかハードな状況に陥った。

でも、「これ、絶対私でないと回せないよな」と意味のない優越感にひたりつつ、というか、そうでも思わないとやってられない感じでなんとかやっていたのだが、第二波と言うか、全部を提供する前に次のイートインのご注文が入り、「これはヤバイ」と思い始めた時、早めに出勤してきたアルバイトのKさんが勤務時間前だったが颯爽とカウンターに入り、トーストにバターを塗り始めてくれた。

一瞬、彼女が天使に見えた。

でも、まだ今日は天使に見えていたからよかったのだが、30年ほど前なので、私が20代前半の頃ミスドにいたときなどは、一人でいっぱいいっぱいになって奮闘しているときに出勤してきたアルバイトさんが、美しい天使ではなく、お迎えにくる天の使いに見えてしまうほど窮地に立たされていたこともあったなぁ、と。

そういう意味で、今日は美しい天使に見えたので、まだ大丈夫だった。

まぁ、そんな一日のスタートであった。

さて、本日のお題の「ちょっとしたボヤキ」

私がどこかのお店にコーヒーを飲みに行ったとき。

最近流行りの極浅く焙煎して酸っぱい系のコーヒーを出しているお店の人は、まず私のことなど知らないのだが、きちんと焙煎を考えている人のお店へ行ったら、顔バレしてしまうこともしばしば。

そんなときは、なぜか砂糖とミルクを付けずにコーヒーを持ってこられてしまう。

まぁ、もちろん一口目はブラックで飲むのだが、私としては残り少なくなったところで砂糖を入れてみたり、ミルクを入れてみたりしたいのである。

でも、「コーヒー屋はブラックで飲むのが常識」みたいに思われていて、スプーンすらつけずに出されたら、気弱な性格で知られる私は「すみません、砂糖とミルクください」と言えず、結局最後までブラックで飲まなくてはならなくなってしまう。

本当は、砂糖を入れた方がフルーティーさが増すコーヒーもあるし、逆に砂糖を入れることで雑味が際立ってくることもある。

そのお店の焙煎における本当の実力を知るには、実は砂糖を入れてみることでブラックでは分からない部分を浮き上がらせることもできるわけで、だから私的には最後に少し砂糖を入れたいのである。

で、雑味が際立ってきたら、ミルクを入れて誤魔化して飲みたかったりして・・・

まぁ、そんなわけで、今日はちょっとボヤいてしまいました。

それではみなさん、良い週末を

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