昨夜遅くに秋田に着いて、今日は一日フリーだったので、せっかくなら秋田の自家焙煎店へ行こうと思い、宿泊している駅前のホテルから近いところを探してみた。
で、秋田市民市場というところの中にある「どるず珈琲店」という自家焙煎コーヒー店が面白そうだったので訪問。
魚や果物などが並ぶ市場の一角にある喫茶店。
けっこう年配のマスターが一人で切り盛りされている。
店頭の写真や説明文を見たところ、どうやらこのご主人はインドネシアのスマトラ島へコーヒー農園視察へ行かれたことがあるようで、リントンの農園やハンドピック光景の写真が多数飾られている。
なので、マンデリンを飲もうかとも思ったが、「本日のコーヒー」=ブラジルの中煎りと、もう一杯はマスターに「おまかせ」で淹れて頂いた。
「おまかせ」は深煎りブレンド。
ブラジルは、恐らく中煎りに仕上げられていると思うのだが、苦み・酸味ともにとてもマイルドで、非常に飲みやすくいい感じにブラジルを焙煎されている。
深煎りブレンドも、酸味が飛んだあたりでしっかりと止められており、浅すぎず煎りすぎでスモークフレーバーもほとんどない、甘みがしっかりと出たバランスの良い深煎り。
京都でも、このレベルで焙煎されているお店は少ないように感じた。
コーヒーを飲みながら、この後どこへ行こうかと娘と相談していたら、水族館でシロクマの赤ちゃんが生まれて人気だということだったので、水族館へ行くことに。
途中にある海鮮市場でランチをとることにした。
もっとすごい魚が並んでいるのかと思ったが、市場そのものはたいしたことなく、でも、併設の食堂では新鮮な魚が食べられる。
お刺身定食
甘鯛の煮つけ定食
食堂のメニューに朝採れの「岩牡蠣」というのがあったので、注文したら「今日は店では出していないので、市場で買って食べてください」と言われた。
ので、定食を食べた後で、市場で購入したら、殻を開けて皿にのせてくれた。
立派な岩牡蠣がゴロゴロと。
食感、旨味とも素晴らしく、磯の香とミルキーな風味を堪能。
腹ごしらえをしたら、水族館のある男鹿(おが)半島へ。
ところが、水族館がとても混んでいて、入場に時間がかかるほど。
あまり人が多いところに行くのは良くないので水族館はやめて、空いていそうな「なまはげ館」へ。
なまはげの展示やショートムービーの上映、なまはげの正式な迎え方などの実演など、とても面白かった。
いろんな「なまはげ」がいて、角のあるもの、ないもの、刃物などを持っているもの、持っていないもの。
男鹿半島でも、村毎になまはげの恰好や作法と言うか、迎え入れの儀式などが違うそうで、なまはげ館のある真山地区では、家に入るときの四股を踏む回数まで決まっているらしい。
なまはげを迎え入れる儀礼の実演。
いろんななまはげがあるなか、私はこれがけっこう好きだった。
なまはげというものの存在は知っていたし、子供が泣いて逃げ回る姿はテレビなどで目にしていたが、今回の展示や映画、実演を見て、昔からの伝承がどうして延々と続いているのか、ちょっと考えさせられるものがあった。
こういう伝承は末永く続いてほしいと思う。
なまはげ館を後にしたら、前から行きたいと思っていた「カフェ ブレンナー」さんへ。
パナマ・ドンパチ農園ゲイシャ・ナチュラルとザッハトルテ
ブレンナーブレンドとケーゼザーネトルテ。
おかわりで、エチオピア・イルガチェフの深煎りも頂いた。
最近、バッハグループのお店へ行っても、多くのお店でバッハ以外から仕入れた豆が並んでいて、味の方も以前のバッハグループとは違うところが多いように感じていた。
が、ブレンナーさんはもう「ザ・バッハグループ」という感じで、しっかりとバッハの伝統的な味を守られていることが良く分かる。
久し振りに、バッハ系の味を堪能。
本当に懐かしく、この味が私の原点だったということを思い出すひとときだった。
ブレンナーさんを出たら、もう日がかたむいてきた。
秋田港の周辺には風力発電の風車が多数並ぶ。
向こうに見えるのが男鹿半島、きれいな夕日であった。
夜は、八代目佐藤養助で稲庭うどん。
コロナを気にせず、もっといろいろと回れたら良いだろうと思いつつ、それでもけっこう秋田の一日を楽しませて頂いた。
明日は、娘の荷物をとりに行くが、できれば自家焙煎店にも寄りたいと思う。