自家焙煎珈琲 カフェ・ヴェルディ

カフェ・ヴェルディの気まぐれ日記

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ブラジルのカフェ その1

2018年9月17日 

このところ少し涼しく感じていたのだが、昨夜はちょっと蒸し暑かったりして。

帰国してから、朝のウォーキングで汗をかくことがあまりなかったのに、今朝はけっこうシャツが汗てぬれていた。

先週までで、ブラジルの産地巡りなど一通りアップしたのだが、これからはブラジルで見て感じたことなどをちょくちょくアップしていこうかと思う。

その中の一つ、今回はサンパウロで人気のロースタリーカフェ、要するに自家焙煎珈琲店の中の一軒について。

京都でも通称「町屋」を改装して作った「町家カフェ」が人気。

個人的には子供の頃、普通にそういった家に住んでいる友人が多かったので、全く有難みを感じないのだが、若い人や他府県の人にとっては自分の知らない世界に身を置くことが楽しいのかもしれない。

台湾でも、古いビルを改装して作ったお店が流行っていたり、こういう懐古嗜好というかリノベーションというのが人気なのはは万国共通なのかもしれない。

ただ、飲食店と言うものは「美味しさ」だけではなく「雰囲気」も重要な付加価値なので、そういう点において古いものの再活用が世界の国々で人気を博しているということに興味を持った。

なかなかいい雰囲気を出している。

焙煎機に隣接したソファー席。

私の感覚では、焙煎スペースと客席を一緒にしてしまうというのは、衛生上も安全上もよいとは思わないのだが、そのあたりがブラジルなのだろうか。

反対側から見たらこんな感じ。

載せ始めたら、すごい量の写真になってしまうので割愛するが、ともかく細かいところまでなかなかおしゃれに作られていて、店舗のデザインなどを考えるときにとても参考になるお店だった。

日本でも、こういった感じのお店はオーナーのセンスと言うかしつらえに凝っているところが多いのだが、日本人とは少し違う感覚で様々なものが作られていて、回顧嗜好は万国共通と言ったが、大枠ではなく各論の部分で各々の国の特徴が出ていて面白かった。

 

そして、肝心の抽出。

これは、いったんドリッパーの中にお湯をためて、カップの上にのせたらストッパーが外れ、コーヒーがカップに注がれる仕掛けの抽出器具。

まずはお湯を注ぎ

よく混ぜて、3分ほど待つ。

カップラーメンのような抽出方法。

 

続いて、普通にドリップ。

こちらも、お湯をそそいだらすぐにスプーンでかき混ぜる。

これを抽出量に達するまで繰り返す。

なかなか良い雰囲気で、気持ち良いカフェではあったが、コーヒーそのものの味は、残念ながら日本で飲む一般的な喫茶店のコーヒーのレベルには遠く及ばないものであった。

ただ、このお店はブラジル国内で流通している一般的な豆(国内消費用の低グレードのもの)とは違い、農園指定でよい豆を仕入れていると聞いていたので、どうしてこんなに・・・

と、思ったのだが、その理由はこれらのへんてこな抽出方法というのが一つ。

そして、いろいろと見て回るうち、焙煎に対する理論的欠落によるものではないかということが分かってきた。

そのあたりは、またこんど気が向いたら。

 

さて、今日は次女と末娘のバレエ発表会だった。

次女は、幼いころなんでも長女と同じことをしたがったので、長女が習っていたバレエも3歳からはじめた。

高校卒業に当たる今年は、中高生クラス最後の発表会。

私もいろいろと思うことが多いものだったが、次女にとっては本当に感慨深い発表会だったのではないかと思う。

15年間、本当によく頑張りました。

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