自家焙煎珈琲 カフェ・ヴェルディ

カフェ・ヴェルディの気まぐれ日記

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コーヒーセレモニー

2019年10月24日 

今日は朝から東京へ。

皆さんご存知の通り、コーヒー発祥の地と言えばエチオピア。

そのエチオピアでは、伝統的にお客をもてなすための「コーヒーセレモニー」ということが催されており、その作法などは母から娘へと代々受け継がれている。

私も、これまで本や映像では見たことがあったが、実際に体験したことはなかったので、一度は見てみたいと思っていたところ、ヴェルディのブラジル豆を仕入れさせて頂いているセラード珈琲さんが、エチオピアの産地セミナーと同時にコーヒーセレモニーも実演するということだったので行ってみた。

 

まずは、生豆を洗ってからフライパンで焼き始める。

途中で豆を攪拌しつつ、フライパンを揺り動かす。

パチパチとハゼの音がはじまり、煙が出始めたら、こまめに豆を攪拌。

焙煎度合いとしては、イタリアンローストくらい、かなり黒くなるまで煎り上げる。

豆が煎り上ると同時に、乳香が焚かれて最初はコーヒーが焙煎される香り、それが終わったら、乳香の香りで客の鼻孔をくすぐるのがこのセレモニーの特徴とのこと。

そうこうしている間に、煎り上った豆の温度が下がったら、「ムカチャ」と言われるすり鉢で豆をすり潰す。

上から見たら、こんな感じ。

私もさせて頂いたが、けっこう時間がかかる。

細かくすりつぶしたら、ポットに入れて火にかける。

煮だし終えたら、粉が沈殿するまで少し待ってカップに注がれる。

皆に配られて出来上がり。

この小さなカップで供されるが、中国茶のように何度か刺し湯をして、だいたい3番だしくらいまで飲まれるそう。

まずはブラックで飲むのだが、エチオピアではハーブを浸して香りをつけて飲むことも多いそうである。

これが、そのハーブで「テナ・アダム」と言うそうである。

意味は、アダムの元気ということで、アダムとは旧約聖書において神が最初に作った人間、アダムとイブのアダムを指すとのこと。

香りは、ココナツのような甘い香りで、これをコーヒーに浸して飲んだら、ハワイのライオンコーヒーのような甘い香りがする。

エチオピアでは、このハーブが大人気で、料理に使ったりヨーグルトに入れたり、コーヒーに浸す意外にもよく使われるらしい。

2番茶ならぬ、2番煎じのコーヒーにはエチオピアの岩塩を入れて供された。

岩塩の塊が入った器にコーヒーを入れ、少し溶けたところでカップに注ぐという形。

苦みが穏やかになり、ちょっとスープを飲んでいるような感じ。

煎りはじめから、2番コーヒーを頂くまで概ね1時間少々かかったが、エチオピアでは3番煎じへと進み、ゆっくりと珈琲を楽しむそうである。

コーヒーを頂きながら、穀物を煎ったものも供された。

香ばしくてなかなか美味しかった。

この後、エチオピアのカレー=カイウヮットを皆で頂いたのだが、そちらについてはまたこんど。

初めてコーヒーセレモニーを体験したが、なかなか楽しいひと時であった。

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