今日は朝から東京へ。
皆さんご存知の通り、コーヒー発祥の地と言えばエチオピア。
そのエチオピアでは、伝統的にお客をもてなすための「コーヒーセレモニー」ということが催されており、その作法などは母から娘へと代々受け継がれている。
私も、これまで本や映像では見たことがあったが、実際に体験したことはなかったので、一度は見てみたいと思っていたところ、ヴェルディのブラジル豆を仕入れさせて頂いているセラード珈琲さんが、エチオピアの産地セミナーと同時にコーヒーセレモニーも実演するということだったので行ってみた。
パチパチとハゼの音がはじまり、煙が出始めたら、こまめに豆を攪拌。
焙煎度合いとしては、イタリアンローストくらい、かなり黒くなるまで煎り上げる。
豆が煎り上ると同時に、乳香が焚かれて最初はコーヒーが焙煎される香り、それが終わったら、乳香の香りで客の鼻孔をくすぐるのがこのセレモニーの特徴とのこと。
そうこうしている間に、煎り上った豆の温度が下がったら、「ムカチャ」と言われるすり鉢で豆をすり潰す。
上から見たら、こんな感じ。
私もさせて頂いたが、けっこう時間がかかる。
細かくすりつぶしたら、ポットに入れて火にかける。
煮だし終えたら、粉が沈殿するまで少し待ってカップに注がれる。
皆に配られて出来上がり。
この小さなカップで供されるが、中国茶のように何度か刺し湯をして、だいたい3番だしくらいまで飲まれるそう。
まずはブラックで飲むのだが、エチオピアではハーブを浸して香りをつけて飲むことも多いそうである。
これが、そのハーブで「テナ・アダム」と言うそうである。
意味は、アダムの元気ということで、アダムとは旧約聖書において神が最初に作った人間、アダムとイブのアダムを指すとのこと。
香りは、ココナツのような甘い香りで、これをコーヒーに浸して飲んだら、ハワイのライオンコーヒーのような甘い香りがする。
エチオピアでは、このハーブが大人気で、料理に使ったりヨーグルトに入れたり、コーヒーに浸す意外にもよく使われるらしい。
2番茶ならぬ、2番煎じのコーヒーにはエチオピアの岩塩を入れて供された。
岩塩の塊が入った器にコーヒーを入れ、少し溶けたところでカップに注ぐという形。
苦みが穏やかになり、ちょっとスープを飲んでいるような感じ。
煎りはじめから、2番コーヒーを頂くまで概ね1時間少々かかったが、エチオピアでは3番煎じへと進み、ゆっくりと珈琲を楽しむそうである。
コーヒーを頂きながら、穀物を煎ったものも供された。
香ばしくてなかなか美味しかった。
この後、エチオピアのカレー=カイウヮットを皆で頂いたのだが、そちらについてはまたこんど。
初めてコーヒーセレモニーを体験したが、なかなか楽しいひと時であった。



















