今朝、カウンターにおかけになった常連のお客様とお話をしていたときのこと。
私が、毎朝鴨川沿いを歩いていると言ったら、「同じところを歩いていて飽きない?」ときかれた。
たしかに、同じ道を毎朝歩いているが、目に入る光景は、一日として同じであることはない。
まず、日の出の時間が変わるので、明るさが違う。
雲が空に描く絵も違う。
空の色も違う。
そして、木々や草花も、日々変化をし続けている。
桜が咲く、とか、紅葉が映える、とか、そういう季節ごとの変化だけではなく、昨日蕾だったのが、今朝は美しい花を咲かせていたり、名前も知らない雑草ながら、一日でくるぶしあたりの高さから、ひざ下まで伸びていたり。
そんなちょっとした違いを見ながら歩いていると、決して飽きることがない。
電車や車で遠くまで出かけなくても、すぐ近くに、これだけ自然における日々の違いを堪能できる場所があることは、嬉しいことかもしれない。
さて、日々違うという点で言えば、珈琲の味も違ってくるもの。
大きなくくりで言えば、年度がかわって、新しい豆に切り替わったときや、使っている豆の農園が変わったときなどは、豆そのものが違うものになるのだから、味が変わっても当然。
しかし、それ以外にも、焙煎後の経時変化は、想像以上に珈琲の味に影響があるし、淹れ方によっても、若干味は違ってくる。
毎日、全く同じ味を出せるというお店があったとしたら、そうとう古くなった豆をコーヒーマシーンで淹れているのではないかと勘繰ってしまう。
とは言え、経時変化や、淹れ方の微妙な違いによる味の差に気付くというのは、かなり慣れた舌だから分かる違いであって、気が付く人は非常に感度が高いというレベル。
まぁ、私たちとしては、概ね同じ味を毎日提供し続けられるよう、日々努力しているわけである。
言わば「変わらぬ美味しさの提供」といったところだろうか。
そして、変わらぬ美味しさと言えば、タイカレ~のシャムさん。
けっこう高い頻度で通っているので、日によって若干味が違うことは感じているが、それも誤差の範囲で、他の追従を許さない美味しさであることに変わりはない。
先日は、次女がどうしてもタイカレーを食べたいというものだから、仕方なく連れて行ってやることにした(ウソ、積極的に連れて行った)
次女は、期間限定のローストビーフのカレーをレッドで。
私は、いつも通り、グリーンカレーと豚肉あえサラダ。
やはり、いつもと同じく、美味しく満足な味であった。
また、次女、「タイカレー食べたい」って言ってくれないかな・・・・
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店名:タイカレーレストラン シャム
住所:京都市中京区西ノ京西鹿垣町6 林ビル1F
円町交差点と千本丸太町の間の北側(円町寄り)
電話:075-822-1119
営業:11:30~14:00(LO) 18:00~21:30(LO)