自家焙煎珈琲 カフェ・ヴェルディ

カフェ・ヴェルディの気まぐれ日記

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朝から虹

2020年9月29日 

今日も涼しいというより肌寒い朝だった。

あと何日朝のウォーキングで太陽を拝みながら歩けることだろうか。

ウォーキングから戻っても、空は青い色一色でけっこう気持ちの良い天気だった。

それにしても、天気予報を見ていると、日本全国的に晴れの好天に恵まれる様子。

だったが、出勤のころは晴れてはいるものの雨がぱらついていて、おかげで西の空に大きな虹がかかっていた。

と、昨夜(28日)はここまで書いておきながら、睡魔に負けて寝てしまったので、日記はアップできず。

そんなわけで、今日(29日)は、昨日と今日の合体号!

今日は基本的に私は休みをもらっていたので、少し朝はゆっくりして8時過ぎに鴨川へ。

四条まで歩いてみた。

帰宅したら、書類を揃えて烏丸御池まで雇用維持助成金の申請に。

8月までの分は9月末が申請締め切りなのだが、なんだかんだと慌ただしくしていて提出がギリギリになってしまった。

ついでに、月末を明日に控え、銀行などを回って再度帰宅したらお昼過ぎ。

下鴨で人事・経理などの事務スタッフが使っているプリンター、もうかなりガタがきていて、月末の伝票類を大量印刷するまでに買い替えてほしいと言われていたので軽くお昼を食べたらヨドバシへ。

ついでに、月末だったので在庫確認もあって、別に借りている倉庫へ行った後、下鴨へ寄ってプリンターをセットしてパソコンにドライバーをインストールして動作確認して帰宅したら、もう夜になっていた。

なんだか休みだったのか雑用まわりだったのかよく分からないが、とりあえず一日が過ぎて行ってしまった。

さて、一昨日の日曜日、話題の半沢直樹が最終回を迎え、高視聴率が話題となっているが、池井戸さんの作品をほとんど読んでいる私としては、ちょっと消化不良なものであった。

7年前の前作は、なかなか面白く見られたのだが、今作は最初から最後まで何となく違和感を覚えながら見ていたように思う。

今回の半沢直樹は、ともかく「顔芸」と「アドリブ」が話題になっていたの分、ストーリーで魅せる部分が非常に希薄だったように感じる。

その顔芸にしても、個人的に一番凄さを感じたのは、北大路欣也の表情で見せる言葉ではない意思表示というかなんというか・・・

眉の動かし方ひとつ、口元の引き締め方ひとつ、目で表現するところなど、ある意味「これぞ顔芸」と思えるもののように感じる。

このところ、普段はあまり食べないラーメンを続けざまに何回か食べに行ったのだが、堺雅人はじめ多くの出演者が作る派手な顔、絶叫による感情表現は、ある種「天下一品」や「長浜ラーメンみよし」のような濃厚で分かりやすい派手な味。

一方、北大路欣也のそれは、丁寧にとられた出汁で食べるコシのある讃岐うどんのように感じた。

客席後方の人にもはっきりと分かるように演じなくてはならない舞台という中で、芸を磨いて魅せる演技を確立されている歌舞伎役者さんや舞台俳優さんを多用していることからも、制作側はあえて濃厚なトンコツラーメンの常習性を狙ったのだろうと思うが、濃い味というのはある種見る側も作る側も麻薬的な危うさがあるもの。

珈琲やカレーも同様の傾向があり、苦みに走ると微妙な香りを楽しむ珈琲は作れないし、辛さを追求すると、淡いスパイスの香りは辛さに抑え込まれてしまう。

もちろん、そういう珈琲やカレーもアリだし、時としてそういった味を楽しみたいときもあるので、ヴェルディでもラインナップの中に置いておきたいジャンルではあるが、極端に走りすぎると胃もたれするのも事実。

半沢直樹を見終えて、やはりヴェルディの珈琲は、派手な顔芸や絶叫に近い言葉で売るような味ではなく、小さな眉の動かし方や口元の引き締め方ですべてを表現してしまうような、派手ではないが味わい深いものでありたい、というか、私の方向性がそんな感じなんだなぁ、と再認識するものであった。

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