おかげさまでヴィンテージバレル・カシャーサは残り10キロほどになってまいりました。
昨年は、販売開始1週間で売り切れてしまったので、今年は倍の量を仕入れてみたものの、やはり2週間はもちそうにありません。
ご希望の方は、お早めにお求めください。
そして、もう一つ。
9月末に開催されたSCAJのハンドドリップチャンピオンシップ、芸大店・太田の競技動画がSCAJ公式サイトから公開されました。
よろしければご覧ください。
さて、先日お客様から「おいしいコーヒーの真実」という映画のDVDを貸して頂いた。
この映画、多分10年以上前に一度見ていたのだが、そのときはまだエチオピアへ行く前(と言うか、行くとも思っていなかった頃)だった上、コーヒーの流通についても、あまりよく知らなかったので、純粋に生産国・農園で働く人々の苦悩を憤りと哀れみを持ってみたように記憶していた。
そして、今見返してみると、いろいろなことが分かってくる。
まず、この映画はもう15年も前に造られたものなので、今の実情とは若干かなり乖離があること。
何よりも知らなくてはならないことに、エチオピアにおけるコーヒー産業は、法律にいろいろと縛られる部分があり、3年前に施行された「バーティカルインテグレーション」によって、この映画が訴えかけている問題点も、大幅にシステム的に改善されている。
そして、エチオピアにおけるコーヒーに関する法律は、けっこうな頻度で変わるため、時々刻々と注視していないと、現状を知ることすらできない。
もう一つ、強い違和感を覚えたのは、「エチオピアの農民のために戦っている」と主張している、ある意味この映画のメインキャストの服装や車などを見ていると、恐らくこの人はエチオピアの中ではかなりの富裕層で、そうなるためには、けっこう農民から搾取していないと無理だと言うこと。
恐らく、この映画が撮られたときは、そうとう脚色は入っているものの、現実から大幅には乖離していなかったのではないかと思われる。
一方で、時々刻々と変化していくエチオピアにおけるコーヒーに対する法律を追いかけてみると、ちょっとこの映画は時代として一つ昔の話になっていることは否めない。
そして、最大の違和感は、原題と邦題の違い。
原題は Black Gold
邦題は おいしいコーヒーの真実
これは、原題のまま「Black Gold」にするか、直訳して「黒い黄金」とかにした方が、このドキュメンタリーの真意が分かるような気がした。
もし、まだご覧になっていない方がいらっしゃったら、Amazon primeでも無料で見られるので、一度ご覧ください。
ただし、これがいろいろな意味で「真実」と言ってしまうと、誤解につながるということだけは認識してご覧頂ければと思います。


