昨日の日記で、山下も書いていた通り、昨日と今日は京都芸術大学でオープンキャンパスが開催されていたこともあり、午前中から夕方まで満席の状態での営業となった。
そして、昨日の第四回夜話の会は、おかげさまで皆さまとても楽しまれたようで、私としてもこういう体験型の会も今後は増やしていこうと思った。
そんなことを思っていたら、昨夜参加された方から「参加者側から撮った写真です」とメールが届いた。
昨日は、私もけっこうフリーになれたので、動画撮影などしながら解説をしていた。
参加されたほとんどの方が、同じようなアングルで撮影をされていたが、たぶんこんなに色の違いがはっきりしているコーヒーの抽出液を見る機会はないと思うので、お楽しみ頂けて良かった。
そんなセミナーを終えて、ふとヤフーニュースを見たら、「コロナでコーヒー店開業者が増えている」といった記事が載っていた。
自宅で仕事をするようになり、コーヒーを飲む機会も増えたため、コーヒーにより関心が高まり、企業で働くことへの不安も手伝って、自分でコーヒーの仕事を始める人が増えているという内容。
同時に、ある自家焙煎店では、コーヒーについての指導をしているといったことも書かれていた。
昔は、景気が悪くなるとラーメン屋が増える、と言われていた。
フレンチやイタリアン、和食などと比べると、ラーメン店は比較的簡単にできそうに思うということに加え、週に何度もフレンチやイタリアンを食べに行く人は仕事で必要がある場合でもない限り、そんなに多くはいないのではないかと思う。
しかし、ラーメンの場合、週に数回食べるという人も少なくないかもしれない。
そんな親近感から自分でもできると思い、現状の勤めへの不安もあって脱サラして開業する人が増えるというのがその理由。
ある意味、コーヒー店が増えるというのと重なる部分もある。
ヴェルディでも昨夜のような集合型のセミナーや、抽出~焙煎までマンツーマンのセミナーを開催しているが、私の肌感覚としては、そういうセミナーに参加された方は、一杯のコーヒーの舞台裏でどれだけのスキルが必要とされているかを理解して頂いているものだと感じている。
でも、逆を言ったら、コロナでコーヒー屋が増えるってことは、一般的に見ると私の仕事って素人でも趣味の延長で出来るレベルのものだと思われているってことになるし、このコロナ期間中という、まともに修行もできない環境と、短い期間の中でお店が増えるということは、消費者側もコーヒー屋にプロの仕事を求めていないということになる。
20年続けていても、日々新たな発見があるこの仕事、でも長い年月をかけて積み上げてきたことが、周りからは素人が数か月で習得できる程度のものと思われていると解釈できる記事なわけで、読みながらなんだか、コーヒー屋を続けるのがばかばかしく感じてしまった。
でも、周りを見渡したら、コーヒーに限らず多くの業界でプロとは言えない仕事しかしていないのに、それを職業としている人が多いことに気付く。
恐らく、いろいろな分野で、同様のことがおこっているのだろうと思う。
まぁ、SNSやネットの情報を無条件で信じてしまう人が多いご時世、この記事そのものも無責任に書かれているかもしれない。
でも、世の中全体が「プロ」というものに対する畏敬の念を持たない傾向になってきているのは確か、それはもう逆戻りしないであろう。
と、考えることで納得してみた。
そんなわけで、二日間の慌ただしい営業を終え、ちょっと気分的にも嫌な気持ちになったら、スパイスを採って発散しよう!
で、今夜は白梅町へ。
まずは、ヌーラーニセットのサラダ。
疲れた時は、ガツンとスパイスフルなものが食べたくなる。
最近は、チェチナードが多かったので、久しぶりに「マトン ペッパーフライ」
辛さはお任せと言ったら「辛さ4にしました」と。
ちょうど良い感じでとても美味しかった。
〆のチャイとともに、ドバイ産のデーツとコルカタのインドスイーツ。
このデーツがねっとり濃厚で美味しかった。
が、それ以上に、コルカタのスイーツ!ちょっとショッキングな美味しさだった。
これで明日からも頑張れそうです。