自家焙煎珈琲 カフェ・ヴェルディ

カフェ・ヴェルディの気まぐれ日記

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たわごと

言いようのない不安

2026年3月27日 

今朝、出勤してメールを見たら、資材関係のお取引先数社から同じようなメールが届いていた。

内容はこんな感じ。


昨今の中東情勢から、原油の供給が危ぶまれており、誠に急ではあるが4月から一部商品の売価改定をさせてもらう。

また、モノによっては、そもそも入荷が滞るため、現在の在庫がなくなったら供給できない恐れがあるため、発注時は必ず在庫確認と、価格の確認をした上で正式注文をしてほしい。


さらに、通販で使う梱包用のビニールテープを仕入れている業者さんからは「OPPテープは、メーカーから4月以降の出荷が不可能という連絡が入ったため、必要なお取引先には、現在の在庫を振り分けるので、必要数を記入して本日中に返送してほしい」といったメールまで届いていた。

とりあえず、最低でも半年は大丈夫なように確保のお願いをしたが、この感じだと来週にも必要な資材は仕入れておかないと、そもそも通販の出荷ができなくなるかも。

夕方になって、今期のエチオピア豆ニュークロップのオファーメールが届いたが、価格を見ると今年の金額から25%上昇している。

原料、資材、人件費、全ての費用がかつてない勢いで高騰している中、近々大きな軌道修正を余儀なくされるかもしれないという、言いようのない不安が常に付きまとう今日この頃。

そんなわけで、4月からドリップバッグとペーパーフィルターの売価改定をさせて頂きます。

お客様にはご負担をおかけすることになり申し訳ございませんが、どうかご理解ご了承賜りますようお願い申し上げます。

チャイコンが台無し

2026年3月25日 

この2~3月で、大学4年生を中心に、卒業や引っ越しで退職するアルバイトさんが4名。

学生のアルバイトの場合、けっこう急に辞めてしまうことが多い中、有難いことに、皆が卒業まで働いてくれた。

すでに3人は京都を離れているのだが、今日は実家がヴェルディの近所で、ギリギリまでシフトに入ってくれていたKさん最後の入店日。

私が髙島屋への配達から戻ったら、そのKさんのお母様とお姉様がカウンターに。

最終入店日に、初めてお母様もお姉様もご来店になり、何となく参観日っぽい雰囲気でコーヒーをお召し上がりになって行った。

退職した4人の元アルバイトさんたち、他府県の大学院へ行くもの、就職する者、退職理由はいろいろだが、新たな進路でも頑張ってほしい。

そんな今日は、髙島屋へ配達に行くとき、なんとなく頭の中でチャイコフルキーのヴァイオリンコンチェルトが鳴っていたので、車中でチャイコンを流しながら木屋町を下がって四条へ向かっていると、三条あたりから私の前に現れた車は・・・

これ、キャバクラか別の夜のお仕事かよくわからないが、ともかく若い女性の求人を募集する車。

大音量で「バーニラ、バニラ、バーニラ求人、バーニラバニラで高収入!」と歌が流れてくる。

河原町や木屋町界隈を走っていると、ちょくちょく遭遇するので、この車から流れてくる歌をフルコーラスで覚えてしまっているのだが、せっかく人がチャイコフスキーの音色に気分を良くしながら走っていたのに良い気分が台無し。

これの後ろについたらブルーになってしまう。

と言うことで、自宅に戻って聴いたのはもちろんコレ

チャイコフスキー ヴァイオリン協奏曲

コルンゴールド ヴァイオリン協奏曲

アンネ・ゾフィー。ムター(Vn)プレヴィン指揮

ウィーンフィルハーモニー管弦楽団(チャイコフスキー)

ロンドン交響楽団(コルンゴールド)

中学のころからムターのファンである私としては、彼女のアルバムはほとんど持っていので、ムターのチャイコンは、この盤以外にもカラヤン / BPOのライヴ盤を持っているが、そちらは若きムターが弾くカラヤンのチャイコン。

対してこちらは、プレヴィンが振る円熟のムターによるチャイコン。

しかし、このアルバムで出色なのはチャイコンよりむしろコルンゴールド。

コルンゴールドのVnコンチェルトは、ハイフェッツに献上されたものなので、もちろんハイフェッツの録音が決定盤であることに異議はないのだが、冒頭からムター節全開のセクシーな音色、そしてむせび泣くような音まわしを耳にすると、「この曲はムターのために書かれたではないか?」と思うほど。

コルンゴールドのVnコンチェルトは、録音が少ないだけに比較は難しいのだが、私がムターファンという推しのアドバンテージを差し引いても良い演奏だと思う。

AIとの付き合い方

2026年3月19日 

先日のこと、ヴェルディの自家製焼き菓子の仕入れを検討したいという方に向けてプレゼン資料を作っていた。

10ページほどのPowerPointを作るのに、30分ほどかかったのだが、一仕事終えた後、社員の鈴木に「Geminiを使ったら、簡単に作れますよ」と言われた。

私もPOPなどを作るとき、AIに手伝ってもらうことがあるものの、営業のプレゼン資料を丸投げするなんて考えたこともなかったので、彼女のアドバイスに対する返答に困った。

彼女の発言は、私が効率よく仕事をするためのアドバイスとして好意で言ってくれていることは分かっている。が、なんだか違和感を覚えずにはいられない。

とは言え、やらずに意見をするのは良くないので、ものは試しでやってみようと思ってGeminiでプレゼン資料を作ろうとしたのだが、そもそも使い方が分からなかったので、まずは使い方を調べて、さらにプレゼン資料を作ろうと思ったら、画像を読み込ませたり、コンセプトなどを覚えさせたりと、それだけで数時間かかるので、やはり自力で30分で作った方が手間も時間もかからないということが分かった。

でも、「最近の若い人」という言葉、あまり使いたくないWordではあるが、あえて言うなら、最近の若い人はAIに面倒なことをさせるというのが一般的な発想なのかもしれない。

言わば、私が高校生だった頃、レポートは全て手書きだったが、大学の途中あたりからはワープロで打つのが一般的になってきた、といった感じか。

おかげで、漢字を読めても書けなくなってきたが・・・

話を元に戻して、一つ思うのは、自力でできるけど、時間を節約するためにAIを活用するのか、自力でできないこと、あるいは、やったことのないことをAIにさせるのか、同じAIを使うのでも全くわけが違ってくるように思う。

何か知りたいことがあるとき、一つのヒントとしてGoogleに訊いてみるというのは、私もよくすることなのだが、前提として、それは一つの意見や考え方であって、それを全てだと思ったら大間違いだという認識を持っていないといけない。

なので、自力で出来ない、或いはやったことがないことや、自分自身がしっかりと多方面から学んで理解していないことをAIに任せて他人にプレゼンなどしてしまったら、後々困ることになるのではないかと思う。

同時に、自分が理解していないことをAIに任せて、実際に書籍や本物を見て調べることをやめてしまったら、頭の空洞化につながるように感じてならない。

漢字が読めても書けなくなるという、手書きからワープロを使うことによる人間劣化より一段ランクが上がってしまう。

そんなことを言ったら、これだからオジサンは使えないと言われるかもしれないが、実際にコーヒーのことにしても、ネットの情報や商社などからの説明と、実際に産地へ行って生産者から聞く情報とでは食い違いがあることも少なくない。

百聞は一見に如かず、私はネットの情報やAIの回答を信じないわけではないものの、それを鵜呑みにするのは怖いので、アフリカでも中南米でも、チャンスがあれば現地で実際に現場を見てから判断したいと思っている。

確かに、私は古いタイプの人間だという自覚はあるが、やはり簡単に他社に対するプレゼンに「Geminiを使えば・・・」という発想には違和感を覚えてしまう。

しかし、「説得力のある表現を挙げて」といったことを訊くのは上手な活用法かも。

ただ、一つ確実に自覚しなくてはならないことは、自分が今後接していく人の中には、「AIを上手く活用するのではなく、AIを使えば簡単」という発想で物事を考え、私に対しても、そのレベルで物事を言ってくる人が少なからずいるということ。

そこで、AIに「AIに物事を丸投げする人がどんな人か100時程度で要約して」と質問したら、以下のような回答があった。

AIに丸投げする人は、効率志向・学習負担軽減・複雑タスクの外部化・完成度より即時アウトプット重視・リスク許容が高い傾向。検証・透明性・設計の工夫が鍵。

だそうである。

そこで、実際に今後ヴェルディの社員として、こういうタイプの人が出てきたとき、このタイプの人に指導するポイントを訊いてみた

このタイプの人にとって大切なポイント

  • 品質管理と検証の意識を忘れずに
    • AIは強力ですが、出力は必ず検証・補正が必要です。最終責任は人間にあります。
  • 出力の透明性を確保する
    • AIがどのように結論に至ったか、根拠や前提条件を確認する習慣を持つと後悔が減ります。

だそうだが、そもそも検証・補正や根拠・経緯を検証しようと思う人なら丸投げしないのでは?と思ったり・・・

AIが出始めて頃は、AIとの付き合い方をどうするか考えていたのだが、最近はAIを簡単に常時利用する人との付き合い方を考えている今日この頃。

花咲かない

2026年3月16日 

毎週月曜日は北白川で焙煎や事務作業をする日になっていて、今日も北白川で必要な豆に加え、水曜日は下鴨で大量に焙煎する必要があるため、一日では焼ききれない分を北白川で焙煎。

下鴨の焙煎機は10キロ釜で、北白川は5キロ釜。

なので、総量としては下鴨の方がたくさん焙煎できるものの、一度に5キロ以上焙煎する豆もあれば、ブルーマウンテンなど高額な豆だと2キロ弱しか焙煎できないものもあるため、そういった5キロ以下の少量で焙煎する豆は、北白川の方が効率的な部分もある。

そんな北白川焙煎所では、芸大店時代から育てているコーヒーの木があるのだが、もうかれこれ7年ほど育てているのに、まだ開花に至らない。

焙煎機の横に置いているので、せっかく開花して実をつけても、全部焼かれてしまうと思って開花をしないのだろうか・・・

なわけないけど、ぼちぼち花を咲かせてほしいものである。

さて、以前この日記でもご紹介した「ばんざい山椒」

近所のスーパー生鮮館で売っていたのに、もうなくなってしまい、ちょっと残念。ということをヴェルディにお越し下さる生鮮館のパートの方と話していたら「今売っている【ちりめん山椒】っていうのも、けっこう美味しいよ」と教えてくださったので、早速購入。

まぁ、悪くはないけど、ばんざい山椒の方が好きだったかも。

絵もシュールで良かったし。

まぁ、スーパーの入り口に山積みされている、こういったスナック系は、バイヤーの方が目先を変えるために限定で仕入れたりするらしいから、ヴェルディで言う「今月のコーヒー」のようなもの。

一期一会を楽しむことにしよう。

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