自家焙煎珈琲 カフェ・ヴェルディ

カフェ・ヴェルディの気まぐれ日記

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アフリカ旅行記-4~カッピング~

2022年11月13日 

帰国を翌日に控え、実質的なケニアでの最終日は、LDC のケニア事務所でカッピング(テイスティング)をさせて頂けることになった。

カッピングのフロアに入ったら、おびただしい量のサンプルに圧倒される。

今年のオフシーズンにこちらの会社が仕入れしているファクトリーの豆をオークションに出品するときに出した豆のカタログがこちら。

カタログ1ページには、20以上の豆のデータが記載されているので、これだけのカタログに掲載された豆の数は天文学的な数字になる。

ヴェルディでは、開業以来ケニアの豆を取り扱ってきたが、オークションに出品している企業が現在11社なので、この会社が作ったカタログの10倍以上の豆が毎週(オフシーズンは2週に1回)オークションにかけられて、その中からカッピングによって選抜されて数種類に絞られた後、私たちがその中の1つを選んでいると思ったら、現在下鴨の倉庫にあるケニア豆との出会いは、ちょっと奇跡的なもののように思える。

などと思っている間に準備が進んでカッピングがスタート。

今回は、31種類の豆をカッピングさせて頂いたが、その中でも使いたいと思うものは2~3種類だった。

中には、来週のオークションにかけられるものも入っており、良いと思った豆の購入価格を現状の落札価格から推測したら、昨年より円安が進んでいることもあり、恐らく昨年同品質のものの2倍以上になりそうな雰囲気。

そんなケニアの珈琲豆が高値で推移している事情などについては、来年1月に開催する「珈琲夜話の会」でご説明いたします。

その後、こちらの会社の倉庫を見せて頂いたが、これまた量の多さに圧倒される。

この高さに積まれた麻袋が何列も続いていて、それぞれにロットナンバーが振られて管理されている。

倉庫に入った瞬間、インディージョーンズシリーズの第一作目、レイダース失われたアークのラストシーンを思い出してしまった。

それにしても、こんな高さに積み上げるのは、どうやっているのかと思いつつ倉庫の奥の方へ行ったら、コンベアで持ち上げて積み上げているところだった。

袋詰めされた豆を運んで

コンベアで持ち上げて綺麗に並べていく。

すごいスピーディーにされているが、この上で並べている赤い作業服の人って、恐らく熟練の作業員なんだろうな、などと思いながら見ていた。

その後、機械の説明などを聞いて、今回のケニアでは生産現場からファクトリーと呼ばれる精製所、そしてこの日記ではまだ書いていないが、オークション会場も見学させて頂いき、今回の出荷用倉庫と見られたので、生産現場から出荷まで一通りの進行を見聞きすることができた。

文章としては読んで知っていても、実際に自分の目で見ると机上の知識と違う印象を受ける。

大変勉強になった視察であった。

その後は、LDCの方々とランチ。

国立公園が見渡せる、ちょっとおしゃれなカフェレストランでハンバーガー。

タンザニアでは、けっこう現地の料理を食べたが、ケニアでも特にナイロビはあまり現地料理がメニューに載っておらず、わりと欧米のどこでも食べられるようなものが多く、個人的には少し残念だったが、ナイロビの食事はどれも美味しくて、ちょっと太ってしまったかもしれない。

いや、確実に太ってしまったので、帰国したら頑張ってダイエットしよう。

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