自家焙煎珈琲 カフェ・ヴェルディ

カフェ・ヴェルディの気まぐれ日記

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2023年11月

おすそわけ

2023年11月3日 

今日は芸大店の焙煎担当である太田がお休みだったので、朝から私がガンガン焙煎。

髙島屋S.C.店開業以来、コーヒー豆が旅立つスピードが早いのと、何が売れるか分からないと言うこともあり、まだ予想が難しく焙煎計画も立てにくい。

芸大店の5キロ釜だと効率が悪いので、下鴨店の10キロ釜で対応しなくては、これからの需要期にどうなることか。

この調子だと、クリスマスギフトや年末年始の豆が入ってくる12月からは、私が下鴨に入り込んで焙煎をするしかないかもしれない。

さて、今日の夕方、芸大店の方で借りている駐車場の家主さんのところへ、ちょっと用事があってお伺いした。

インターホンを鳴らし、「ヴェルディの続木です。」と言ったら、大家さんが出てきてくださったのだが、用事を済ませ帰ろうとしたら「これ、さっきちょっととったんだけど、良かったら食べて」と、大家さんの庭になっている柿を下さった。

そう言えば、もう四半世紀も前のことだが、カミさんと結婚した当初住んでいたのは、当時空き家になっていたカミさんのお父さんの実家で、古くからの住宅街。

周りにお住まいの方々は、ほとんどが私たちの親世代で、お子さんはすでに家を出て家庭を持っているところがほとんど。

引っ越したら、ご近所の皆さんから「若い人が越してきてくれて嬉しい」といったことを言われた。

そして、近所のお庭には、けっこうな確率で柿の木が植わっていた。

そんな中、お向かいのお宅から「うちじゃ食べきれないから」と柿のおすそ分けを頂き、カミさんが「主人の好物なので、きっと喜びます」みたいなことを言ってしまったが最後、ご近所から続々と柿が集まってきて、商売できるほどになってしまった。

私が好きな果物ベスト3は、柿、イチジク、梨(日本の梨、洋ナシではない)

あまり高級なフルーツバスケットに入っている果物ではないのだが、特に柿は最も好きな果物かもしれない。

まぁ、そんなことを思い出しながら、久しぶりに頂いた「庭の柿のおすそ分け」

なんだか懐かしいような気分で、ちょっと嬉しくなった。

さっそく夕食後に食べてみた。

けっこう美味しかった。

10年(くらい)ぶりに

2023年11月2日 

おかげさまでヴィンテージバレル・カシャーサは残り10キロほどになってまいりました。

昨年は、販売開始1週間で売り切れてしまったので、今年は倍の量を仕入れてみたものの、やはり2週間はもちそうにありません。

ご希望の方は、お早めにお求めください。

そして、もう一つ。

9月末に開催されたSCAJのハンドドリップチャンピオンシップ、芸大店・太田の競技動画がSCAJ公式サイトから公開されました。

よろしければご覧ください。

さて、先日お客様から「おいしいコーヒーの真実」という映画のDVDを貸して頂いた。

この映画、多分10年以上前に一度見ていたのだが、そのときはまだエチオピアへ行く前(と言うか、行くとも思っていなかった頃)だった上、コーヒーの流通についても、あまりよく知らなかったので、純粋に生産国・農園で働く人々の苦悩を憤りと哀れみを持ってみたように記憶していた。

そして、今見返してみると、いろいろなことが分かってくる。

まず、この映画はもう15年も前に造られたものなので、今の実情とは若干かなり乖離があること。

何よりも知らなくてはならないことに、エチオピアにおけるコーヒー産業は、法律にいろいろと縛られる部分があり、3年前に施行された「バーティカルインテグレーション」によって、この映画が訴えかけている問題点も、大幅にシステム的に改善されている。

そして、エチオピアにおけるコーヒーに関する法律は、けっこうな頻度で変わるため、時々刻々と注視していないと、現状を知ることすらできない。

もう一つ、強い違和感を覚えたのは、「エチオピアの農民のために戦っている」と主張している、ある意味この映画のメインキャストの服装や車などを見ていると、恐らくこの人はエチオピアの中ではかなりの富裕層で、そうなるためには、けっこう農民から搾取していないと無理だと言うこと。

恐らく、この映画が撮られたときは、そうとう脚色は入っているものの、現実から大幅には乖離していなかったのではないかと思われる。

一方で、時々刻々と変化していくエチオピアにおけるコーヒーに対する法律を追いかけてみると、ちょっとこの映画は時代として一つ昔の話になっていることは否めない。

そして、最大の違和感は、原題と邦題の違い。

原題は Black Gold

邦題は おいしいコーヒーの真実

これは、原題のまま「Black Gold」にするか、直訳して「黒い黄金」とかにした方が、このドキュメンタリーの真意が分かるような気がした。

もし、まだご覧になっていない方がいらっしゃったら、Amazon primeでも無料で見られるので、一度ご覧ください。

ただし、これがいろいろな意味で「真実」と言ってしまうと、誤解につながるということだけは認識してご覧頂ければと思います。

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