今日は久し振りに大文字山のシルエットがはっきり見える朝だった。
でも、天気は下り坂・・・
まだまだ高値ではあるが、いっとき毎日のように値上がりしていたガソリン価格が、ここ数日はちょっとだけ下がってきている。
相場で動くものは、どうしても値動きが出てしまうが、珈琲豆も例外ではない。
ただ、私たちが扱っているグレードのものは、必ずしも相場と連動しているわけではなかったので、NYの先物価格が高騰していても、そんなに大きく変わることはなかったのだが、ここにきてブラジルの干ばつと霜害による減産、さらに世界的なコンテナ不足によって、そもそも豆が入ってこないという状況に陥り、一気に生豆価格が上昇している。
いくつかの重要な豆は、ほぼ1年分抑えているものの、商社の方と話をしていると、「2022年は、〇〇産の豆が入ってこないかもしれないから、とりあえず最低でも半年分は抑えておいた方がいいかもしれない」なんて声も聞こえてくる。
そうしていると、仕入れ先で欠品になっていたあるアフリカ産の豆が、やっと入荷の目処はたったものの、今までより1kgあたり400円値上がりするという連絡が入り、大急ぎで現状価格を維持できて、品質も現行のものとそん色ないものを探して、なんとか近日中にサンプルが入手できるところまで来たが、それでも発注までの間に相場があと25¢上がったら見積書を見直すと言われている。
ヴェルディでは、なんとか小売り価格を維持してきたものの、この調子だと来年早々には価格改定をしなくてはならないかもしれない。
そして、もう一つ追い打ちをかけているのがキャッシュレス。
今まで店頭でのお支払いに占めるキャッシュレス(クレジット、QR決済)の比率は1割程度だったが、11月に入ってから3割以上がキャッシュレスになってきた。
一昨日の下鴨などは、8割近くがクレジットという状況。
日本のクレジットカード手数料は、ポイントやキャッシュバックで利用者を増やすという手段を使っているため、世界でも最高値に近く、利用額の3%~4%を加盟店が負担することになる。
さらにQR決済の場合、手数料率そのものはクレジットより低いものの、入金手数料などというわけのわからないものが引かれるので、店舗にとっては実質的に利益率が圧縮されてしまうわけである。
売上のうち、100万円分がキャッシュレスになったら、3~4万円分値上げするか、あるいは経費を削る必要があるわけで、経費を削るとなったら、だいたいの場合原価を落とす=クオリティーを落とすか、人件費を削るしかなくなる。
そのうえTカードとかDカードとか、そんなののポイント料金まで払っている会社や店舗は、その分も価格に上乗せする必要が出てくる。
生豆価格の高騰に加え、袋など資材の値上がり、食材の値上がりと、本当に難しい店舗運営を強いられる昨今、なかなか困ったものである。