自家焙煎珈琲 カフェ・ヴェルディ

カフェ・ヴェルディの気まぐれ日記

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アドバイス

2020年11月8日 

雨上がりの今朝は、空気も澄んでいて、また大文字山の中腹に雲もかかっていて、なかなか幻想的な東の景色だった。

スマホカメラでは、空気感が出せなくていかんですねぇ

そんな今日は、芸大の付帯施設「春秋座」で和太鼓のコンサートがあったので、お昼前と終演後は一気に満席になる状態。

イベントごとがあるときは、初めてご来店のお客様が多くなるのだが、そんな初めてのお客様から「どの珈琲がオススメですか?」と聞かれることがしばしば。

先日も、初来店のお客様からどの珈琲にしようかとご相談を受けた。

お客様の好みを伺うと、少し酸味が感じられてコクもあるコーヒーということだったので「ルワンダはいかがですか?」と言ったところ、「ルワンダって飲んだことないからようわからんし、じゃぁ、キリマンジャロ」と。

ヴェルディのキリマンジャロ=タンザニアは、中深煎りなので苦みと酸味のバランスで言えば、少し苦みに寄ったあたり。

そこで「酸味がお好みということですが、当店のタンザニアはどちらかというと苦みの方がやや強めですが、よろしいですか?」と言うも「いや、キリマンでええわ」ということで、タンザニアをおいれしたのだが、お好みに合ったかどうか・・・

下鴨のカウンターで、私が常連のお客様に「今日はコレいいですよ」なんて言ったら、ほぼ間違いなくオススメしたものをご注文下さるのだが、やはりそういう信頼関係を築くには時間と対話が必要なものである。

さて、昨夜は「オイスターディルを食べよう!」という強い意志を持ってヌーラーニへ行き、予定通りオイスターディルを注文したのだが、つい黒板メニューを見てしまったがために・・・

「この骨付きビーフって、例の北海道から取り寄せたハラルビーフですか?」ときいたら「これ、めっちゃ美味しいですよ~、オイスターは春までやりますけど、このビーフはいつまでできるか・・・」と教子さん。

そう言われたら注文しないわけにはいかず「まだオイスター、キャンセルできますか?」ときいたら、すぐにキッチンにストップをかけられてしまった。

そんなわけで、強い意志を持ってオイスターを注文したはずだが、結局教子さんのアドバイス?に従って「骨付きビーフ山椒ビンダルー」を注文。

もちろん、そのときの気分でどうしても山椒やビンダルー(ビンダルー≒ビネガーなので、酸味のあるカリー)ではないということもあるが、すすめられたらそれを注文した方が、より美味しいものを食べられるはず。

ってことで、素直に従ってしまった。

骨付きビーフ山椒ビンダルー

骨のまわりについた肉もするっと骨からはがれるほど煮込まれている。

ビンダルーということで、もっと酸味が強いかと思ったが、けっこう抑制されていて、山椒の風味とのバランスも絶妙。

個人的には、もう少し酸味が強い方がよかったが、それは私の嗜好ということで、初めてビンダルー系のカリーを食べる人にとっては、ちょうど食べやすい味、これは本当に食べなきゃ損する美味しさだと思った。

そんなわけで、昨夜は骨付きビーフに舌鼓を打ったが、やはりオイスターディルを食べたい!

ってことで、今夜は夜のウォーキングを兼ねて、白梅町まで歩いて行ってしまった。

で、オイスターにしようかと思ったのだが、ヌーラーニさんの玉子が昨日からヴェルディでも使っている、花井養鶏場の「元気くん」にかわったのであった!

この養鶏場には、私も実際にどんな感じで玉子を作られているのか見に行って、本当に細部に気を遣って良いものを作られているということに感動してきたところ。

このこたちが生んだ玉子!

万全の品質管理をされている養鶏場のみなさん

そんなわけで、メニューにムグライナンが加わっていたため、強い意志はどこへやら、「では、ムグライナンとチャナマサラ」というオーダーをしていた。

歩いて行ったので、冷たい飲み物から「ジンジャーラッシー」

ムグライナンと親子ナンにしようと思って、タンドリーチキンもオーダー

ムグライナン

カリーは、玉子との相性抜群なチャナマサラ(ひよこ豆マサラ)

一度タンドールで焼いたナンをクシュクシュっと丸めて、その溝に玉子が入るようにして玉子を固めるためフライパンで焼きなおす。

チャナとの相性も素晴らしく、大満足のディナーであった。

そして、帰りも自宅まで徒歩で。

だいたい片道45分で行けることが分かったので、これからもたまには歩いてインド料理を食べに行こう。

話は変わって、現在育てているカレーリーフ

いい感じで発芽してきましたねぇ・・・越冬して、来年はフレッシュのカレーリーフを使った料理を提供したい。

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